鈴華ちゃんに借りて『新参者』を読みました。東野圭吾です。
一見何のつながりもない登場人物たちが、ある殺人事件によって実はつながっているというミステリー。このお話をたとえるなら、くもの巣が浮かびます。
一点から違う方向に伸びた糸が、あみだくじのようにランダムな横糸によって結ばれ、最終的に大きなくもの巣になる。
その糸をつむぐのは主人公の刑事。こつこつと聞き込みをし、現象にとらわれず人の心の動きに着目し、丁寧に事件の真相を解明していきます。
そして、いつの間にかそれに関わる登場人物たちの心のわだかまりもほぐしていくという人情話もふんだんに盛り込まれ、一粒で何度もおいしい作品。
同じ出来事を別の人間の視点で見ると、こんなに色合いが違うのかという驚きがあります。そこから派生するサイドストーリーの一つ一つが独立しているのにつながっている。ミステリーを読みなれていない私にとっては慣れるのに時間がかかりましたが、これは面白いです。
東野圭吾のうまさ、引き出しの多さ深さに脱帽です。あんなにベストセラーを量産していて、一つ一つのクオリティを落とさない技と力。
そして、TBSにてドラマ化!!来月スタートだそうです。
さて、もうすぐ本屋大賞発表だ。現在「天地明察」に心酔中。
あと何冊読めるかな。
一見何のつながりもない登場人物たちが、ある殺人事件によって実はつながっているというミステリー。このお話をたとえるなら、くもの巣が浮かびます。
一点から違う方向に伸びた糸が、あみだくじのようにランダムな横糸によって結ばれ、最終的に大きなくもの巣になる。
その糸をつむぐのは主人公の刑事。こつこつと聞き込みをし、現象にとらわれず人の心の動きに着目し、丁寧に事件の真相を解明していきます。
そして、いつの間にかそれに関わる登場人物たちの心のわだかまりもほぐしていくという人情話もふんだんに盛り込まれ、一粒で何度もおいしい作品。
同じ出来事を別の人間の視点で見ると、こんなに色合いが違うのかという驚きがあります。そこから派生するサイドストーリーの一つ一つが独立しているのにつながっている。ミステリーを読みなれていない私にとっては慣れるのに時間がかかりましたが、これは面白いです。
東野圭吾のうまさ、引き出しの多さ深さに脱帽です。あんなにベストセラーを量産していて、一つ一つのクオリティを落とさない技と力。
そして、TBSにてドラマ化!!来月スタートだそうです。
さて、もうすぐ本屋大賞発表だ。現在「天地明察」に心酔中。
あと何冊読めるかな。
読後感が心地良いところが人気の秘密だと感じました。
「人間はその人になってみないと分からない」という事を改めて感じた本でした。
コメントありがとうございます!「新参者」読まれたんですね。
・・・お忙しい中、いつ読んでるんだろうかと不思議でしょうがないです^^;
仕事をバリバリこなす支店長と、静かに黙々と読書をする支店長。どっちも支店長なんですね。