お寿司屋ほまれの自転車操業的日記

寿司屋ときどき自転車

アイスみたいな 名前やのぅ~

2011-02-28 14:35:33 | 日記
もうすぐ 春ですなぁ~

花粉症のおいらの鼻がムズムズしだす頃に

ぼちぼちと 春の物が 市場に入荷され始めます




殻付きの「トリガイ」です 春が旬です

「トリガイ」ってこんな貝殻なんですねぇ~ 知ってた・・・





割ってみたらこんなんなんですが 何かモゾモゾしてる

しばらくすると ちいさいカニが出てきた





あんまり 機敏な動きではないんで すぐに捕まえられる カワイイ奴です





アップにしたらこんなんです

しかし どっかで 見たような感じ・・・



そうそう 貝の味噌汁なんか食べてると 出てくるあのちいさいカニ・・・

誰もが 一回くらいは 見たことがあるはず 

まあ 大体 貝と一緒に茹で上がってしまって ほんのりと赤くなっているやつだと思うんですが

生きてる時は こんなんです








裏返したら こんな感じ 

一回ひっくりかえしたら ドン臭くて なかなか 元に戻れん・・・

一応こんなやつにも ちゃんとした名前があります

「貝の味噌汁食べてたら たまに出てくるカニ」ではなく

「ピンノ」・・・

そう「ピンノ」 カワイイ名前ですなぁ~ 

主に二枚貝などにメスだけが寄生してるので 貝の味噌汁食べてたら出てくる訳です・・・
 

「ピンノ」にも「オオシロピンノ」「クロピンノ」「カギツメピンノ」

など何種類があるらしく おいらはよく解りませんが おそらくこいつは「クロピンノ」か「カギツメピンノ」やろか
 




今回は 珍しく オスの「ピンノ」も一緒に出てきよった

なんでも オスの「ピンノ」は貝に寄生はしないらしく 何の時だけメスのいる貝に入って何をするそうで

すると おいらは何をよろしくやっている最中に無理やり 扉をこじ開けてお邪魔してしまった

野暮なやつ ってなわけか・・・


大変失礼いたしました




さあ 続きをお楽しみくださいませ「ピンノ」様





お久しぶりっす・・・

2011-02-25 01:04:54 | 日記




「アオリイカ」を捌いていたら

こんな 小魚が出てきた・・・

その日仕入れた「アオリイカ」は釣りで獲られたのではなく 網で取られた物で

同じ網にかかって パニックったあげく運悪く「アオリイカ」の胴の中に逃げ込み

捕まってしまった かわいそうな小魚たち・・・




アップにしたらこんな感じ

市場に入荷される事がないので 見た覚えが無いはずなんやけど

何か見覚えがある・・・

「うぅ~ん何やったっけなぁ~

考える事 数時間・・・


「おっ 思い出した

「8年前に 18才でもないのに「青春18きっぷ」で尾道に社長と行った時に食べた小魚や

尾道で泊った民宿の方に教えてもらった すごい路地裏にあった小さな居酒屋で

炙られたこいつを 食べた記憶が鮮明に思い出されます

こいつを出されたとき「何やこれ」と思ったけど

香ばしく 炙られたこいつを

食べてみたら意外と美味で 一杯食べた記憶が・・・

何か地方名でメニューに書いてあったけど 思い出せない

調べてみたら 標準和名「オキヒイラギ」

どちらかと言えば 外道扱いされているらしいのですが

高知では「にろぎ」と呼ばれて干した物が名物になっているそうな

どうりで 美味いわけやね

しかし イカの中に逃げ込むとは ドン臭い奴らやね~

おかげで 久しぶりに会えたわけやけど

尾道での名前 何やったけ・・・

うぅ~ん 思いだせんなぁ~




















触らんといて・・・

2011-02-24 00:25:44 | 日記


これを見て すぐにわかる方は かなりの「てっちり」好き・・・

そう 「とらふぐ」の口です 

「てっちり」の具材がもられた 皿の上に必ず何個かのっかっている「とらふぐの口」

