『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

2008-07-10 12:02:51 | シネマ






『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
出演: レオナルド・ディカプリオ, トム・ハンクス
監督: スティーブン・スピルバーグ



1980年に出版されたフランク・W・アバグネイルJr.の自伝に基づいた作品。

アバグネイルは1960年代、両親の離婚が元で16歳で家を飛び出し、
パイロット、医師、弁護士といった職業人は大きな社会的信用力を持つことを発見する。
以来、実際には在籍さえもしていない、エンブリィ・リドル航空大学、ハーバード・メディカルスクール、
バークレー・ロースクールなどを卒業したと偽り、
約5年間にわたって医師や弁護士など少なくとも8つの偽名を駆使、
当時のレートで250万ドル以上に相当する不渡り小切手を26カ国で乱発した。


映画はコメディタッチで、ディカプリオもハンクスも、ま、頑張っているのだが、
どうも、その、キャラクターを生かしきれていない感じがした。
クリストファー・ウォーケンについても、
この役柄はキャラ違いで、ウォーケンが可哀そうってものだ。

どうもこういうキャラの濃い主役級を複数使うと、
紳助とさんまが絡んでいるような、
美味いキムチで上等の赤ワインを飲んでいるような違和感があって、
作品としての“醸し”に欠ける気がする。


映画を観てなるほどなぁ、、と思ったのは、
アバグネイルの父親の
「ヤンキースがなぜ強いかわかるか?縦縞のユニフォームのおかげさ。
 あれを見ただけで他のチームの選手は縮み上がるのさ」
というセリフだ。

つまり、、、『人は見かけで判断する』、、ということ。

それにしても、こんなに人は簡単に騙されるものか?と訝しくも思ったが、
近頃のエビ養殖の被害額などを見れば
“さもありなん”とも思わないでもないところでもある。 




★★★☆☆







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