アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

樹氷の三峰山からなんと富士山が。しかし下山中ジグザグ道を横着して道を間違えてひどい目に。2017年1月26日 その1

2017-01-30 00:25:24 | 冬の山歩き
2017年1月24日に三峰山へ向いましたが、折からの寒気団の影響で大阪和歌山県境の峠が
雪で真っ白になりました。

とてもこれでは いくら私がスノータイヤを装着していても100キロ以上ある奈良三重県境の
三峰山へたどり着けないと考えて急遽引き返して金剛山へ行きました。

中一日置いて再び三峰山へ向いました。
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三峰山その1
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河内長野市の自宅を出てから、紀見峠を越えて京奈和道橋下インターから高速に乗り
五條北で降りて 吉野を経て大宇陀から御杖村へ向ったのですが ずっと氷点下表示でした。
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奈良県大宇陀あたりも 道路はバリバリ音を立てます。
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なんとマイナス6度の表示です。そういえば 道路は光っているなあ。
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御杖村登山口、第一駐車場は 満車ですが 端っこに無理に止めました。
何台かは 第二駐車場に止めたようです。
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山支度を整えて、歩き始めたのは10時10分です。
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しばらくは林道を歩きます。
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登り尾コース登山口です。帰路はここへ降りてくる予定です。
実際は道を間違えて とんでもない目に会いました。
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林道を歩いていくと 見覚えのあるトイレの屋根が見えてきました。
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今日の登山口の不動の滝コース入口です。
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しばらく山道を歩きます。沢山の人が歩いて 踏み固められて道はツルツルです。
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鳥居が見えてきました。滝の入口です。
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滝が見えてきました。手前の小屋の中でアイゼンを装着します。
これから滝の高巻道を登るので 滑落したら大変です。
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高巻道の急登をします。
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滝の最上部の祠を過ぎるとジグザグの山道が始まります。
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ジグザグの急登を30分以上続けます。植林帯の中なので 面白くないったらありゃしない。
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かなり歩いて上を見上げても 尾根はまだまだ見えません。
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時々先行者が 見えますがまだまだジグザグが続いているようです。
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ああ、あれが尾根かと何回か騙されると
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ようやく本当の尾根にでました。
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避難小屋に到着ですが
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早く山頂へ行き 樹氷が見たいので 小屋へは入らずに進みます。
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何人かの人が 植林帯の樹氷の写真を撮っていますが
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まあきれいなことはきれいですが
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早く山頂へ行かないと樹氷が溶けるので、先へ急ぎます。
このあたりでも樹氷が少し溶けて落ち始めています。
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三峰峠です。新道との合流点です。あそこから山頂までもうすぐです。
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三峰山 その2へ続く
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樹氷の三峰山からなんと富士山が。しかし下山中ジグザグ道を横着して道を間違えてひどい目に。2017年1月26日 その2

2017-01-29 23:13:51 | 冬の山歩き
三峰山 その2
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このポイントで新道と合流して 山頂までの尾根道になります。
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やはり 樹氷は青空とのコントラストがいいですねえ。これを見に来たのです。
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樹氷のトンネルを潜って進みます。
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八丁平分岐です。山頂から八丁平へ周り ここへ出てきます。
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御嶽山ビューポイントに来ました。
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私は今までここから御嶽山を見たことはありません。御在所山からは噴煙を上げる御嶽山を見ましたが。
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白く雪を被った山々が見えます。真ん中は伊吹山でしょうか。
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伊勢湾でしょうか、海が見えます。その手前に渥美半島のような陸地が見えたので写真を撮りました。
しかしこのときその奥に白く高い山がみえていたはずです。
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帰宅してパソコンで見てびっくりしました。富士山が写っていたのです。
尤もコントラストを少し強くしていますが。
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地図で見ても やはり伊勢湾と渥美半島の向こうに富士山があります。
直線で約250キロです。驚きでした。
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そのビューポイントから少し歩くと 人の声が聞こえてきました。
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山頂到着です。沢山の人と 犬までいます。
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山頂標識周りの樹氷もとてもきれいです。
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中央に見える二瘤の山は 曽爾高原の倶留尊山です。
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しばらく景色を楽しんでから 八丁平へ向います。
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歩きながら右を見ても
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左を見ても雪がかなり積もっています。この斜面は南向き斜面ですが雪は溶けていません。
気温がかなり低いからでしょう。
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八丁平到着です。
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夫婦仲良くお弁当を食べていて ほほえましいのですが 滑ったら大変ですよ。気をつけて。
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集落が見えますが 三重県飯高町のはずです。
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もう少し先へ行ってみます。
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白い山並みは 台高山脈縦走路のはずです。奥駆はその奥です。
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振り返ると先ほどまで居た山頂です。
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風も無いので眺めのよいここらでお弁当を食べます。
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お弁当も食べ終わり、さあ下山です。先ほどの八丁平分岐へ向います。
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三峰山 その3へ続く
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樹氷の三峰山からなんと富士山が。しかし下山中ジグザグ道を横着して道を間違えてひどい目に。2017年1月26日 その3

