医師妻ケイコの健康の大切さ

ある人から自分の娘は先天的な心臓病があり、また今度手術しないといけないという話を聞いた。そんな話を聞くといつも自分の子供は健康で元気に生まれてきてくれてよかったと思うのである。子供が健康であること、それが親の子供に対しての最大の願いであることはいうまでもない。生まれてきたとき本当に元気にすくすく育って欲しい。それだけを願っていたはずだ。でも時が経つにつれだんだんと子供に対することで気になることだらけになってしまう。もう少し勉強できて欲しいなとかもっと素直になって欲しいなとか。日常のことであると、もらってきたテストでポカミスが多いだの、兄妹喧嘩しないでよだの、だら〜っとテレビ見ないでよとか数えていたらきりがない。でもふと原点に振り返ると、普通に元気に学校に通ってくれて、病気もしていないということがどんなに素晴らしいことかと思い返してしまう。健康の大切さを置き去りにして子供に色々要求している自分がいる。病室で学校も行けないでずっと過ごしている子供も当然ながらいるのである。子供も大変であるが親もいろんな意味で大変だろうと思ってしまう。健康であることの大切さをいつも胸に刻んで生活していきたい。でもすぐ忘れて子供に怒ったりしちゃうんだけどね。

医師妻ケイコの近所の奥さんについて

近所の鈴木さんは（仮名）とっても美人で愛想も良くいつもお会いした時は、にこやかで少し会話しただけで私も気分が良くなる。子供の話になっても彼女の等身大の視点でコメントをしてくれるので、嘘がないというか、裏表がない人であり好感度の高い奥様である。
坂本さんは（仮名）いまいちの風貌、ちょっときつい顔で、一見とっつきにくい感じに見える。人は見かけによらないかもと思い、一応お会いしたら挨拶はするのだが、ふんっみたいな態度でほとんど無視。坂本さんが笑った表情は未だに一度も見たことがない。他の人に聞いてみても同じ返答。前なんか一瞬鬼に見えてしまった。別に道を歩いていてヘラヘラ笑えと言っているのではない。私が言いたいのは、人は見かけで決まる。断言したい。見かけといっても美人かブスかとかではなく、その人が持っている雰囲気というかオーラみたいなもの。たとえ一般的に見て顔が整っていなくても優しい表情をしているとかそんなことでものすごく可愛く見えたりする。キリッとした表情だとしっかり者のように見えるし。いつも怒った表情だと、普通の顔がまさしく鬼に見えてしまうし。
近所の鈴木さんと坂本さんは同じ年代であるが、全く正反対の見え方である。こうなるにはその人の育ってきた環境とか親の影響とか家族の影響とか色々だと思うが、４０過ぎてしまって、ここまで変わるのかと思うと、この先５０代、６０代になってますます差がつくのではないだろうか。別に私の知ったことではないと思うのだが、他人のふり見て我が身を直せといつも思う私である。