札幌市地下鉄東西線でホームドア使用開始

　札幌市地下鉄東西線で昨年９月より
　ホームドア
　の使用が開始されました。
　札幌市地下鉄ではホームへの転落事故が絶えなかった事により、安全対策として約１０年をかけて全線にホームドアを設置する方針を固めていました。東西線では在籍車両が全て８０００系に統一された事から、２００８年２月に南郷７丁目駅の中線で試験的に設置され、９月から新さっぽろ駅から本格的に設置されました。ホームドアは東から西方向へ進めていく形で順次設置・稼動して行き、２００９年３月を持って全駅において稼動を開始しました。全駅での稼動開始に合せてワンマン運転が開始されています。

　ホームドアは全国の地下鉄で見られる柵のようなタイプで、列車のドアの開閉に合せて開閉される仕組みになっています。東西線に設置された事から開閉部にラインカラーであるオレンジが塗られています。
　ちなみに札幌市交通局ではホームドアを
　可動式ホーム柵
　と呼ばれています。

　ホームドアが設置された事により、東西線の車両の写真は上の写真のようなアングルしか撮れなくなりました・・・。ホームドアから身を乗り出すしかないのですが、東西線は相対式ホームを持つ駅があっても、複線の間には壁があるので側面を移す事が難しいですね・・・。

　これは今年の１月に撮影した円山公園駅のホームです。撮影当時はまだ未設置ですが、ホームドア設置の準備工事が既に開始されていて、設置部には足元注意の表示が所々ありました。

　上の写真は去年８月に撮影した円山公園駅のホームです。ホームドア設置の工事が始まる前で、すっきりとしたホームになっています。当時は全駅で未設置状態だったのですが、ホームドア設置の案内が各駅に貼られていました。東西線の８０００形を側面を入れながら撮影する事が難しくなる事から、当時は最後という意味で多数撮影してました・・・。

　札幌市地下鉄で初めてホームドアが設置された東西線ですが、安全性は確保されたものの、８０００形を取りにくくしてしまいました。なんとも言っても複雑ですね・・・。