現代視覚文化研究会「げんしけん」

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舞-乙HiME 第6話「ニナ、まかれる…orz」

2005年11月12日 22時48分56秒 | アニメ・映像全般
 第6話の気になる物語は「夜、援助の手紙をくれた人への返信に頭を抱えて、うなって悩む【アリカ・ユメミヤ】。年齢も性別もわからないが、【エルスティン・ホー】は文章も字もしっかりしていると男性ではないかという。続いて【アリカ】は【ニナ・ウォン】に「どう、思う?」と意見を求めるが、つれない態度。そこで【アリカ】は【ニナ】の腰のあたりを指で突くと「あ~」と言いながら起き上がる【ニナ】。「あれ?」と【アリカ】は再び腰を一突きすると「ひやぁ~何なの」との反応に【アリカ】が調子に乗って「ムフフフ・・・ニナちゃんの弱点めっけぇ~」とくすぐり攻撃を開始。それがきっかけで、2人はいがみ合うことに。そんな【アリカ】と【ニナ】を仲良くさせるため、【ユカリコ・シュタインベルク】はパールクラスでNo.4の実力を持つオトメ【ジュリエット・ナオ・チャン】のお部屋係りを2人にさせることに。一方、逆恨みともいえるマキマキの怨念を燃やす【ニナ】と【アリカ】に向けるパールクラスでNo.3の実力を持つオトメ【シホ・ユイット】は、深夜の沼地であることを企てていた。まさか、あそこまでの緊急事態になるとは・・・。」との展開を見せる放映回になっております。作品全体としては「ガルデローベ」学園としてのオトメの女の子たちの魅力が多く表現されています。もちろん【アリカ】と【ニナ】に対する妨害もありますし、後半では、【ナオ】のパールオトメとしてのカッコイイ登場シーンと彼女の巨大化した「ゼリーアンギル」に対する華麗なる「舞闘」シーンも見逃せないですね。
 まず、初めの【アリカ】の【ニナ】に対する「くすぐり攻撃」でのやり取りが面白かった。う~ん、よりにもよって【アリカ】に弱点を見つけられるとは【ニナ】も災難だと思います(笑)。その中で見せた【エルス】の【ニナ】に対するほのかな恋心を寄せる百合的な演出も良かったですね。部屋で【ニナ】に迫る【アリカ】を顔を赤くして呆然と女の子同士の絡み合いでの【エルス】。プールの授業中では「ゼリーアンギル」が【エルス】の水着をすり抜けて、「きゃあ・・・えっ・・・何か・・・」と後ろの【ニナ】に「そっそんな、だめだよ~ニナちゃん」と指を合わせてモジモジして「あたしたち、女の子同士・・・でも、ニナちゃんならあたし・・・」と【ニナ】自身は言っている意味が分からない様子で、そんな【エルス】の額に手をやり熱を測り出す。極め付けは【ニナ】が【シホ】の策謀によりプールで溺れてしまう場面での【エルス】の人工呼吸ですね。【エルス】の恥ずかしがっている表情、【ニナ】「人工・・・」と【エルス】とキスした事には変わりない事を思い浮かべ、顔を赤くして口に手をやり押える【ニナ】。【ニナ】は起きたのに、またベットに横になってしまう態度を取る。それを見た【エルス】の悲しげな表情が気持ちを表していて良かった。この【ニナ】の溺れる場面ではもう一つの重要な事が表現されている。それは、【ニナ】が水中で意識が薄れて行く中での、幻覚か、幻か、大きな満月とヒメ星・・・そして、あれは【レナ・セイヤーズ】の影だったのだろうか?そこに助けに来た【アリカ】と重なるシーン。【ニナ】は孤児と言う事もあり、もしかすると『蒼天の青玉』の関係者なのかもしれないと考えてしまう位に、とても神秘的な演出でした。のちにどのような答えが出るのが楽しみです。本当に今作に関しては、女子ばかりの学園としての女の子らしい魅力溢れるシーンが多かったですね。【アリカ】と【ニナ】のほとんど喧嘩状態の激しい「舞闘」をし、【ユカリコ】先生の提案により【ナオ】のお部屋係りになった後のシャワールームでの着替えるシーンでは、お部屋係りの事や【ニナ】の弱点に関する事を話したり、【シホ】はランチを取りながら【ミーヤ】【リリエ】【ヤヨイ】たちとの会話など、実に女の子の学園らしい表現にリアルさを感じられて良かった。それとかなり笑えたのが、星組のプール授業場面での【アリカ】と【マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム】との会話シーンが面白かった。あの【マシロ】の格好ってどう見ても「スクール水着」なんですよね(笑)。しかも、マシロって名前も書いてあるし・・・【マシロ】の「これは、我王家に伝わる由緒ある水着じゃぞ!」と言っているけど説得力ないです。これでは【アリカ】に「変な物は変だもん」って言われても仕方のない事だと思います。しかし、あの元気が取り柄で、体育系の全般が得意そうな【アリカ】にもちゃんと「泳げない」弱点があったとは意外です。まあ、泳いだ事がまったくないなら仕方のない事で【アリカ】ならばすぐに泳げると思いますが・・・作品内では、顔を洗う位の瓶に顔を付けるのにかなり悪戦苦闘していた。しかも、逆立ちして壊しちゃうし・・・【アリカ】は本当に観ていて飽きない楽しい女の子です。憶測ですが【マシロ】と【ミコト】が見ているって意識していたから緊張して水に付ける事が出来なかったと個人的には感じておりますね。結果的には【ニナ】が溺れて、泳げないのに【アリカ】が暴走して水に飛び込んで、顔を付ける事は出来ました。でも、さすがは【アリカ】だと思います。助けに行こうとした【ユカリコ】先生よりも、先に飛び出して【ニナ】と一緒に溺れてしまうとは・・・(笑)。
