頻繁に繰り返す解体工事での足場倒壊の深層原因を探る

2014-04-04 11:42:38 | 社会・経済
足場組立は専門の組立業者が行い、組立後はほとんどその現場に常駐しな い.
 そのため、日々の足場点検は行われていないだろう。 
解体現場の工事環境は日々、変化しているそのため足場もその都度対応して 
いかねばならない。解体工事は施主が極力安い施工額で請け負わせようと するため、
往々にして、施工能力の低い業者が選ばれ、職人クラスの        作業 各々の立場で作業していて、
作業全体を見ることができないで 
作業全体に必要な調整、強力な安全指示を執ることができないため ,重大災害を繰り返している。
 
新築時の足場組立は新築の構造物(1階から)を利用して堅固な足場を
 
組立てることができるが、解体工事では最初は既存の構造物を利用して
 
堅固な足場になっているが、1階部分の解体時には今まであった上の階が
 
なくなっているため、最も足場が不安定な状態となっている。
 
これから、このような重大事故をなくすためには、職人クラスの責任者を
 
配置するのではなく専門課程の履修を終えた、経験豊かな責任者を
 
配置するよう義務ずける必要がある。
 
今までの解体工事の資格は講習を受けていれば、資格が取れ、経験の
 
有無等は関係なかった。