岐阜バスではこのほど
連接バス
を2台投入し、3月27日よりJR岐阜駅~岐阜大学病院の路線にて営業運転を開始しました。連接バスは長良川にちなんで
「清流ライナー」
と名付けられました。
連接バスは神奈川中央交通と京成バスで投入実績のある
メルセデス・ベンツ・シターロG
が採用されています。国内では3例目となります。基本的な仕様は神奈川中央交通と京成バスと同じですが、塗色は岐阜バス標準の赤色をベースに窓上には金帯が付くという感じになっています。連接バスは柿ヶ瀬営業所所属です。
尚、連接バスが関東以外で投入されるのは今回が初めてとなります。
連接バスの車内です。シターロGの標準的な車内構成になっています。この連接バスは非常扉が無いため、脱出時には車内に備え付けられたハンマーで窓ガラスを割るという形になります。写真にはそのハンマーが写っています。
岐阜バスの場合は清流ライナーという愛称が付いているためなのか、車内天井に長良川の絵が描かれています。
連接バスは通常、JR岐阜駅~岐阜大学病院線に入りますが、運行は平日のみです。しかし、岐阜バスではお客様に対して連接バスを体験していただきたいという趣旨で3月いっぱいと4月2日から5月8日までの土休日において特別ダイヤにおいて運行しています。それが
ぐるり体験バス
です。このバスはJR岐阜駅を起終点にJR岐阜駅~岐阜大学病院の大部分のルートを使ってぐるりと回るというルートをとっています。このバスは体験することが目的なので終点までノンストップになっています。運行は9時~15時の1時間ヘッドで、1周35分です。
そのぐるり体験バスに乗車しましたのでレポートします。
私が乗ったのは朝9時の便。しかし、9時であるが故なのか、乗客は私ともう1人のたったの2人でした。乗客2人と添乗社員2人の計4人で出発。
岐阜駅を出た後、新岐阜は経由せずに
忠節橋通り
に入ります。幅広い4車線道路をひたすら北へ向かっていきます。これは通常運行時と同じルートです。
ぐるり体験バスはノンストップなので、先行しているバスを
追い抜いて
しまいます。まさに快速バスのような感じです。
忠節橋通りをひたすら通ると、
忠節橋
を渡ります。鉄道ファンならお分かりになるかと思いますが、この橋はかって名鉄の岐阜市内線が通っていたところです。岐阜市内線、揖斐線の列車がゆっくりと通過していた姿も過去のものになってしまいました。しかし、今は連接バスが颯爽と通過しているのです。
忠節橋を渡った後もひたすら北上し続けますが、正木北町南交差点で右に曲がります。いよいよ
折り返し地点
に来ました。そして、正木北町南交差点の次の正木土居交差点でまた右に曲がります。ここからぐるり体験バスの単独区間に入ります。因みに通常運行では正木土居交差点を直進し、岐阜大学を経て岐阜大学病院に至ります。つまり、連接バスは大学輸送に特化したような感じになります。
バスは正木土居交差点で
岐阜環状線
に入り、正木北町北交差点でこれまで通ってきた道に戻ります。つまり、折り返し完了となります。写真は岐阜環状線に入っていますが、くるり体験バスの単独区間となります。しかし、正木北町南交差点は狭いので、通常運行時のJR岐阜駅行きのみ岐阜環状線を通っているのかもしれません(乗ってないのであくまでも予想ですが・・・)。連接バスは特殊な車両が故に運行ルートの認可が必要なのですが、ぐるり体験バスの運行にあたっての新たな認可はやってるのかな・・・。
バスは行きで通った忠節橋通りをひたすら南下して
JR岐阜駅
に戻ります。因みに忠節橋通り及び金華橋通りから来たバスは岐阜駅北交差点からバスターミナルに入りますが、岐阜駅北交差点からバスターミナルに通じる道が狭いため、連接バスは神田町10丁目交差点でバスターミナルに入ります。
運賃は300円です。
ぐるり体験バスに乗ると、清流ライナーの
ポストカード
がもらえます。他に社員が清流ライナーのグッズの販売が行われていました。ただ、私が乗った便は乗客が2人だけだったので、社員は手持無沙汰で途中から座席に座っていました・・・。しかし、運転手は何と助役・・・。
上の写真は2011年に入ったブルーリボンシティハイブリッドです。ブルーリボンシティハイブリッドはこれまで市内循環線用に投入されていましたが、今回は純粋たる一般路線用として投入されています。撮影時は岐阜高富線に入っていました。所属はおそらく高富営業所になるはず。
中部で初めて連接バスが入ったわけですが、連接バス投入実績が全国的に拡大しつつあります。それにしても、乗車するだけのためのイベント便が出てくるとはビックリしたものです。連接といえば関東なので、関西からには遠い感じでしたが、関西に近い岐阜に連接バスが登場した事により、身近な存在になりつつありますね。
