ガンバレ健太!

手の離れた息子に叱咤されてるダメ親父の日記

奨励会 お金の話 その1

2011年01月28日 11時23分22秒 | 奨励会
奨励会7級だった健太が3月の第一例会で3連敗して帰ってきたことがあった。
その前に1敗を残していたので、これで通算4連敗となった。
負けることは仕方がないことだし、その結果として退会となっても、これもまた仕方がないこと。
ただ私を悩ますこととなったのは、その時期だった。

奨励会は3月末に次年度の会費1年分(12万円)一括納付することとなっていて、途中退会となっても一切返金がない。
通算4連敗の健太が次の3月第二例会で3連敗してこれば、通算7連敗となり、退会を免れるには会費12万円を払い、
4月の第一例会で、1局目勝ちかつ2局目勝ちかつ3局目に勝つしかないのだ。(つまり3連勝)
1敗した時点で、即強制退会となる。

3連敗して帰ってくる健太に3連勝は期待できない。
可能性がゼロではないことは分かっていても、ほとんど可能性がないことも現実だった。
しかし普段から健太に「やる前に諦めるな!」とか「やってみな分からんやろ!」と言っていた私にとっては、
敵前逃亡するのは、筋が通らないこととなってしまう。
かと言って最短1局12万円・・。

結局私は、次の例会(3月第二例会)で1勝でもしてこれば、次回期待して(4月の第一例会で2勝1敗以上)会費を払う。
3連敗してこれば、会費を払わず自主退会とすることを健太に告げた。

私が期待していたのは大ピンチ(6連敗7連敗)になる前に、この逆境を乗り越えて欲しいということだった。
7連敗となる前に、3月第二例会で勝って来ること。
ここを乗り越えることがこれからの奨励会人生での健太の大きな自信となるはずだと感じていた。

結果は3月第二例会で2勝し、4月第一例会でも星を拾いピンチを乗り越えた。
(しかし、その後の展開はご存知の通り 笑)

後から振り返り、あの時健太が3連敗してきて、会費を払わず自主退会させていたら、私は一生後悔することになったと思う。
それでも、次又同じ状況になったら、私は後悔すると分かっていても払わないだろう。

払うことがあるとすれば、健太が強く「絶対に頑張るで、お願いします!」言ってきたときだけだ。

私にとって大事なのは、お金でも結果でもなく、
健太自身の気持ちなのだから。







オール学生

2011年01月08日 21時40分57秒 | 将棋
今日は東京で開催されたオール学生に健太一人で出陣。
6時に岐阜駅に送っていき、健太から「竹橋着きました」と連絡があったのが8時半。
東京駅から大手町駅が「結構距離があった」以外は順調だったようだ。

予選は○●○で何とか通過したが、決勝トーナメント初戦の相手は学生名人だったよう。
どこからか学生名人の噂を聞いた健太が送ってきたメールにはこんな風に書かれていた。

『Tさんの24のレーティング 三千点らしいです。
 そんな人とやれるなんて夢にも思っていませんでした。
 東京に来てよかったです。』

健太の将棋がTさんに通じるわけもなく完敗。
感想戦では優しく詳しく教えて頂けたようで喜んでいた。

5時過ぎまで会場で観戦して、帰宅したのが8時。
明日はアマ王位東海大会に出陣。


p.s. 桂悟父、たく父 
   息子に挨拶頂いたようでありがとうございました!
   またお伺いすると思いますのでよろしくお願いします。