アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

天空の縦走路 比良山系蓬莱山を歩く 2016年7月5日 その1

2016-07-08 21:14:38 | 山歩き
今年の冬に京都清滝愛宕山から地蔵山を往復したときに見た
真っ白く雪を被った 武奈ヶ岳と蓬莱山に見とれてしまいました。
蓬莱山は冬はスキー場で賑わうらしいので 混雑を避けてこの時期に出かけました。
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蓬莱山その1 金比羅峠から山頂へ
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午前8時過ぎに駐車場に到着。既に満車状態でした。
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ロープウエー山麓駅から沢山の人を積み込んだロープウエーが発車します。
駅舎の向こうに琵琶湖が見えています。
しかし良く見ていると 山歩きの服装の人は居なくて 道具や材料を積み込んだ工事の職人さんたちです。
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身支度を終えて 飲み物と御握りをリュックに入れて歩き出そうとしても 登山口が分かりません。
たまたま通りかかった人が「琵琶湖バレー」と書かれたシャツを着ていたので聞くと
その方はびっくりして 「あなたはどこから入ってこられましたか」と聞き返されました。
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良く聞くと ここへ登ってくる琵琶湖バレー専用道路はゲートがあり 有料道路だそうです。
今は山頂駅やレストランの改装工事中なので 8時からゲートを開けて職人さんたちや工事資材の
トラックを入れているとのことです。

しかし一般客は午前九時からしかゲートを通って通行できないと言われました。

つまり私は 工事の職人さんたちに紛れ込んで 無料でゲートを通過して入ってきたもぐりの客なのです。
しかしすでに入った以上 気をつけて登山してくださいといわれました。

琵琶湖バレーの皆様方、知らないとはいえ どうもすみませんでした。
とりあえず教えていただいたとおり敷地内の作業用林道を歩きます。

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振り向くと所々で琵琶湖が見えます。
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ゴンドラ用の鉄塔がかなり高いところまで見えています。
しかし山頂らしき場所の鉄塔は見えません。山頂はもっと上のほうらしいです。
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施設内作業道路とはここで分岐して川のほうへ降ります。
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川の増水を先ほどの親切な琵琶湖バレイの係員のおじさんが心配してくれてたけど 川は渡れそうです。
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数頭の鹿があわてて走り去りました。鹿はかなり多そうです。駆除出来ていないようです。
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昨日の午後にもの凄い夕立があったそうで、幾分増水していましたが 石をいくつか放り込んで
何とか無事に川を渡りました。
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川を渡ると ここからが登山道の始まりのようです。
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鬱蒼とした杉の植林帯が始まります。無風状態で非常に蒸し暑くなってきました。
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植林帯をジグザグに急登が続きます。
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登山道の脇の所々に鹿の骨が転がっています。鹿が増えすぎたのでしょう。
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サウナの中を登るような蒸し暑さです。杉の植林には鹿避けにビニールテープが巻きつけられています。
あんなもので 鹿は怖がるのでしょうか。もっと駆除すれば良いのに。
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作業道と登山道の分岐も多く 目印のテープを注意深く探します。
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歩き始めてサウナの中を2時間。既に1.5リットルの水を飲んでいます。
ヘロヘロになりながら ようやく「金比羅峠」到着です。
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小休止した後登りを再開すると 大規模崩落箇所を通りますが、道は安全に切られています。
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金比羅峠からは 植林帯もなくなり 時々琵琶湖が見えます。
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ロープが無ければ 登れないようなズル滑りの急坂を過ぎます。
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ジグザグの急登が続きますが、風通しが良く、軽快に歩けます。
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琵琶湖を右に見たり、左に見たり急登を暫く続けると、
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突然ロープウエーの山頂駅が見えました。やれやれです。
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それから暫くは 急登が続きますが、背の高い木は全く無いので 見通しも風通しも良く
快適に登ります。
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しばらくするとフェンスにぶち当たりました。
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フェンスは山頂駅から続いているようです。
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フェンスの切れ目を探して中へ入ります。勝手に入ってもよさそうです。
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どうやらここはスキー場のようです。ほとんど芝生で覆われています。
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高いほうへと歩いていきます。
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芝生の上には大量の鹿の糞が転がっています。フェンスの設置理由がなんとなく分かるような気がします。
鹿の排除とスキー客の安全確保でしょう。
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ピークにきました。ここが蓬莱山のサミット(頂上)です。
8時半に歩き始めて11時半です。3時間かかりました。サウナの中を2時間近く歩き、スポーツ飲料を
4本半ー2リットル強飲みました。
ここから小女郎池まで往復して山頂駅へ行くのに スポーツドリンク250ccとお茶のペットボトル300cc
一本しか残っていないけど、縦走路は涼しそうなので 往復できそうです。
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蓬莱山 その2へ続く
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天空の縦走路 比良山系蓬莱山を歩く 2016年7月5日 その2