2017-01-29 23:11:15 | 冬の山歩き
三峰山 その3
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八丁平分岐点へ戻る道を歩きます。左側はすり鉢状の窪みです。噴火口の跡なのでしょうか。
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右側の上は山頂方向です。
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きれいな樹氷のトンネルを歩きます。楽しいですねえ。
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日が高くなり、樹氷がとけるのでしょうか。頭上から氷の塊が降ってきます。
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やがて「高見山ビューポイント」に来ました。前方左手のピンクのテープのところです。
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高見山も真っ白ですねえ。この山と同じ高さですから、樹氷もきれいでしょう。
今日も凄い人出でしょうねえ。
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新道分岐点で尾根道から右へ折れます。
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避難小屋の直前まで どんどん下って行きます。
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小屋の直前で左へ分岐します。下りは登り尾コースへ降ります。
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ここで 登山靴というよりトレッキングシューズに問題が。
アイゼンを締め付けるゴムのクロス部分が 足の甲に食い込んで痛くなったのです。

シリオのような登山靴はどんなアイゼンも問題なく装着できますが、トレッキングシューズは
全体が柔らかいので あまりきつく締め付けで来ません。しかしこの10本爪のアイゼンは昔から
ブルックス、ニューバランス、モンベルなどのトレッキングシューズに装着しても問題なかったのですが
この「トレックスター」はやはりつくりが粗末なようで、痛くなりました。

靴とアイゼンのゴムの間にハンカチを差し込んで歩くとかなり痛みが和らぎました。
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このコースからもたくさん人が登ってきます。
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このお地蔵様に ご挨拶したところまでは良かったのですが、
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急坂のジグザグをまっすぐに下りる足跡がいくつかあって 私もそれを真似て直降下を始めました。
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しかし調子に乗って まっすぐに滑るように下山しているうちに、足跡が変な事に気がつきました。
人間の足跡ではなくて 複数の鹿の足跡をついていってました。
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気がついて あわててGPSを見ると 下山予定の登り尾コースと登って来た不動滝コースの
ちょうど真ん中にいます。

周りの地形を見ると トラバースしてどちらかの道に出るよりも このまま尾根筋を直降下したほうが
早いと思い、遮二無二まっすぐ織り続けました。
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GPSを見ながら降りていると 登って来た不動滝コースの軌跡に近づいているので そのまま織り続けたら
鹿防止網に突き当たりました。

