ちょこっとＳｉｓｔｅｒ 『恋のつぼみ』

　『ちょこっとＳｉｓｔｅｒ』第９話を観させて頂きました。いつもの朝の光景。大学へ出る【はるま】と送り出す【ちょこ】。２人の関係も仲良しに戻ったみたい。風邪をひいて、目覚めたら手をつながいでいたら嬉しいよね。逆に【綾乃】と【はるま】の関係はギクシャクしたものとなっていた。【千歳】と【ちょこ】は買い物に出かける。【綾乃】と【はるま】との微妙な雰囲気を感じ取り、心配していた。「お花屋さんに挨拶をしなくなった」と【はるま】の事をよく観察している【ちょこ】であった。
　学食。【珠美】先輩がバイトの穴埋めでと恋愛映画のチケットを２枚持って来た。【はるま】の脳裏に【綾乃】が浮ぶが【ちょこ】と行くと言う。【ちょこ】と【千歳】は【綾乃】のフラワーショップ前を通りかかる。【千歳】も気にし始めていた。直接、何があったのかを聞こうとする【ちょこ】を止める。そこには、説明しづらい大人の事情がある。【千歳】は「シュークリーム」でごまかそうとするが、その場を動こうとしない【ちょこ】。仕方ないと「ブラジャーのつけ方」を教えると言い、関心を惹く事がやっとできた。
　夕方。元婚約者の【一也】が【綾乃】のお店を訪れる。どうやら【綾乃】は【一也】とある約束していた。それは【綾乃】の胸元にある「指輪」を返して貰う事だった。しかし【綾乃】は恐れていた。「指輪」を返せば【一也】とのつながりがなくなる事を・・・。【一也】は、かなり強引に取り上げようとする。その店の前を通りかかる【はるま】。力ずくで奪われる事に対して必死に抵抗する【綾乃】を見て、黙っていられない【はるま】。【一也】と【はるま】とのにらみ合い、緊張状態が続いていた。その時だった。【綾乃】が『やめて、一也』と一言。【はるま】も気づく。【綾乃】のマンションでの涙を思い出す。【一也】がお店を出た後、【綾乃】から２人の関係とこれまでの経緯などを話し出した。納得できない【綾乃】の姿を目の当りにする【はるま】だった。
　アパートに近づくと【ちょこ】のお絵かきの鼻歌が聞えた。元気なく帰宅する【はるま】。ずっと【綾乃】の事を考えていた。同じ頃、【千歳】もお風呂に入りながら【はるま】の事を考えていた。あの時、直接聞こうとする【ちょこ】を止めた事を少し後悔していた。
　夜。寝つけない【はるま】。【綾乃】の今の状況を見て思案していた。
『それって、俺にも、まだチャンスがあるって事かな・・・』とポツリと呟いた。
　翌日。【綾乃】が【はるま】の住むアパートを訪ねて来る。手には「鉢植え」を持っていた。【千歳】が応対し、身振り手振りでお部屋を教える。部屋では【はるま】は新聞を読み、くつろいでいた。【ちょこ】は洋服の上からブラジャーをつけていた。自分の姿を鏡に映していた。満面の笑みの【ちょこ】。【綾乃】さんがノックをする。出て【はるま】は驚く。一方【綾乃】は【ちょこ】の姿を見て戸惑っていた。【ちょこ】にブラジャーを脱ぐように言い【綾乃】のもとへ。昨日のお礼を兼ねて「鉢植え」を持って来てくれたようです。【綾乃】を部屋に招こうとするがお店が開いているので帰るとの事。【千歳】も２人の会話が凄く気になる様子。階段を下りて来る所で隠れていた。そんな自分に対して何となく自己嫌悪になる。食べようとしていたお団子も喉をとおらなかった。
　頂いた「鉢植え」は小さなベランダに置かれた。早速、お水をあげる【はるま】。台所からコップに水を汲むが、これでは申し訳ないと【ちょこ】と一緒に「如雨露」を買いに行く。【千歳】もお買い物に出かける。途中、アパートの住人の【安岡】とすれ違い、挨拶を交わすが【千歳】本人が誰だか分かっていなかった（笑）。【千歳】も【綾乃】を意識していた。お店の前を駆け足で通って行く。
　【はるま】と【ちょこ】も出かけようとすると【真琴】が部屋から顔を出す。【綾乃】が来客していたのを見ていた。【ちょこ】は【はるま】の【綾乃】に対する気持ちを言う。その事の返答は「ギンギン」らしい。【ちょこ】も「あんちょこ」で調べようとしていた（笑）。
　買い物先で偶然に出会う【千歳】と【ちょこ】たち。「如雨露」を買いに来たと嬉しそうに話す【はるま】を見ている【千歳】の笑顔が切ないですね。
　夜。【はるま】は貰った「鉢植え」の花を図鑑で調べていた。【千歳】も布団に入るもなかなか寝つけない・・・まどろみ。そして、夢の中・・・【千歳】は自身が花の妖精となり【はるま】からあの「如雨露」でお水を貰い、喜ぶ夢を見ていた。【千歳】の【はるま】に対する「恋のつぼみ」は咲くのだろうか？