2016-07-08 13:29:49 | 山歩き

蓬莱山その2 蓬莱山から小女郎池往復
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ピークにはちゃんと三角点も設置してありました。
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どうやらここが蓬莱山のサミット(頂上)のようです。
遭難者の慰霊碑らしき石碑もあります。
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お地蔵様の向こうには琵琶湖大橋が見えています。
このお地蔵さんも慰霊のために設置されたと思います。後で分かりますが。
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山頂駅からここへはリフト2本乗り継いで来るようです。
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「ご自由にお使いください」と書いてあったので少し休ませてもらいました。
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小女郎池へ向かい縦走を開始したら、少し歩くと山頂標識がありました。
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素晴らしい眺めの縦走路です。風も爽やかで軽やかに歩けます。
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標高1100mの縦走路から琵琶湖を見下ろしながら歩きます。
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このあたりはどうもお地蔵様が多いようです。
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左手には琵琶湖の眺めが続きますが、右手は山が深く 安曇川や朽木村は全く見えません。
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先ほどから行く手の黒い雲が気になります。こちらへ流れてきます。
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またまたお地蔵様です。やはり遭難慰霊碑でした。この先に鎮魂の言葉の石碑もありました。
比良山系は遭難事故が多いそうです。
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360度視界を遮るものが全く無い 素晴らしい天空の縦走路です。しかも私独り占めです。
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なんと縦走路の向こうにテントを張っている人がいます。
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望遠レンズで覗くとかなりの数の人たちのようです。こんな昼間に何をしているのでしょう。
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ようやく子女郎峠到着です。
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南北の縦走路から左へ分岐(東側)するとJR湖西線蓬莱駅へ降りるそうです。
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私は縦走路からこの峠で右分岐ー西へ進むとすぐに池が見えてきました。
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池の説明です。標高1000メートルのこの池は悲哀伝説があるそうです。
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この池は南北に細長い池です。こちらは北の方角で 道はありません。
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池の南側には道があり 鯖街道葛川坂下からの登山道、坂谷道が通っています。
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さあ蓬莱山へ引き返しです。先ほどまでのテントは撤去されて人は誰も居なくなっていました。
蓬莱山方向から 沢山の人の話し声が 微かに聞こえてくるので たぶん山頂駅へ向ったのでしょう。
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岐路は琵琶湖を右手に見て歩きます。涼しい風が吹き付けて良い気持ちです。
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再び蓬莱山が見えてきました。
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帰路の眺めも素晴らしい「天空の道」です。
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道はそのまま続いているように見えますが 一旦下ってからまた登りです。
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最後の急登からは山頂は見えません。
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目の前をアキアカネの大群が飛んでいます。横を見ると沢山のアキアカネが笹の葉に止まっていました。
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山頂から振り返りました。
尾根続きの一番奥のピークの右奥が小女郎池です。
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右奥には京都清滝の愛宕山とその右に地蔵山が見えています。今年の冬に 雪の山道を往復したときに
白く輝く 武奈ヶ岳とこの蓬莱山を見て 歩きたくなりました。
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南の奥には比叡山が見えていて、その左側に大津の街、右に京都の街が微かに見えています。
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その3へ続く
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天空の縦走路 比良山系蓬莱山を歩く 2016年7月5日 その3