網に沿って降りていくと ちょうど網が倒れている場所に出ました。そこから外に出た後
網を起こして 復旧しておきました。私が倒したのではなく 倒れていたのを復旧しました。
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網から出たら 川が流れていて その向こうを人が歩いているのが見えました。
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川を渡り 道へ這い上がると あの鳥居のすぐ下でした。
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あの急斜面をまっすぐに降りてきたのです。普段裏山の岩湧山で いろんな杣道を歩いているのが
意外なところで役に立ったのですねえ。
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少し歩くとあのトイレの場所の登山口です。
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林道に出ると いっぺんに疲れが出ました。やれやれ無事に迷路から抜け出す事が出来ました。
あんな横着をするものではないですねえ。
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登り尾コースで下山して この橋に降りてくるつもりでした。
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やれやれ、霧氷祭りのゲートが見えてきました。
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駐車場に帰着して 振り返ると山頂付近の峰はまだ真っ白でした。
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実際に歩いた記録です。道間違いしたのがよく分かりますねえ。
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標高差は800m、歩行距離は9キロでした。
スタートは10時10分、ゴールは2時30分。お昼休みを30分取ったので 歩行時間は3時間50分でした。
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この靴はまだ新しいのに 右はどうも無いのに、左が痛くなったのです。
この「トレックスター」と言う靴は 去年の夏新品のトレックスターを履いて 越後駒ケ岳を歩いたときに
下山中に左足の小指付近に 靴の中から突起部が出来て痛くて歩けなくなった あの同じメーカーの
トレッキングシューズです。

同じゴアテックスという高級素材を使いながら この朝鮮半島のメーカーは 積み上げたノウハウも無いから
つくりが粗雑なのですねえ。今まで履いてきた他の靴(ブルックス、ニューバランス、モンベルそれと登山靴のシリオ)
はこんなことは全くなかったのに。 
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アウトドア日記トップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/sonotanoyama/index.html
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樹氷の稲村ヶ岳と大日岳を歩く 2017年1月6日 その1

2017-01-08 22:12:38 | 冬の山歩き
天川村洞川温泉の母公堂(役行者の御母堂を祀る)から法力峠を経て
稲村ヶ岳と大日岳を往復しました。

 一昨年の冬 新雪の急斜面のトラバースに 失敗し 雪庇が崩れて
滑落し増したが 急斜面を滑落中 運良く低木に引っかかり 九死に一生を得ました。

今回も まさにその場所で またしても新雪に阻まれて引き返しました。しかし引き返す途中
たまたま上ってこられた 男女のペアパーティーに 助けられて 稲村ヶ岳へ登頂できました。

山頂付近は 樹氷が素晴らしく、また快晴に恵まれて素晴らしい景色を堪能できました。
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樹氷の稲村、大日を歩く その1
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母公堂前の駐車スペースに車を止めました。役行者の御母堂を祀るこの社は 普段は寺守さんが
いらっしゃって 駐車料金500円を払うと コーヒーを入れてくださるのですが 冬は無人です。
駐車料金は 賽銭箱に入れます。
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午前9時にスタートです。気温はマイナス1度、非常に寒く感じます。
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気温が低いので そこらじゅうに霜柱が立っています。
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鍾乳洞からの道とここで 合流します。
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今まで雪はほとんど無かったのですが、所々に雪が現れました。
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道は積雪は多くありませんが、気温が低いので ツルツルになりました。
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やがて道は真っ白になりました。
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朝日が差し込むようになりましたが、ツルツルの道は凍ったままです。
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周りの山々も 白くなりました。
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鉄の橋をいくつか渡ると
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法力峠に到着です。ここは観音峰への分岐でもあります。
スタートしてちょうど1時間です。
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アイゼンを履くかどうか迷いましたが、先を急ぎたいので もう少しアイゼンを履くのは我慢して
ストックの先端のプロテクターゴムを外しました。
ストックの先端を氷の表面に差し入れて 支えにして転倒を防ぎます。
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朝日で 道の氷がキラキラ光っています。
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ここのトイレは壊れたままです。私がこの道を歩くようになって10年くらい経ちますが
ずっとこのままです。

「大峰山は修験道の山で 女の人は修行の邪魔だけん、入ったらいけんよ。
 その代わり女の人は この稲村大日に登って お祈りしなさいね」

と言いつつ 未だに大峰山に女性を入れないでおきながら 道の途中にトイレ一つ作らないのは
本当に 腹立たしいですねえ。母公堂の前のトイレも 山上辻のトイレも冬はクローズしたままです。
「女人禁制を未だに 偉そうに言いながら 女性のためにトイレの一つも作らない」