P.S. 本日乗った223系W12編成のモハ223-2003の車内の車番表示がシールになってた。しかもJR西日本標準字体ではなかったので、見るだけでも違和感やった。
連接バス
を2台投入し、3月27日よりJR岐阜駅~岐阜大学病院の路線にて営業運転を開始しました。連接バスは長良川にちなんで
「清流ライナー」
と名付けられました。
連接バスは神奈川中央交通と京成バスで投入実績のある
メルセデス・ベンツ・シターロG
が採用されています。国内では3例目となります。基本的な仕様は神奈川中央交通と京成バスと同じですが、塗色は岐阜バス標準の赤色をベースに窓上には金帯が付くという感じになっています。連接バスは柿ヶ瀬営業所所属です。
尚、連接バスが関東以外で投入されるのは今回が初めてとなります。
連接バスの車内です。シターロGの標準的な車内構成になっています。この連接バスは非常扉が無いため、脱出時には車内に備え付けられたハンマーで窓ガラスを割るという形になります。写真にはそのハンマーが写っています。
岐阜バスの場合は清流ライナーという愛称が付いているためなのか、車内天井に長良川の絵が描かれています。
連接バスは通常、JR岐阜駅~岐阜大学病院線に入りますが、運行は平日のみです。しかし、岐阜バスではお客様に対して連接バスを体験していただきたいという趣旨で3月いっぱいと4月2日から5月8日までの土休日において特別ダイヤにおいて運行しています。それが
ぐるり体験バス
です。このバスはJR岐阜駅を起終点にJR岐阜駅~岐阜大学病院の大部分のルートを使ってぐるりと回るというルートをとっています。このバスは体験することが目的なので終点までノンストップになっています。運行は9時~15時の1時間ヘッドで、1周35分です。
そのぐるり体験バスに乗車しましたのでレポートします。
私が乗ったのは朝9時の便。しかし、9時であるが故なのか、乗客は私ともう1人のたったの2人でした。乗客2人と添乗社員2人の計4人で出発。
岐阜駅を出た後、新岐阜は経由せずに
忠節橋通り
に入ります。幅広い4車線道路をひたすら北へ向かっていきます。これは通常運行時と同じルートです。
ぐるり体験バスはノンストップなので、先行しているバスを
追い抜いて
しまいます。まさに快速バスのような感じです。
忠節橋通りをひたすら通ると、
忠節橋
を渡ります。鉄道ファンならお分かりになるかと思いますが、この橋はかって名鉄の岐阜市内線が通っていたところです。岐阜市内線、揖斐線の列車がゆっくりと通過していた姿も過去のものになってしまいました。しかし、今は連接バスが颯爽と通過しているのです。
忠節橋を渡った後もひたすら北上し続けますが、正木北町南交差点で右に曲がります。いよいよ
折り返し地点
に来ました。そして、正木北町南交差点の次の正木土居交差点でまた右に曲がります。ここからぐるり体験バスの単独区間に入ります。因みに通常運行では正木土居交差点を直進し、岐阜大学を経て岐阜大学病院に至ります。つまり、連接バスは大学輸送に特化したような感じになります。
バスは正木土居交差点で
岐阜環状線
に入り、正木北町北交差点でこれまで通ってきた道に戻ります。つまり、折り返し完了となります。写真は岐阜環状線に入っていますが、くるり体験バスの単独区間となります。しかし、正木北町南交差点は狭いので、通常運行時のJR岐阜駅行きのみ岐阜環状線を通っているのかもしれません(乗ってないのであくまでも予想ですが・・・)。連接バスは特殊な車両が故に運行ルートの認可が必要なのですが、ぐるり体験バスの運行にあたっての新たな認可はやってるのかな・・・。
バスは行きで通った忠節橋通りをひたすら南下して
JR岐阜駅
に戻ります。因みに忠節橋通り及び金華橋通りから来たバスは岐阜駅北交差点からバスターミナルに入りますが、岐阜駅北交差点からバスターミナルに通じる道が狭いため、連接バスは神田町10丁目交差点でバスターミナルに入ります。
運賃は300円です。
ぐるり体験バスに乗ると、清流ライナーの
ポストカード
がもらえます。他に社員が清流ライナーのグッズの販売が行われていました。ただ、私が乗った便は乗客が2人だけだったので、社員は手持無沙汰で途中から座席に座っていました・・・。しかし、運転手は何と助役・・・。
上の写真は2011年に入ったブルーリボンシティハイブリッドです。ブルーリボンシティハイブリッドはこれまで市内循環線用に投入されていましたが、今回は純粋たる一般路線用として投入されています。撮影時は岐阜高富線に入っていました。所属はおそらく高富営業所になるはず。
