斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

東京ベイシティ交通の3扉車

2008年12月22日 23時14分51秒 | バス
 世間では東京ディズニーランドが有名な千葉県浦安市にエリアを持つ事業者が東京ベイシティ交通ですが、その事業者は
 長尺3扉車
 を保有しています。これは沿線に大規模団地や学校などが立地していることから、ラッシュ時において輸送力が求められることによるものです。
 3扉車はほとんどがいすゞと日デで、しかも尺もホイールスペースが5.5~6mの長尺が多いのが特徴です。現時点の一般路線車はほとんどいすゞだそうですが、ノンステおよびワンステ以降は2扉となったことから3扉車は数を減らしつつあります。3扉車を紹介していきます。


 いすゞキュービックの3扉車です。前扉が乗車用で、それ以外は降車用として用いられています。しかし、側面行先表示器は前扉後ろと中扉後ろの2ヶ所に設けられており、しかも両者でサイズが異なっています。前のほうは小型ですが、後ろのほうは大型を採用しています。このようにサイズの異なる側面行き先表示器を備えているのは東京ベイシティ交通だけでしょう・・・。


 上の写真の車両のリアです。リアといっても、特別なところはありません・・・。3扉がかなり目立ちます。


 3扉車はキュービックだけではなく、
 富士7E
 も投入されています。写真の車両はいすゞですが、富士7Eでもキュービックとはほぼ同一仕様です。ただ、後扉の手前にある窓が固定窓になっています(キュービックは逆T字窓)。このように車体によって微妙な差があります。これらの比較も面白いですね・・・。


 近年の新車であるエルガのワンステです。ワンステとノンステは3扉にすることが不可能のため、やむなく2扉で投入されています。しかし、長尺は引き続き採用されており、ワンステはQ尺を採用していますが、ノンステはQ尺の設定がないため、N尺(標準尺)で投入されています。東京ベイシティ交通の独自仕様はなくなりつつありますが、長尺志向はまだ変わっていません。

 以上が京成グループの中で独特性が強い東京ベイシティ交通でした。

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