これを見るといつも 思い出す事があります・・・


あれは20年ほど前の 雪が吹きすさむ寒い冬の夜の出来事

当時 まだ見習い中のおいらは 夜12時までが仕事で 住み込みだったおいらは

朝4時まで 営業している お店でダラダラと過ごすことが多く

その日も ダラダラと過ごしていると 

親方が「てっちり 食べるか~ 食べるんやったら 水槽から上げて自分で捌けよ~ 」

チャンスです なかなか1から河豚を下ろす機会のない見習いのおいらにとっては

いい勉強になります もちろん何度も途中までとか途中からとかは下ろした事はあるんで

問題はないんやけど 通して下ろすのは初めてで ちょっと もたついたりしながらも

「てっちり」の準備ができました 一人で食べるにはちょっと多いので 

親方が良く知っている おいらの幼なじみも呼んでやれというので 急遽呼び出し

幼なじみと二人で「てっちり」の開始です

疑い深い 幼なじみは「大丈夫か ほんとうに大丈夫か」と

おいらの腕を疑いながらも

「めっちゃうまい」 を連呼していっしょに 気分良く食べていました


が・・・ そこで事件がおきてしまったのです


初老のちょっと多くお酒を飲まれた紳士(噛み砕けば ただの酔っぱらいのオッサン

が おいら達のテーブルに近づき

「お~ てっちりか~ ええのぉ~ てっちりはこの口の所がうまいんやぞ~ 知ってるかぁ~兄ちゃん・・・」

と おもむろに おいら達の河豚の口をつかみ 唇をプルプルさせ始め ニヤニヤと笑い始めました

まだ 若く見習いのおいらは 酔っぱらいのオッサンのうまいあしらい方も知るよしもなく

幼なじみは 凍ったまま おいらは顔をこわばらせ されるがまま

ひと通りオッサンの講釈が終わるまで耐えるしかありませんでした

やっと オッサンの講釈が終わり おいら達の河豚の口を返してくれそうになった時

あろうことかオッサンは河豚の口に あつ~いキスをしてお皿にのせやがった

「最悪・・・」

もちろん その 河豚の口は食べられる事無く 最後までお皿に残ったままでした・・・


あのオッサンどうしてはんのやろ・・・





おしまい




寿司屋は危険でいっぱいだ!!!

2011-02-22 12:01:18 | 日記


おぉ~ かなり危険です・・・

食い合わせが悪いとされる 「鰻と梅干」 こんなん寿司屋に普通にあるやん とある日気づいてしまった


お客さんが サラッと注文された握り寿司の中に 「うなぎ」が入っている場合

最初の方にお出してしまうと 「うなぎ」のタレや脂分で後から食べるお寿司の味がわからなくなると

ちょっともったいないんで 一応考えて 後半もしくは最後にお出ししたりしていたんやけど

もしかしたらすごい間違いを おいらはしてたかも・・・


最後の締めで さっぱりと「梅しそ巻き」を食べられるお客さんが多く

おいらは 知らず知らずのうちに 「うなぎ」の後に「梅しそ巻き」をお出ししていた可能性がかなり高い

もし この食い合わせが本当に悪く最悪の場合 

おいらは お客さんに知らない間に 毒を盛っていたと同じ事になってしまう・・・




このままでは良くない・・・

大変気になるんで 食い合わせについて 調べてみた

「うなぎに梅干」に始まり

「カニと柿」

「ハマグリととうもろこし」

「ゴボウと鮎」

「蛸と梅」

「松茸とあさり」

などなど・・・

これは かなりヤバイです 寿司屋にある 食材がふんだんに含まれている 考え物です・・・


もし 本当に食い合わせが悪く お腹が痛くなったりしてしまえば 業務上過失傷害罪

最悪 死に至る事なんてあったら 業務上過失致死罪

これからは 気を付けなければなりません・・・


まあ おいらにとってキケンな食い合わせは

「ラーメン 半チャーハン 餃子」のセットとかの方が危険かもね・・・



ただいま 4キロ増量中です


 

 

何で そんなこと 知ってんねん!!!

