和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

021(奈良)橿原 さなぶり餅

2012-09-26 18:59:30 | 奈良の和菓子
先日、ロードバイクで出掛けた際に立ち寄った
総本家さなぶりやさんの「さなぶり餅」です。

<さなぶりやの店構え> ~奈良県橿原市~

ぼけ封じとバラで有名な「おふさ観音」の門前
にあるお店。
どう見ても町中の普通のお米屋さん…
うっかり見落としてしまいそう。

店内に入ると、腰掛けてご近所の方と話し中
だったご主人が、とても愛想良く応対して
くれました。

<さなぶり餅>

半夏生餅(はんげしょうもち)とも呼ばれる
小麦の餅です。
ちなみに半夏生とは夏至から数えて11日目
(1年365日の丁度半分)を指し、田植え
作業を終える目途のこと。
大和地方には田植えを終えた農家が、小麦を
使った餅を搗いて田の神に供える習慣が室町
時代からあり、この習慣は南河内や北和歌山
地方にも残っているんだとか。
こちらでは昭和59年から売ってるそうです。

ところで、「さなぶり」の「さ」は田の神様
を指し「なぶり」は昇りが訛った言葉といわ
れており、田植えを終えて天に帰っていく田
の神様に感謝する行事だそうです。

「さなぶり餅」はもち米と全粒小麦を使用し、
独特の粘りとぷつぷつとした舌触りが特徴。
そのまま食べるとほんのりと甘い素朴な美味
しさで、添付のきな粉と黒蜜をかけると、
きな粉の香ばしさが美味しさを倍増させます。
これは意外といけます。
(カップ入り:1個 \130、箱入り:6個 \600)

今回は食べきりサイズの「さなぶり餅」を
買ったけど、ファミリー用の450gポット入り
もあります。
また、お米屋さんだけに家でも作れるように
原材料(もち米、小麦、小豆など)もあり。

「さなぶり餅」…こんなん知らんかった~。
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