2016-07-08 09:07:36 | 山歩き

蓬莱山その3 山頂からクロトのハゲ、天狗杉経由下山へ
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鳥居が見えるので寄ってみました。
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山ノ神休憩所と書いてあり、琵琶湖バレイ従業員一同が 何かを寄進したと書いてありました。
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ロープウエー山頂駅へ向って歩きます。
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正面奥に武奈ヶ岳を見て歩きます。
その右手前は残雪期に歩いて あまりの深い雪に私が立ち往生したコヤマノ岳だろう。
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素晴らしいビューポイントで小休止します。
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足元に砂浜が見えます。青柳浜水泳場でしょう。
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フィールドアスレチックの間を抜けて歩きます。
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やったあ。自販機があります。ここまで2.5リットル飲んでもう水筒は空っぽです。助かったあ。
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500ミリリットルを一気飲みして、予備に3本買いました。
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先ほどまで歩いていた蓬莱山を見返したところです。
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暫く歩くと山頂駅が見えてきました。
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駅に着きましたが、どこかの看板に「下り道の景色は素晴らしい」と書いてあったような気がしたので
結局ロープウエーには乗車せずに歩いて降りることにしました。結果的には失敗でしたが。
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ここが下山口のようです。
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確かに素晴らしい眺めの中を降りて行き、楽しくなります。
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風通しも良く、綺麗な森の中を軽快に歩きます。
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この奥に湧き水があるようです。
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飲もうとしたら、ゴミだらけの手水が汚らしかったのでやめました。
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軽快に飛ばして降りていきます。
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頭上を轟音を上げてゴンドラが通り過ぎました。
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所々にビューポイントがあります。
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覗き込むと確かに素晴らしい景気です。この頃まではまだ景色を楽しむ余裕がありました。
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分岐がいくつかありますが、「クロトのハゲ」、「天狗杉」をキーワードにして進みます。
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これが「クロトのハゲ」だそうです。むき出しの岩山を想像していたのが当たりました。
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やがて道は植林帯に入り、凄い事になりました。
機械で削って作った道が 荒れ果てて グチャグチャになり歩きにくいったらありゃしない。
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おまけに無風状態になり、またしてもサウナ状態です。やっとの事で天狗杉到着です。
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グチャグチャのでこぼこ道をジグザグに折り続けます。疲れるなあ。普通の山道のほうが
どんだけ歩きやすいか。
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下り道にもあちこちに鹿の骨が落ちています。
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かなり下ってようやく林道に出ましたが、林道もジグザグの急降下が続きます。
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今度は登りになりました。
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たくさんある駐車場の中の道を登って行きます。広いわ、駐車じようだけでも。
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ようやく山麓駅に到着しました。やれやれです。帰路はゴンドラに乗ったほうが良かったのかもしれません。
サウナ状態の中を しかもでこぼこ道を歩くよりは。
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蓬莱山の位置と全体図です。
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歩いた記録です。
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歩いた距離は14キロで累積標高差は1000mを越えていました。
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しかもサウナ状態の中だったので疲れましたし、予想を越えてスポーツ飲料を飲みました。
合計500ミリリットルのペットボトルが8本、4リットル飲みました。しかし飲まないと死んでしまいますからねえ。
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京都清滝愛宕山から地蔵山を残雪の道を往復、下山は月輪寺道へ 2016年3月17日 その1

2016-03-19 09:27:47 | 山歩き
我が家の裏山の岩湧山から 晴れた日には京都清滝愛宕山が良く見える。
愛宕山とその奥の地蔵山はツインピークスになっていて 遠くから見たら
猫の頭と両耳にみえる。

愛宕山は2回ほど登った事があるが、地蔵山はまだ歩いた事がない。
今回愛宕山から地蔵山を往復してみた。
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この写真は去年末に金剛山から愛宕山を見た写真です。
右の耳が愛宕山で左の耳が地蔵山です。
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愛宕山から地蔵山往復 その1
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清滝の有料駐車場に車を止めて 歩き出したのが午前9時半。「五時半までに帰ってきてね」といつものように
念を押された。一日停めて500円なりです。
何でもかんでも、お寺を筆頭に町中で 観光客からお金をボッタクル京都にしては きわめて良心的です。
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この鳥居が 愛宕神社の表参道入口です。
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いきなり英語の看板がお出迎え。以前はなかったのになあ。
例のマナーの悪い東洋人たちのせいだなあ。ちゃんとあいつらの言葉で書いてやらんとなあ。

日本中の山を歩いて ヨーロッパ人と沢山であったり一緒に歩いたけど マナーはみなさん日本人より上だ。
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表参道の横に残骸が残っているのは 昔の登山鉄道の残骸です。
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参道の両脇には 点々と石垣が残り昔の茶店の面影をしのばせる。
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石碑の中に「太郎坊」と書いてあったので 義父のお墓のある滋賀県東近江市の太郎坊かと思い写真を撮っていたら
通りかかったおじさんが「太郎坊、次郎坊と言うのはこの山に住んでいたという天狗の名前ですよ」と教えてくださった。
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この日は普通の日なのだが 老若男女ハイカーが多い。
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参道には一丁ごとに丁石地蔵さんが置かれている。この神社は明治になるまで 神護寺の管理下にあったという。
だからもともとこの神社はお寺だったのです。
去年お参りした戸隠神社も元来山岳修験のお寺だったのです。
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二十丁茶屋跡に昔の写真が看板に貼ってありました。戦前は今の嵐山駅から愛宕神社まで 鉄道が敷かれていて
愛宕山は ホテル、スキー場、遊園地のあるリゾート地帯だったと書いてあります。
女の人の服装を見るとびっくりしますが 日傘をさして和服を着て草履をはいて歩いています。
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歩いているとあまりにも暑いので この二十五丁小屋で上着を脱ぎました。
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小屋の温度計を見ると なんと15度です。つい3日ほど前は 裏山の岩湧山で猛吹雪とブリザードの中を
よろめいて歩いていたのに なんということでしょう。激変です。
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二十丁小屋で知り合ったレディース軍団は ここ二十五丁小屋でダウン。
全員ハーハー言いながら「先に行ってください」といわれた。
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このあたりは眺めが良くて 亀岡から流れてくる保津川が見える。船下りで人気の川だ。
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京都の桂付近も見える。
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水尾からの道と合流する「水尾別れ」出は沢山の人たちが休憩していた。
先が長いので、お先に失礼します。
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さらに登ると 建物が残っていた。
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建物に看板があり、この建物は最近まで花屋さんだったらしい。仏花や樒などを売っていたそうです。
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ようやく黒門に到着。この門は古来「京口惣門」と呼ばれたと書いてあります。
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写真も飾ってありますが みなさん 普通の外出着ですねえ。
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この山で唯一のトイレに到着。昔の宿坊の境内にあります。
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境内にはまだ雪が残っていました。
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銅の鳥居に到着です。九州の英彦山は銅の鳥居がスタートでした。
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鳥居には 猪が彫られています。これは仏教の魔利支天と関係するのかもしれません。
魔利支天は猪に乗って現れます。
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さらに残雪を眺めながら 石段を登り続けます。
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ようやく愛宕神社神門に到着しました。
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境内にはまだ雪が残っていました。
この横に休憩室もあります。
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愛宕山 その2へ続く
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京都清滝愛宕山から地蔵山を残雪の道を往復、下山は月輪寺道へ 2016年3月17日 その2