2011-02-17 11:55:25 | 日記


なんて事はないただの「真鯛のウロコ」なんやけど

ちょっと気になる事が あります




「真鯛のウロコ」のアップです よく見ると

波状に模様が入っています

「なんでやろ


そこでふと 昔の事件を思い出します

「東芝機械COCOM違反事件」 

COCOM(対共産圏輸出統制委員会)なんとなく学校で習った記憶があるなぁ~



原子力潜水艦のスクリュー音を減少させるための加工が出来る

工作機械を東芝機械が 旧ソビエトに虚偽の申請で輸出したという事件です

なんでも スクリューの形状や表面の処理の仕方で静粛性が全然違うらしく

水中をソナーだけで航行する原子力潜水艦にとって 敵に発見されないための

まさに それは生命線なわけですなぁ~


ちなみに うちの社長が昔勤めていた会社のボールベアリングも精度の良い物は COCOMの対象やったらしいです

ということは BORAとかレーシングZEROとか 良く回るホイールは

もしかしたらCOCOMの対象になってたかもしれんね~


 

そう きっと この「真鯛のウロコ」の波模様も何か意味があるはず

そーっと 獲物に音を立てずに近づくためとか 水の抵抗が少なくて速く泳げるとか

鯛なりの工夫ではなかろうかと思っておるわけです・・・


そうやったとしたら 何となくそんな事を知ってる鯛って



すごいな




宇宙人もビックリやね!!!

2011-02-12 11:53:48 | 日記




こいつは 何でしょう

スーパーなんかに並ぶ事は ほぼ無いと思うんで あんまり なじみの無い魚です

標準和名「ニザダイ」っていいます

磯釣りが好きな方なら ご存知と思います 

旬は冬 岩礁域の比較的浅い所に生息していて

ちょうど今頃に市場に 少量入荷することがあります

市場に入荷するときは「サンノジ」って言う名前で通っているんやけど

見ての通り しっぽの所にある黒色の柄が 漢字の三に見えるから・・・

まあ そのまんまやね・・・




こうすると 良く解る・・・ 一番上は見ないでね・・・

おぉ~っ 確かに 三に見える

こいつは 四つあるけど たまに五つあるやつもいてたりするらしいです




皮目はこんな感じ

「ニザダイ」って名前のクセに 鯛よりも「カワハギ」に近い魚なんで 

一切ウロコはありません ザラザラしてます 鮫肌っぽい




こんな 感じの顔をしてます なんとも すっとぼけた顔です・・・


あんまり 寿司屋とは馴染みの無い魚で おいらも存在こそは知ってたんやけど

いままで 使ったことや ましてや 食べた事すらありません

聞くところによると 磯の魚特有のクセがあり 味は微妙とか・・・


和歌山なんかでは「サンノジ」のほか「カッパ」なんても

呼ばれてるらしく

某回転寿司で 出したら本当に「○ッパ寿司」になって

オモロイのに

もったいないなぁ~



ある意味 美味しいのに・・・



 







