ブログ小説 過去の鳥

淡々と進む時間は、真っ青な心を飲み込む

死に方いろいろ

2008-06-02 15:44:05 | 似非エッセー
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080601ddm041040146000c.html

 人にはさまざまな死に方がある。
 宇井昇さん。
 まあ、天寿をまっとう。
 日本の文化を刻んでいた名アナウンサーの孤独死。
 裏通りの古びたアパートで。

 川田亜子さん、うつ病という難儀な病に突然発症し、
 まったく予期せぬ死。
 ベンツの中で、急いだ死。
 同じアナウンサーだが、何か象徴的。

 が、どのように死んでも、大差はない。
 死は孤独。
 現世と別れ、幕を閉じる。
 一人っきりの旅立ち。

 今日、梅雨入りしたらしい。
 しとしと降る雨。
 アジサイも色づきはじめた。
 庭のシジュウカラの巣箱では、2化目の雛がそろそろ孵りそう。
 電線ではムクドリがギーギー鳴き、
 遠くで草刈機の音が。

 霧のような雨がしとしと降っている。