第31話
セラの企みによってサンプル室に閉じ込められたヒョンスは力ずくでドアを開けて契約式の場に姿を現す。ちょうどそこにやってきたチョン･テファは、自分がＢＳアメリカの代表であることを明かす。ようやくソンジンとテファの陰謀だと知ったマ会長は、その場で倒れてしまう。マ会長に駆け寄るドジンと会社のスタッフたち。知らせを受けたヨンエも急いで病院に向かう。サンプル室に一緒に行ったデザインチームのスタッフたちは、折れている掃除道具を見て不思議がる。ヒョンスもサンプル室で２度もこんなことが起きたことを不可解に思う。ヒョンスを閉じ込めたセラは誰も気づかないだろうと高をくくっていたが、防犯カメラがあったことを思い出し、すぐに保安室に向かうが、そこから出てきたヒョンスと鉢合わせて言葉を失う。
第32話
ドジンにヒョンスとヨンエの関係を話しに行ったセラ。しかしヨンエはドジンを家に残るように話して家の外に行く。家まで訪ねてきたセラに家に帰るようにヨンエは話すものの、ちょうどそこにテファがやってきて形勢は逆転する。勝ち誇ったようにヒョンスのことをテファに話そうとするセラ。しかしテファはセラの話には耳も貸さず、誰よりも先に自分がヒョンスとヒョンスの息子を韓国から追い出してやると言い家の中に入っていってしまう。
テファが家に来たことを知ったマ会長は憤慨し、今すぐ家を出るように話す。マ会長はＢＳアメリカとの契約を無効にすると言い放つが、テファは息子を失いたいのかと責め立てる。
家に帰るとセラはミランに、ヨンエがヒョンスの存在を知っているはずだと伝える。
第33話
行方不明になったスンイを探すために泣きながら家を飛び出したヒョンス。ちょうどヒョンスを見かけたドジンはトラックにひかれそうになったヒョンスを助ける。取り乱しているヒョンスを見て懸命に落ち着かせようとするドジン。“愛の家”に連れて行かれたスンイは、そこでユンホにそっくりな患者を目にする。
ベッドに横たわる患者を見たスンイは早く起きてと声をかけ続けるが、スタッフが施設に侵入していたスンイを不審に思い追いかける。ヒョンスは警察に届けに行き、ドジンは近所を探し回る。公園にあった防犯カメラを見つけたドジンはすぐに画像を確認しに行き、スンイが“愛の家”に行ったことを知る。施設のスタッフの目を盗み病室に入り込んだスンイはユンホの手を握りながら眠ってしまう。
第34話
ヒョンスの家を訪ねたヨンエを見るなりスンイはユンホが“愛の家”のベッドで眠っていたと言い続ける。そこにやってきたドジン。ヒョンスはなぜ家に来るのかとドジンを突き放そうとする。そしてそこに現れたセラはヒョンスを責めるが、それを見たドジンはセラに謝罪しろと話す。ドジンはしつこくつきまとうセラにヒョンスに気持ちがあると話す。しかし絶対に実らないと断言するセラに、ドジンはその理由を話せと責める。セラはヨンエに聞くようにと話す。一方、ヨンエはユンホの死亡届を出そうとヒョンスを説得しようとするがヒョンスは思い悩む。そしてヨンエのところに来たドジンは、マ会長がセラと年内に結婚しろと話す。しかしドジンは拒み、その場にいた母親のテファもドジンの肩を持つ。
第35話
トジンとスンイがベッドに横たわるユンホを見ていると、ヨンエが入ってくる。スンイがヨンエを見てユンホのおかあさんと呼びかけるのを見たドジンはうろたえる。訳の分からなくなったドジンにヨンエはヒョンスが自分の嫁であることを打ち明ける。ショックで言葉が出ないドジン。その様子を見ていたミランはすぐ娘のセラに報告する。ミランとセラはヨンエの再婚先の息子とヒョンスがうまくいくことはないとたかをくくる。気持ちを落ち着けたドジンはヨンエになぜもっと早く話さなかったのかと聞くが、ヨンエはヒョンスがＴＳＫの客員デザイナーであったことを知らず、しばらくして事実を知ったもののドジンがヒョンスに思いを寄せていることを知って言い出せなかったと話す。ドジンはヒョンスの家でガンジャに引き止められて夕食をごちそうになるが、ドジンもヒョンスも黙ったままお互いに目も合わせようとしない。
第36話
酒に酔ったヒョンスの手を握りながら愛の告白をするドジン。しかしそれを見ていたセラは我慢できずヒョンスの顔に水を浴びせる。さらにセラはドジンがヨンエの義理の息子であることをヒョンスに明かす。ヒョンスがドジンと何の関係もないと言ってもセラは信じないどころか、ドジンが諦めてくれと何度言っても引き下がらず、ドジンは困り果ててしまう。翌日研修先から姿を消したドジンとセラ。社員たちは２人が抜け出したのかと噂するが、ドジンは自殺を図ろうとするセラを追っていた。ドジンの呼びかけも無視して建物の屋上で思い詰めた表情でぼんやりと立っていた。一方、病院に診察を受けに行ったマ会長は、そこで偶然ヨンエと一緒にいたハンソルに出くわすのだが……。
第37話
マ会長の家の前で刑事を見かけたチョン･テファは、その男性がキム・チョルヨンの捜査で知ったファン刑事だったことを思い出す。ファン刑事はユンホが生きているかもしれなとヨンエに話しに行ったのだが、遠くから２人の様子を見ていたテファは、ヨンエが何か知っているのではないかと勘ぐる。
ファン刑事が「愛の家」への同行を求めた時、ちょうどドジンから電話を受けたヨンエはヒョンスがヨンエの嫁であることをテファが知り、ヒョンスの家にも行ってきたことを知る。テファはソンジンとヨジンを連れて家に押しかけ、マ会長の前で、ヨンエが財産を狙い計画的にマ会長に近づいたのだろうと問い詰める。ヒョジンの家族はテファが押しかけて家をめちゃくちゃにして驚くが、ドジンがヨンエの義理の息子だと知り大騒ぎになる。