世界遺産熊野参詣道小辺路を歩く

熊野古道小辺路を高野山から 熊野本宮大社まで歩いた記録です。

NO3 大股から伯母子岳往復 Part1大股登山口から檜峠へ 2013年12月23日

2013-12-24 23:50:41 | 世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く

今まで歩いた小辺路は林道歩きが多かったが、いよいよ山岳地帯に入る。

小辺路で最高峰の「伯母子岳1344m」である。

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ピンクのラインが 今回歩く予定のコース。

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早朝高野山の街中を抜ける。気温マイナス3度、路面はバリバリに凍っている。

この駐車場は「金剛峰寺駐車場」で第一回目にここに止めて水ヶ峰まで歩いた。

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高野山を抜けて 高野龍神スカイラインに入ると、道路は完全に

アイスバーンだ。

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前回のスタート地点「水ヶ峰入り口」の看板に見覚えがある。

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スカイラインからの山並みの眺め。一面真っ白な山々だ。

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標識に従い「野迫川温泉」方面へ曲がる。

とたんに道の雪はすごいことになっている。

ほとんど除雪されていない。数日前にしたままだ。

車の轍を選んで走る。

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どうもこの道路は前回「水ヶ峰」から「大股」へ延々と歩かされた

林道のようだ。この左側の案内標識で気が付いた。

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大股到着。この集落内はさすがに除雪してある。

気温マイナス3度。支度をして歩き始めたのが午前9時15分。

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前回確認した登山口だ。ここから歩き始める。

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大股集落の家々の間を抜けて行く。

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はじめのうちはジグザクの道を折り返しながら登っていく。

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道沿いのツララがすごい。気温が低いので凍ったままだ。

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次第に雪が深くなる。先行者の足跡はかなりある。

沢山の人が歩いていったのだろう。

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時々見える遠くの山々は真っ白だ。このあたりはほとんど植林地帯だ。

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萱小屋到着。歩き出して約1時間だ。

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小屋の内部は新しくてとてもきれいだ。

ストーブや薪、調理用の囲炉裏もある。一人か二人程度なら寝れそうだ。

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庇の下のベンチで少し休憩する。周りの景色もとてもきれいだ。

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再び歩き出す。足跡は減り二人だけだ。

ほかの人は雪が深いので引き返したようだ。

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アップダウンを繰り返して歩いていく。

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足跡は一人のようだが、先行者の足跡に後続者が合わせているのがよく分かる。

微妙にずれている。私も合わせて歩くほうが楽なので合わせて歩く。

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先行者がいて非常に助かる。かなり楽に歩ける。

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植林帯の隙間から時々見える遠くの山で判断するとかなり高度を上げたようだ。

先ほど休憩した萱小屋で標高950mだったのでもう千メートルは超えている。

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谷向こうの山々は竜神スカイラインの峰峰か。

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周りの景色もとてもきれいだ。

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アップダウンを繰り返しながら次第に登っていく。

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迂回指示が出ているので左のまき道へ進む。

しかし歩きながら上から見下ろすと何も崩れや危険は無さそうだった。

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また迂回指示が出てきたけど今度は無視して進む。結局

何の危険もなかったので帰りにこのロープは邪魔で危険なので外した。

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前方になんか標識が見えてきた。

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檜峠到着。歩き出して2時間だ。

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Part2 「檜峠から伯母子峠へ」に続く。

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NO3 大股から伯母子岳往復 Part2檜峠から伯母子峠へ 2013年12月23日

2013-12-24 23:47:51 | 世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く

Part2 檜峠から伯母子峠へ

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ここらあたりでやっと植林地帯が無くなり自然の森になる。

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森の中を軽快に歩く。

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青空になり樹氷がきれいだ。

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アップダウンを繰り返しながら次第に高度は下がっている。

帰路が険しくなりそうだ。

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前方に時々見える山が伯母子岳なのかなあ。

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護摩壇分岐到着。この地点は私の持つ地図にはない。

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こちらが護摩壇山への分岐道らしい。もちろん誰も歩いていない。

私の持つ地図では伯母子岳山頂で護摩壇への分岐があるように

書いてあるけど、地図の間違いだろう。

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伯母子峠へは左分岐で直進は山頂への直登ルートだ。

とりあえず伯母子峠の小屋でお昼ご飯を食べたい。

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とりあえず左分岐へ進む。

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突然先行者の足跡が消えた。よく見てもこの方向しか道はない様だ。

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仕方ないので一人ラッセルで進む。

膝くらいまでの深い雪なので時間も体力も消費する。

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かなり一人ラッセルで進んでいくうちに 再び足跡が現れた。

おそらく先行者は昨日歩いたもので、風の強い尾根道では 

吹雪で足跡が消されたものだろう。

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ようやく小屋が見えた。立派な小屋だ。

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こちらは山頂への道。誰も歩いていない。雪が深そうだ。

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小辺路を歩いて 初めて出会った立派な道標だ。

同じ世界遺産の奥駆道にはこのタイプの道標がたくさんあるのに。

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山頂と反対方向にも尾根道があるようだが、

雪が深くてはっきりとは分からない。

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先行者の足跡は峠を越えてそのまま十津川の杉清へ降りている。

伯母子岳へは登っていないようだ。

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峠から見ると遠くに山並みが見える。

世界遺産の奥駆道だろう。雪で白い。

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小屋へ入り昼食だ。小屋の中は毛布や水などがおいてある。

歩き出して3時間15分。腹減ったなあ。

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Part3 「山頂から下山へ」続く

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NO3 大股から伯母子岳往復 Part3伯母子峠から山頂へそして下山 2013年12月23日

2013-12-24 23:43:25 | 世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く

Part3 山頂へそして下山

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いよいよ山頂へ進む。誰も歩いていないのでラッセルは覚悟だ。

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登り始めは順調だった。雪もさほど深くなく、どんどん歩けた。

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周りのきれいな樹氷を眺める余裕もあった。

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次第に勾配もきつく、雪も深くなる。

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かなり雪が深くなる。休み休み進む。

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太腿の上まで雪に埋まりなかなか足が抜けない。

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ついには腰まで埋まる雪の深さになる。

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すぐそこに山頂らしきピークが見えている。

手元のGPSで見ても標高は1315mで、あと高度30メートルなのに。

GPSの地図でも山頂らしきポイントはすぐそこに表示されているが、

もう進めない。残念だが体力の限界なので ここで引き返すことにした。

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振り返るとすばらしい景色が広がっていた。

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遠くの奥駆道も見える。

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下りは早い。雪を蹴散らしすべるように降りる。

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あっという間に小屋に帰ってきた。そのまま護摩壇分岐へ進む。

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今度は護摩壇分岐から再挑戦して登ってみる。

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こちらもラッセルが苦しい。あきらめて下山することにした。

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歩きながら振り返ると高い山が見えた。あれが伯母子岳かもしれない。

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来るときには気が付かなかったがこんな分岐標識もある。

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帰路の檜峠への登りは やはりきつかった。

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ようやく檜峠へ戻ってきた。

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下り道が多くなり下山スピードも速くなる。

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萱小屋に帰着。一安心だ。少し休憩する。あと少しで駐車場だ。

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だいぶ日が傾いてきた。もうすぐ午後4時だ。

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大股集落に無事帰ってきた。やれやれだ。

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実際に歩いた記録。

ほとんど山頂付近までたどり着いていたのに残念だ。

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歩いた高度と距離の記録。

雪が無ければなんでもない高度差なんだが。やはり雪は恐ろしい。

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