行政もお寺も いいかげんなもんですねえ。
高野山をはじめ 日本中の修験道の山は 明治維新前後に 「女人禁制」の看板を
とっくに外しているのに。富士山などは江戸時代に 女性にも開放されています。

役小角(えんのおずぬ)も空海も 母上がいたからこそ この世に出てこられたのです。
もっと女性を大切にせにゃあ いかんよ。
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やがて 右手の奥に 頭の尖った「大日岳」の山頂が少しだけ見えてきました。
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気温は非常に低く、寒いのですが 朝日が直接体に当たるとホカホカして 気持ちがいい。
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ツルツルの道を慎重に登り続けます。
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ここで先行者がアイゼンを装着したようです。
私が駐車場に着いたときには 既に奈良ナンバーのクルマが一台止まっていて、今まで先行者の
足跡が 一人分続いていましたが アイゼンは装着していませんでした。
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橋が崩れ落ちた場所のトラバースも慎重に谷を渡ります。
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水場に差し掛かりました。凄いツララが出来ています。
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普段は水が流れていますが 今は凄い氷の塊になっています。
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その2へ続く
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樹氷の稲村ヶ岳と大日岳を歩く 2017年1月6日 その2

2017-01-08 22:11:25 | 冬の山歩き

樹氷の稲村、大日を歩く その2
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巨大落石により 崩壊した鉄橋の谷を慎重に渡ります。つるつるするので ゆっくりと
トラバースして渡ります。
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大日岳のトンガリ頭が少し近づいてきました。
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見覚えのある熊笹の斜面を回り込むと
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山上辻到着です。出発してから2時間50分かかりました。
やはり道がつるつるしているので 慎重に歩き 時間が掛かったようです。
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稲村大日のほうへは 足跡がありません。
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先行者は 大峯山か蓮華辻方面へ向われたようです。
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このあたりから 凍った表面の上に フワフワノ雪が積もっています。歩くし気持ちがいい。
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周りの雪面もフワフワです。
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大日岳のトンガリ頭が すぐそこに見えてきました。
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しばらく歩いていくと 樹氷が溶けて バラバラと降ってきます。
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空は完全に晴れて 太陽に照らされた樹氷が溶け始めたようです。
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落ちた樹氷が降り積もっています。
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時折右手に 先月歩いた大普賢岳あたりの奥駈道が見えています。
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大日岳直下に来ました。左側のトラバースが危険箇所です。
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崖っぷちの狭い道を慎重に進みます。
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一昨年滑落した記憶真がよみがえりました。慎重に進みます。
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ここで行き詰りました。雪が深く 足がめり込みます。ストックを突き刺しても
ズブズブとめり込んで 突き刺さりません。引き返す事にしました。
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引き返すのも大変です。時間をかけて向きを変えました。一歩ずつ慎重に 時間をかけて引き返しました。

安全な場所まで戻り 山上辻へ向って歩き始めたとたん 男女二人のパーティーが
登ってこられました。私が事情を説明すると 男性は冬山の経験が若干あると仰って 
様子を見に行くといわれました。
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私も後を着いて引き返します。

男性は時間をかけて トラバースを成功されました。続いて女性が時間をかけて続きます。

私は ストックを置いて、ピッケルを取り出し、10本爪のアイゼンを装着してあとを追いました。
二人がルートをつけてくださったので比較的スムーズに 渡れました。
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お二人にすぐに追いついたので 鎖場からは 今度は私が先頭になり ルートをつけます。
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大日岳へのルートの分岐でもある「大日のキレット」を無事抜けました。
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参考写真
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ちなみにこの写真は2013年3月9日に私が子の場所で雪庇が崩れて滑落した後 運良く小木に
引っかかり一命を取り留めたのですが 急斜面をピッケル1本では這い上がれずに 苦しんでいたときに
助け上げてくれた方が この方です。しばらく考えましたが 私もあとを追い 無事山頂までいけました。
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その3へ続く
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