イスラム過激派の心情はこうではないのか

2016-07-04 19:35:13 | 社会・経済

中近東のさる国に仕事で現地に滞在していたとき、建設サイトで現場事務所が高さ2m

円形4mのお粗末な布製テント(12月から2月以外は雨がほとんど降らないため)

であった。首都から日本の偉いさんが来るので、歓迎のしるしに。テント前に

ナツメヤシの葉を両側に立てかけ、偉いさんがテントに入った際は、仔羊をその前に

引出し、その前で仔羊の首をナイフで刺して、と殺した。

仔羊はテントの横で用意した大鍋で切り分けた肉片を煮だし、煮えた肉片をこちらへ

差出して、食べろというではないか。塩で味付けしたため、匂いがきつく、とても

食べらるしろものではないが、無理をして骨付き肉片をかじり飲み込んだ。

現地の者は、仔羊が生きているときには、日本人が魚を見て、おいしそうな目つき

で魚をみるように、仔羊をおいしそうに眺めていた。

話が横にそれるが、中近東の国に入国する際、飛行機内で入国カードを記入しなければ

ならないが、religion(宗教)を問われる欄があり、私はBuddhist(仏教徒)と 

書いていた。

なぜ信じる宗教をはっきりと書かねばならないかというと、その当時は信じる宗教が

ないというと、この人間は信じるに値しない人間とみなされる恐れがあったからだ。

入国の際、入国審査官とのトラブルを防ぐ意味もあった。

イスラム過激派はイスラム教以外の宗教を信じる人々を人間とは見ずに

仔羊のように動物とみているのではないか。

なぜなら、ISが人質を殺す際、仔羊を殺すように、首にナイフを刺し、殺している

からだ。