ややこしすぎる・・・

2011-02-10 10:59:15 | 日記


これは 「ひらめ」でしょうか

「かれい」でしょうか

もう いい加減 「ひらめ」と「かれい」の見分け方も 解ってきた頃やと思います




顔のアップです 「左 ひらめ で 右 かれい」なんで そんなん簡単

目ん玉が 左側やから 「ひらめ」と思ったでしょ・・・

「ハ~ズ~レ~ ブッ ブゥ~

惜しいけど 違います 

以前に 例外が あっるって言ってたでしょ

こいつが その例外で 「テンジクガレイ」って言います

同じヒラメ科の「ガンゾウビラメ」に混じって 入荷していました

旬は 冬で 淡白な白身 身がしっかりとしているので 薄造りにして ポン酢で食べると美味しいです

なんでも 旬の冬以外では 淡白すぎて味がしないとか 

おいらは 市場に入荷される冬しか 食べた事がないんで よく解らんけど 

味が無いって どんな味やろ・・・


本当はヒラメの仲間なのに 何でかわからんけど「カレイ」って名前に付いている不思議なやつ・・・

「ガンゾウビラメ」にそっくりなんで 市場でも特に選別されていない可能性もあるような感じ

なんせ 魚屋さんも良く解らない マニアックな 魚です・・・ 

もしかしたら 釣り好きの人の方が詳しいのんと違うかな





裏側です







良く見ると 左右に 二つの丸い紋様が・・・



「ガンゾウビラメ」と「テンジクガレイ」の見分け方は

表側の側線の上に 丸い紋様が「ガンゾウビラメ」は頭よりに 一つだけ

「テンジクガレイ」は頭よりと尻尾よりとで あわせて二つ ぱっと見の違いはそれだけなんで

見分けづらい訳です たったそれだけで 「ひらめ」やったり「かれい」やったり




ほんま ややこしい・・・・ 




あか! あお! くろ! 三つそろって・・・

2011-02-08 12:22:20 | 日記


英語で言うところの「SEA CUCUMBER」 ~海のキュウリ~

漢字で「海鼠」 ~うみねずみ~ 

どう見ても あえて言うなら○○○にしか見えんけど

おいらにも 立場があるんでこの辺で・・・


「なまこ」です なまこはなまこでも 「あかなまこ」見てのとうり 赤いからです

ほかに 「あおなまこ」や「くろなまこ」なんてのもあるんやけど

関西では「あかなまこ」が人気で なんでか関東では「あおなまこ」が人気です

食感は「あかなまこ」のほうが少し硬めで 「あおなまこ」は軟らかめ どっちが良いとかは

好みの問題で 関東では「あおなまこ」のほうが高値が付くって 聞いたことがあります

「くろなまこ」は残念ながら市場では見た事がないです おもに加工用として利用されているらしく

もしかしたら 中華料理で使うキンコ(干しなまこ)とかになってるんやろか

「あかなまこ」は岩場に生息していて「あおなまこ」や「くろなまこ」は砂泥底に生息しているらしく

種類を分けているのに 何故か三つひっくるめて「まなまこ」として扱われているのが不思議です・・・


旬は 今頃 冬です むしろ冬以外に市場に入荷しているのを 見た事がないくらい

ほかの時期はどこにおるんやろ

関西では 三重県鳥羽産の物が人気で 表面のイボイボがはっきりした 重めの硬いものを選びます

あんまり触っていると表面のイボイボが写真みたいに 解けてきます 

さらに 触り続けると ドロドロになってとろけてきて 大変な事に・・・

でも 大丈夫 「なまこ」はちゃんと再生します ほっとくと元通りになります

まあ その前に食べてまうんやけどね

食感が 大事な 「なまこ」 薄めにスライスして ポン酢で食べるのが一番美味しいかと思うんやけど

硬くて 食べづらい時は スライスした物を沸騰した番茶にさっとくぐらせて 「茶ぶりなまこ」にすると

軟らかくなって 食べやすくなります




ひっくりかえしたら こんな感じ 小さな白いプツプツがありますが

「管足」っていう小さな吸盤の付いた足で 無数にあります 手のひらに「なまこ」を置いていたら

「管足」がええ感じに吸い付いてきて ちょっと気持ちがいい って

おれは 変態か



こっちは 口側・・・




こっちは ケツ側 なかなかなまこのケツは見ることは ありませんよ

まあ よく見てください・・・






リラックスしてる時は こんな感じで なんか「ぶわぁ~ッ」て広げてます



そういえば グアムの海岸にいてた 「なまこ」は「何なまこ」やったんやろ

そもそも 食べられるんやろか 

今度行く時は ポン酢持って行ったろ~ あっ あと もみじおろしも・・・


入国審査で 止められへんやろか


   


 

どんな PLAY?

2011-02-07 20:05:49 | 日記
今朝は 目が覚めるまで 爆睡

最近は足の調子が悪く 自転車から離れがちでしたが 

マッサージやストレッチ ガンプラ製作や芋焼酎のお湯割りなどを呑み続けたりと リハビリ的な事

続けて 何とか 70%ほど 回復してきた感じです

昨日の迅速錬では 簡単にチギられちゃったけどね


どうやら おいらの足のしびれの原因は 梨状筋症候群という お尻のインナーマッスルである梨状筋が過度の緊張を

おこして坐骨神経を圧迫し 坐骨神経痛に似た足のしびれを起こすという ちょっとやっかいな症状らしいのですが

なんとか回復に向かってきた感じなんで ヘボくなってしまったおいらに気合を入れるために

久々のチャリンコのパーツを購入です




今 何故かチーム内で流行っている「SPEED PLAY」 

フレームがLOOKなんで LOOKのペダルにこだわっていたんやけど

クリートキャッチがしやすいという理由だけで あっさりと交換 

クリートキャッチが下手なんでね へへへ・・・

ナイナイ君ごめんね・・・ 



だらだらと 流れ橋までのLSDをすませて 早速ドクターに取り付けてもらいました 



こんな感じです


なかなか はめづらいんやけど 慣れてくると はめやすいらしい

まだ よく解らんけどね・・・



そろそろ 焦らんとぼちぼち いっときますわ