アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

初冬の生石が峰登山記 2016年12月6日 その3

2016-12-09 23:34:00 | 冬の山歩き
生石が峰 その3
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急降下を続けると、巨岩が現れました。その巨岩を回り込むと
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生石神社です。
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山の中にしては 立派な神社で雰囲気も良く、お参りしました。
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由緒書きを呼んでびっくり仰天、なんと出雲の神様です。
オオナムジとは 記紀で書き換えられた 「大名持ち」のことです。
つまり古代出雲王朝の主王の役職名ですが、秦国人の徐福やその部下の穂日たちにより
幽閉殺害された 第八代大名持ちの 八千矛王が 記紀では大国主と書き換えられました。

また少彦は古代出雲王朝の副王の役職名ですが、記紀では少彦名とわざと間違えて書き換えられました。
つまり 秦国人の徐福や穂日たちに殺された第八代主王八千矛王と第八代副王の八重波津身
の祟りを恐れて 大和のあちこちに神社が作られて祀られた 神様なのです。

記紀製作当時の大和の王家はほとんどが 徐福の血が入った子孫たちですから、徐福(記紀
では素戔嗚ーすさのお と書き換えられました。) の犯した殺人の祟りをおそれたのです。
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神社の背後には巨岩がそびえています。つまりこの巨岩も祀っているのです。

徐福の長男の五十猛(大和へ移住後に香語山と名を変えます)と出雲王家の大屋姫との間の皇子が
高倉下(たかくらじ)で 彼は母親の大屋姫を連れて大和から紀の国へ移住し、紀の国造となります。

高倉下と大屋姫が連れて来た沢山の出雲族の信仰ー巨岩の岩倉信仰と龍蛇神信仰が紀の国へもたらされます。

新宮市の神倉神社の女神石(ホト石)やその近くの「花の窟神社」などです。
高倉下は 両親の五十猛(香語山)と大屋姫のために紀の国に沢山の神社を創建しました。

詳しくは「古代出雲王朝ゆかりの地を尋ねて」を覗いてみてください。

http://yochanh.sakura.ne.jp/kodaiizumo/index.html
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神社本殿は出雲式です。千木は出雲式の縦削ぎで、階(きざわし)による妻入りです。
柱の本数は九本ではありませんが。
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山の中なので広い境内は造れませんが、なかなか雰囲気のある神社でした。
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さらに下りつづけると、植林帯になり、何本かの道路を横断しました。
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植林帯の中に「狼石」が取り残されていました。この石の足元で 狼が拾ってきた人間の赤子を
自分の乳で育てていたという伝説があるそうです。
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急降下を続けていると、突然視界が開けました。
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すぐ足元では農家のおばさんが みかんの収穫作業をしています。
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山間に広がる集落は 丁度世界遺産熊野古道小辺路の「果無(はてなし)集落」のようです。
あの果無集落のオバアが熊野古道のポスターに出て 宣伝したり、テレビに出ているのに
この素晴らしい景色も もっと宣伝したらいいのになあ。
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やがて路は 集落に入ってきました。
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民家の庭先を「こんにちわ」と声をかけて通ります。
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雰囲気のある建物に 烏瓜が垂れ下がり、足元に黄色い花が沢山咲いていました。
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みかん畑の中を歩いていくと
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今度は桜並木が現れました。「桜の小径」と看板がありました。
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さらに降りていくと 広場がありました。
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山ノ神さんが祀ってあります。
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東屋やテーブルも置いてあります。ハイキングコースとして整備したのでしょう。
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さらに降りていくと 分岐が3箇所ありました。その分岐は両方とも「小川宮」と書いてあるので
どちらへ行っても同じだろうと 適当に降りていくと
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道が突然なくなりました。引き返すのも面倒だし、いくつかの民家の裏に通じているようなので
そのまま畑の中を歩かせてもらいました。
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丁度この方の庭に下りてきたので、降りてきたいきさつを説明して 謝りました。
ちょくちょくハイキングの人が 間違えて 畑に降りてこられるそうです。
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この左上の道が「桜の小径」に通じているので ここに降りてくるものと思っていました。
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この郵便局の裏手が 駐車場です。やれやれ無事に帰ってきました。
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実際に歩いた記録です。車の道を歩くのは 全体の4分の1程度のような気がします。
その車道も景色が楽しめるので苦になりません。
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標高差は 約750メートル、歩行距離は約13キロでした。
10時10分にスタートして、15時40分帰着です。5時間半かかりました。うち30分ほどは昼食タイムです。
ハイキングコースとはいえ ちょっとした登山コースでした。
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山歩きのトップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html
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