中部で初めて連接バスが入ったわけですが、連接バス投入実績が全国的に拡大しつつあります。それにしても、乗車するだけのためのイベント便が出てくるとはビックリしたものです。連接といえば関東なので、関西からには遠い感じでしたが、関西に近い岐阜に連接バスが登場した事により、身近な存在になりつつありますね。
P.S. 本日乗った223系W12編成のモハ223-2003の車内の車番表示がシールになってた。しかもJR西日本標準字体ではなかったので、見るだけでも違和感やった。
岐阜でも、シターロG、走り出しましたね。
いつぞや、もっと西でも――と思いますが、ここから先、“標準塗装”を採用するパターンは出ないかな?……そんな事を感じています。
何処か、よそよそしい感じがする物で……何しろ、パリで採用されている車には、RATPの標準塗装が施されているのを見たので。
そして、223系にて、車番がシール貼りになった――との事ですが。
予想ですが、車番から想像するに、“改造&改番”があるのかな?――と、感じるのです。
恐らく、“3000番台”が含まれる、2000番台の初期型だと思いますが、何せ、モーターの数を減らした車両なので、空転自の回復が困難――と言う話を聞いていました。
ここに来て、225系が投入される――のならば、それによって置き換わるターゲットの一つになるのが“3000番台を含む、W編成”に成るんだろうか?――それによって、改造が成されて、余所に転じていくのかな?……そんな事を感じましたね。
――全くの、想像ですけど。
話は変わり、桜通線の徳重開業ですが。
これによって、緑区が栄えていく方向に進めばよいのですが――でも、それ以上に、車が無ければ暮らしていけないのが、名古屋と言う街ですからねぇ……暮らしていた感想から言うのですが、交通の便が良くなる事は大事だし、健闘を、祈るばかりです。
それでは、またです。
コメントありがとうございます。
シターロGを採用した事業者はみんな特別塗色ですね。特殊な車両が故にそうなっているのかもしれませんね。
シール貼りになったのはモハ223-2003だけですが、従来のプレートに何かあったため交換したものであり、改番を見越したものではないですね。というのは、他の車両は従来通りプレートです。2000番台1次車の0.75Mのシステムは時がたつにつれて問題が色々あるようですね・・・。
名古屋は車社会ですが、あくまでも郊外地の話であり、市内は公共交通が比較的賑わっていいるようです。桜通線は京都市地下鉄東西線と似たところあるような気がします。
223系、“改番”が前提では無かったんですね……。
深読みしすぎでしたね……でも、2000番台1次車の0.75Mのシステムには問題があるのも事実だし、このままでは終わらないのでは?――そこも含めて、今後が楽しみですね。
名古屋と言えば。確かに、郊外ではそうでした。
私が居た名東区が良い例でしたし――でも、“都心部”では賑わっていましたよね。
桜通線が出来て、都心に出るには便利に成ったろうし、何より、“駅が、町の中心”と言う意識もあるから、その意味でも、沿線がどう変わっていくのか――注目ですね。
それでは、またです。
コメントありがとうございます。
223系2000番台で0.75Mになっているのは3000番台の方ですが・・・。でも、2次車から元に戻った事は事実ですし。
名東区といえば、地下鉄東山線の一社、上社、藤が丘の辺りですね。名古屋市バストップクラスのドル箱路線が名東区内の路線ですので、ある意味恵まれていると思います。桜通線の延伸によってどう変わるかも見ものですね。
連接バスは某整備工場内で出番を待ってます。
こっちの連接バスは、いつになったら出番が来るのかなぁ?
コメントありがとうございます。
鹿児島でも連接バスを入れるという話ありますね。しかし、運行するのはルート認可がいるので、その認可がまだ下りていないようですね。
私としては連接バスが必要なほど需要ありそうには見えなかったのですが・・・。
岐阜バスの連接バスが展示されていたので
撮影しましたが、JR岐阜駅~岐阜大学病院間で
運用されているそうなので岐阜に行ったら
乗車してみたいなと思います。
コメントありがとうございます。
スルッとKANSAIバスまつり参加お疲れ様です。
清流ライナーですが、関西から近いとはいえ、平日しか運用されていないのが少々残念のような気がします。でも、兵庫県までわざわざ足を運んでくるとは恐縮です。
コメントありがとうございます。
通常運行時も環状線経由なんですね・・・。交差点が狭いという理由で広い交差点へわざわざ迂回という感じですね。