斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

岩国市交通局

2012年01月09日 13時03分48秒 | バス
 山口県最東部に位置する岩国市を中心に路線バスを運行している
 岩国市交通局
 は残り少なくなった地方の公営事業者の一つです。岩国市交通局は乗客減から早い段階で大型車から中型車化が進められ、現在は全車が中型車以下という状況になっています。それでも観光地に錦帯橋を抱えることから観光輸送にも力を入れています。


 私が見かけた中でも最古参にあたる1991年式の
 エアロミディ
 です。岩国市交通局では元々三菱ふそうと日野を入れていましたが、それぞれのメーカーにおいて投入時期にばらつきがあったため、現時点でツーステは大部分がエアロミディになっています。2段窓に折戸の中扉という仕様がスタンダードですね。


 こちらは1996年式のエアロミディで、KC代にあたります。KC代からバンパーの形状が変わり、クーラーコンデンサも後部へ移動しています。他は基本的にU代とほぼ同じです。


 こちらは1996年に投入されたリエッセですが、子供たちが応募した作品の中から優秀作品をペイントしたもので、
 せいりゅう号
 という愛称が付けられています。この車両はコミュニティバスのくるりんに投入されています。


 こちらは1999年に投入されたファンタスティックバスの
 いちすけ号
 です。岩国駅~新岩国駅~錦帯橋を結ぶ路線用として投入したもので、観光輸送を目的としたものです。シャーシは日野RJのものそ使用しています。


 こちらは1999年式のエアロミディで、
 ワンステ
 です。中扉が4枚折戸になった他、クーラーコンデンサが前寄りになっているのがポイントです。2台のみの存在です。写真の車両は岩国市交通局の子会社のいわくにバス所属です。


 こちらは1999年式の
 リエッセ
 です。乗客の少ない路線用として投入された車両です。小型車は中型車とは違う塗色が採用されています。写真の車両はバリアフリー法制定前に投入されたものですが、制定後に投入されたものはリフト付きになっています。




 こちらは2002年に投入された
 レインボー
 です。ワンステになっていますが、2段窓と4枚折戸という仕様はそのまま引き継がれています。見た目ではKC代っぽいですが、れきっとしたKK代です。2002年式は3台いますが、それぞれ個性を持っています。176は車上に広告板が残っています。177は岩国市出身作家の宇野千代氏の代表作「おはん」のラッピングがなされています。178は岩国市出身漫画家の弘兼憲史氏の代表作の「島耕作」のラッピングがなされています。



 最近は
 レインボーⅡ
 のノンステの投入が続いています。上の688は2008年式、下の737は2009年式です。どうやら、2002年の投入からしばらく新車の投入が中断していたものが、2008年から再開したようです。レインボーⅡになってからは窓が逆T字窓になるなど標準仕様になっています。


 こちらは2009年に投入された
 ポンチョ
 です。くるりんバス用として投入されたもので、小型車の標準塗色になっています。尚、ショート車が選択されています。


 岩国市交通局といえば、2006年に参入した高速バスの
 錦帯ブルーライナー
 でしょう。錦帯ブルーライナーは広島~岩国を結ぶ高速バスですが、公営事業者が高速バスを運行するのは珍しい方です。高速バスの運行にあたって古参の貸切車を転用しています。写真の車両は1988年式のブルーリボンです。
 尚、高速バスは2010年にいわくにバスに移管されています。

 以上です。

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