 物語の展開は、プールで溺れてベッドの上で目が覚める【ニナ】。ベッド脇には【セルゲイ・ウォン】と【ヨウコ・ヘレネ】が居る場面から展開される。【セルゲイ】から【アリカ】と【エルス】に助けられた事や【エルス】から人工呼吸を受けた事を聞くシーンでもあります。そして、そこへ【ナオ】がやって来て【セルゲイ】と視線が合うと【ナオ】が「これは、これは、ウォン少佐。バージンの花園へようこそ」と笑みと皮肉を込めた言葉を言います。【セルゲイ】と【ナオ】の会話から「2人の関係」「【ナオ】も国の援助で学園にいる事」「アルタイ公国の現状」「軍事力としてのオトメ」などが次の【アリカ】と【ナオ】の会話シーンで描かれております。この場面でかなり気になったのが、【ニナ】がベッドの中で流した「涙」の意味ですね。【セルゲイ】へのお世話をかけてしまった事、恥を掻かせたなどを気持ちなのかもしれないし・・・もっと、それ以上に女の子としての重要なモノも感じる涙だと思いました。その次に【アリカ】と【ナオ】の会話シーンではお互いの良い部分をよく表した場面だと思います。【ナオ】は、一見、冷たい態度やセリフを取って関係ないって示しますが、それはちゃんと相手の見ている証拠だと思います。【ナオ】はちゃんと知っている【ニナ】が落ち込んでも必ず、立ち上がって来る事を・・・。逆に【アリカ】は言葉の表面上の意味しか感じ取っていなかったので、「そんなぁ・・・ニナちゃんは頑張ってます!ニナちゃん、凄く頑張っています!なのに、そんなにバカバカ言わなくたって良いじゃないですか!」と頬を膨らませて怒ります。その【アリカ】を見て「やっぱ、面白いね。あんた」と笑みを浮かべる【ナオ】。女性としてのも「格の違い」を感じますね。でも、そんな素直で、純粋な【アリカ】が大好きです。オトメに対しても「きれいで、カッコ良くて、強いじゃないですか!」って言ってしまう【アリカ】が好きですね。ここから、ストーリー展開は目まぐるしく変化して行きます。【シホ】はマキマキを成功させて、証拠隠滅を計ろうとしてプールに行くと【マリア・グレイスバート】に会ってしまい迫力で撤収したり、この後半では、図鑑を閉じて「砂糖」のタグを「塩」のタグにすり替える誰かの姿が描かれている。アニメ劇中では【ニナ】が自分の名誉と執念で襲った水中生物の正体「ゼリーアンギル」と「塩により水中でも視認ができる」事を調べ上げるが、そのすり替えた誰かが「ゼリーアンギル」に「砂糖(糖分)」を与えると固体が融合して、水を吸って巨大化する事まで計算に入れての行動ならば、相当な知能犯だと感じた。やはり、プールに砂糖を入れたても、変化なく【ミス・マリア】に怒られてしまう4人。【シホ】が「後は、任せて下さい」と制服と頭に木の葉を付けて表れるし、【ニナ】も名誉回復できずに落ち込んだままだった。しかも【アリカ】の持ってきたのが「砂糖」と分かると【ニナ】のキレ方は半端じゃなかった(怒)。そのプールは徐々に水位減り始め、【シホ】のマキマキも異常なスピードで回転する状態になり、巨大「ゼリーアンギル」が姿を現した!【アリカ】と【ニナ】がデッキブラシで応戦するが・・・今度は【ニナ】が捕まってしまう状況になる。【アリカ】が「ニナちゃん!!ニナちゃん!!!」と叫ぶと学園の方からひと筋の光が!ローブをまとった【ナオ】だった。圧倒的な攻撃力を見せる【ナオ】。無数の赤い閃光で目標物を八つ裂きする程の破壊力だった。凄くカッコイイ場面でしたし【ナオ】が動きまくりでしたよ!【シホ】よりも強いかもしれないですね。う~ん、パールクラスのオトメたちの「舞闘」も今後あると思うので楽しみです。夜、【アリカ】が机に向い援助してくれる「おじさま」に手紙を書いていた。【ナオ】の教えてくれた「おじさま」って何か意味が違うような気がする(笑)。【アリカ】も手紙を書きながら机に寝てしまう・・・その【アリカ】が風邪をひかないに羽織って上げる【ニナ】。手紙の書かれた字を見ての【ニナ】の一言「へったくそな字・・・」が彼女らしくって好きですね(笑)。


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2 コメント

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TBありがとうございます。 (zak)
2005-11-12 23:56:54
今回のナオよかったですよね。いい先輩って感じで近作では一番美味しいポジションなんじゃないかな。
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TB、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2005-11-13 02:06:18
 zakさん、TB、ありがとうございます。

本当に【ナオ】は良かったですよね。

全体的に輝いていました。

後半での、ローブでの登場シーン・・・

かなりカッコ良かったですね。

【シホ】もナンバー3何だからもう少し

しっかりして欲しいですが・・・情けないです。

【シホ】のマキマキに関する事はマイスター並ですね(笑)。
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