フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

甘い人生

2005年11月11日 | アジア映画
「甘い人生」
監督:キム・ジウン
主演:イ・ビョンホン
   キム・ヨンチョル

 私はこの映画を、3回見たおバカさんです。1回めは、映画館の設備があまりにも良すぎたため、後半の銃撃戦の音がものスッゴク痛くって、「イタイ!イタイ!」と思ってるうちに終わってしまいました。(ちなみに映画館はTOHOシネマズ)音がすごすぎてなにがなんだかよく分かんないんだけど、なんとなくオモシロかった(ような)気がする。気はするが、確信が持てない。で、気になって気になって、もう1回見に行くハメに。(ま、普通は行かない)
 2回めは映画館を変えたので、音を気にせずに見れました。結果、あんまりよくなかったのです。もう見ることはないかなぁと思いつつ、でもまだなんか引っ掛かる…。
 承知のとおり、私はイ・ビョンホンのファンです。が、イ・ビョンホンの映画ならなんでも受け入れられるほど、寛大なファンではない。ダメなものは絶対にダメ。なのですが、ついに3回め、DVDで見てしまいました。
 で、分かったこと。監督はこの映画を『フィルム・ノワール』だと言っているとおり、1回見ただけでは人物の関係性が分かりづらい不親切なつくり。(背景描写やセリフが極端に少ない)ノワールですからね。んで、3回めでやっと、登場人物それぞれの立場や感情が理解できました。
 コレ、分かるとかなりおもしろいです。ちょっとタランティーノパクリ気味ですが、イ・ビョンホンは実にイヤな男(未熟な男)を、見事に演じてます。友達も恋人も家族もいない、仕事が出来るという自尊心だけしか持っていない男。それが、ほんの些細なミスで『自尊心』を奪われたために起こる復讐劇。「男の子って、バカだよねぇ~」の延長線上にある、バカな男達のムチャクチャな結末は、女性よりも、男性にオススメです。(ちまたで噂されてる『夢オチ』なんかじゃありません!☆☆☆☆☆☆☆☆)

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