京都特急ニュースター号運行開始

　２０１１年３月１７日より布施駅～京都駅を結ぶ新しい高速バスの
　京都特急ニュースター号
　が運行を開始しました。この路線は東大阪から京都を結ぶ目的です。これまでは近鉄やＪＲなどで何度かの乗り換えと時間と運賃がかかっていたので、高速バスによって直行しようというものです。運行事業者は貸切バスを運行している大阪バスで、大阪バスにとって初めてとなる路線バスとなります。そんな京都特急ニュースター号に乗車しましたのでレポートします。

　こちらは
　布施駅
　の乗り場です。大阪市バスの８６系統が発着する北口乗り場から出ます（京都駅は八条口）。時刻は毎時０分発の１時間ヘッドです。私が乗った時は昼前の便でしたが、乗客は２０人ほど乗っていました。数人程度と予想していただけにまあまあの乗り具合です。
　高速バスは布施駅を出た後、一般道を走り、門真南ＪＣＴから第二京阪道路に入ります。布施駅から第二京阪道路までそれなりの距離があるため、約３０分を要しています。その後、第二京阪道路をひたすら通って、久御山ＪＣＴから阪神高速道路８号京都線に入り京都駅を目指す事になります。第二京阪道路の開通では直Ｑ京都号の成功だけでなく、京都特急ニュースター号のような東大阪から京都を結ぶ高速バスの新設につながりました。つまり、第二京阪道路の開通が高速バスに
　大きな影響
　を与えた事になります。

　前面行先表示は京都特急ニュースター号＋行先が表示されています。それだけでなく、窓には運行区間や所要時間や運賃が記載されており、高速バスをＰＲしています。布施駅～京都駅間は７０分８５０円ですが、一番安い近鉄乗り継ぎで言うと約１時間１５分８６０円なので、高速バスがやや有利となります。所要時間は７０分ですが、実際は早着するケースが多く、大体６０～６５分で着きます。

　車内案内表示です。液晶ディスプレイによる表示です。尚、この高速バスの途中停留所が無いので、案内は注意喚起が中心です。そして、車両に搭載している運賃箱は小田原製の最新のもので、乗車時に整理券箱から整理券（バーコード付き）を取って、支払時に整理券箱と共に運賃を支払う仕組みになっています。

　布施駅前に掲示されていた
　ＰＲ幕
　です。大阪バス運行ながら積極的にＰＲしている事がわかります。高速バスなので全員着席は当たり前ですね・・・。

　運行間もないという事で乗車時に
　開業記念乗車優待券
　をもらいました。この券を使うと５００円で乗車する事が出来ます。ただ、この券を切り取ると無効になってしまいます・・・。因みにこの券の裏には大阪バスの社印が押されています。

　高速バスの運行開始に合わせて投入された
　エアロエース
　です。ＬＫＧ－ＭＳ９６ＶＰで、直結クーラー仕様になっています。そもそも、大阪バスは三菱ふそうを投入しているので、エアロエースの投入は自然の成り行きです。私は４台入っているのを確認していますが、ナンバーやサイトなどから大体６台入っているようです・・・。
　エアロエースは４列シートかつトイレ無しの仕様になっていますが、補助席も用意しており、貸切車に近い構成になっています。座席には除菌がなされています。

　こうして運行を開始した京都特急ニュースター号ですが、運行開始を聞いた時は本当に上手くいくのかと疑問に感じたものです。しかし、私が乗った便で約２０人乗車するほどまぁまぁな感じでした。上手くいくといいのですが・・・。京都～大阪を結ぶ高速バスが出来たので、大阪へ行く時でのんびりしたい時に使えそうな感じですね。