2016-03-19 09:27:22 | 山歩き
愛宕山から地蔵山往復 その2
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渡り廊下を進み 奥宮にもお参りする。祭神は詳しく見ていませんがどうせ京都の神社なので
徐福やその子孫たち、素戔嗚や物部王家と思っていましたが、大国主(古代出雲王家第八代大名持ちの八千矛王)も
祀られていてびっくり。
ちなみにここは「火伏せの神さん」つまり火事を防いでくれる神様で、ありがたいお札を貰いに全国の
愛宕神社の氏子さんたちがいらっしゃいます。
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手元のGPSを見るとこのあたりは標高928mと表示されていました。残雪も多いです。
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ふつう猪に乗って現れるのは 魔利支天ですが、もと寺院のここは猪に乗り天狗さんが現れます。
こちらは先ほど参道で地元の方に教えていただいた「太郎坊」さんでしょうか。
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神社の階段を下りて山道へ行く途中で 地元の方が樒か榊を神社へ納められるのに出会いました。
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ここが神社参道と登山道の分岐点です。沢山の人が休憩していました。
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暫くは 平坦な植林帯の道を進みます。
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突然視界が開けて 京の街並が現れました。
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さらに進むと今度は 残雪を被った山が二つ見えてきました。
写真を撮っていると 一人のおじさんが歩いてこられて「左が武奈ヶ岳、右が蓬莱山」と教えてくださいました。
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どこへ行くのかと聞かれたので「地蔵山へ行きたいのですが」というと「分岐が分かりにくいので途中まで付いておいで」
といわれたので付いていく事にしました。
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道は雪が解けてグチャグチャです。
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やがて竜ヶ岳分岐を過ぎました。
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おじさんはとても足が速くついていくのに必死です。亀岡から来られたということです。
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スキー場はあとでよってみることにします。とにかく今は必死で付いていく。
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やがて右手に山が見えてきました。地蔵山だそうです。
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暫くは急坂が続きますが、必死でおじさんを追います。
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ここが地蔵山への分岐点だそうです。「えー!これが。」と思わず叫びました。標識も何もありません。
「あとは一本道だからまっすぐ行けばいいよ」と言い残しておじさんはすたこら歩いていかれました。

その背中に大きな声で「アリガトウございました。おかげで助かりました」と言うと振り返らず
軽く手を挙げてそのまま歩いていかれました。無口で親切な方でした。
教えてもらわなければ この分岐は絶対に分からんなあ。
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一本道といわれてもナア。踏跡しかないしナア。
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歩くうちに右手にスキー場のようなものが見えてきたけど、ひたすら踏跡を探して進みます。
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所々にピンクのテープをぶら下げながら進みます。帰路に道間違えすると 車を取りに戻る手段がなにもなさそうな、
とんでもない方向へ下山しそうな気がします。高雄の奥か 亀岡か。
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見通しの利かない道を進んでいると、突然反射板が現れました。
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そのすぐ先に見えるのが地蔵山だと思えます。
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見通しの無い山道を進みます。登りがきつくなってきました。
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突然広場に出ました。ここが山頂です。標高947メートルと書いてあります。
ガーミンのGPSには何も表示がありませんが地蔵山山頂なのでしょう。
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残念ながら見通しは全くありません。キョロキョロしていて岐路を間違えたら大変なので暫く休憩してすぐに引き返します。
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愛宕山を見ながら引き返します。おにぎりを食べながら歩きました。
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ようやく反射板が木々の間から見えてきました。一安心です。
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愛宕山その3へ続く
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