ガンバレ健太!

手の離れた息子に叱咤されてるダメ親父の日記

2015年05月03日 11時03分29秒 | 学校
一昨日初めての記録係を務めた健太は会館に泊まり、昨日例会を終えて帰ってきた。
健太の学校は土曜日も授業があるので2日間休んだのだが、学校は2日とも公欠扱いにしてくれている。

昨年の11月に県内で将棋大会があった。7月に初めて将棋大会に出場した私もそれっきりになっていたのだが、その大会には出場することにした。
と言うのも脇謙二八段が来られることを知ったからだ。脇八段は健太が奨励会を辞めた時の幹事で、当時いろいろとお世話になっていたからだ。

当日、脇八段に挨拶もでき自分の対局も終え、帰る間際に懇意にしている県連の役員さんと話していると、初めて見る年配の方が
「あんた、健太君のお父さんかね?」と声を掛けてきた。私が「はい、そうですけど」と答えると
「健太君どこの高校行くんやね?僕○○高校で将棋教えとるんやけど、健太君○○高校来んかね?」と言ってきた。
聞けば元○○高校の校長で定年後将棋部を教えているとのことだった。
親しみやすい人柄と元県立高校の校長の肩書に私は正直に息子の進学の悩みを相談した。

受験までの数ヶ月も将棋があって追い込んで勉強できないこと。入学後も、勉強が厳しい学校では辛いこと。
それでも将棋がダメなときは大学に進学させたいこと等々。私の悩みを聞いた後に元校長は
「健太君ならAO入試でどこの大学でも入れるぞ」と言われた。いつもなら話半分に聞く私も、
元県立進学高校の校長で、将棋に関して言えば6年前に県内で開催された高校の全国大会で実行委員長まで務められた方の言葉だったので、目の前が開けた気がしたのだ。

そして元校長は「△△高校の校長しっとるで話したろか?」と言われた。
△△高校は家から2キロの学校だったが、私立高校だったので全く気がなかったのだ。
県内では私立高校は県立高校のスベリ止めのイメージが強く、健太も私も全然候補に上げていなかったのだ。

1週間後△△高校の校長と面談する機会を設けてもらった。
校長には「息子の夢を応援している旨」を話した。
「勉強は2の次になりますがいいですか?」と聞くと
「是非夢を追いかけてください。学校をあげて応援します。将棋には最大限配慮します」と言ってもらえた。

そして「私立高校は企業ですから」と言われた。
企業だからお客さん(生徒と保護者)の要望には出来る限り応えたいとの意味だったと思う。
これが決め手で、この高校に進学を決めた。

元校長はと言うと、健太のことで校長と連絡をとったのが切っ掛けで、頼まれて4月から△△高校の顧問になった。
「今までは部外者やったけど、これからは関係者やで困ったらなんでも言えよ」と健太に言って下さったようで本当に心強い。

高校に入って1ヶ月が経つが、健太は本当に楽しそうに過ごしており、いい高校に入ったと感じている。
あの時、脇八段が来られなかったら元校長に会うこともなかっただろうし、息子は△△高校に進学することもなかっただろう。
縁があったんだと思う。


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