読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『マッチ箱日記』(小2に読んだ本)

2021年10月04日 | 歴史を知る本
前回の小2国語クラスで読んだ本をご紹介します。
先週は台風のため休講でしたので、今回ご紹介する本は、先々週読んだものです。ちなみに、小学生国語道場クラスでは、文章量が多い本を数週に分けて読んでいるため、このところご紹介できておりません…。読み終わりましたら、こちらのブログでご紹介します。

小2生に読み聞かせをしようと思ったら、小6生用に用意してあった本を見つけて「これが読みたい!」と生徒さんからリクエスト。

そこで、リクエストにお応えしてこちらの本を読みました。
 ひいおじいちゃんと幼稚園児の孫娘の会話で物語が進んでいきます。
孫娘がひいおじいちゃんの部屋で見つけたのは、小さなマッチ箱がたくさん入った箱。
これは、ひいおじいちゃんの日記なのです。
それぞれのマッチ箱の中には、思い出の品が入っています。

イタリアで生まれた少年は、やがて移民として家族でアメリカに渡ります。
働きに働き、学校に行き…

マッチ箱に入っているものは、オリーブの種や新聞の切れ端…
他人から見ればゴミのように見えるものかもしれませんが、ひいおじいちゃんにとっては、人生の思い出のかけらなのです。

人生は、こんな思い出の積み重ねでできていることを、改めて感じさせられます。
それぞれのページに広がる、映画のワンシーンのような迫力のある絵も素晴らしく、読み応えのある1冊です。

小学2年生には難しいかと思いましたが、お子さんは、集中して聞いてくれていました。

もう少し大きくなったら、また改めて読んでいただきたいと思います。きっと、新たな発見があるのではないでしょうか。
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『カエサルくんと本のおはなし』(小5に読んだ本)

2020年10月02日 | 歴史を知る本
先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
 放課後、主人公の男の子は図書室に本を借りに行きました。
本を選んで、いすに座ってページをめくったら…
小さなおじさんが本の中から出てきました!
おじさんは、偉大なるローマの将軍カエサルだと名乗ります。
今の「本の形」を最初に考えたのは、このおじさんなのだそうです。
おじさんは本の歴史について語り始めます。

長い長い歴史を振り返ると、今のような本が作られ始めたのは、ごく最近のことなのだと気づきます。
そして、今は電子書籍が作られ始めるなど、本の形はさらに変化しています。

しかし、「大切なことを正確にずっと先まで伝えたい」という思いは、今も昔も変わりませんね。

お子さんたちは、本の歴史に興味津々でした。
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『絵で見る日本の歴史』(小4・小6に読んだ本)

2020年02月14日 | 歴史を知る本
1月最終週、2月第1週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。

 この本では、縄文時代から現代までの歴史が、見開きの絵でつづられています。
細部まで書き込まれた絵は、見ごたえがあります。時代によって割かれているページ数が違うのも面白く、例えば、江戸時代には14ページが費やされています。見開きの絵が7枚分です。絵の枚数で、その時代の長さが大体分かるようになっています。
細かい歴史的事項は載っていないのですが、おおまかな歴史の流れがわかるので、お子さんにぴったりの絵本だと思います。

お子さんたちは、迫力満点の絵に釘付けでした。
歴史を勉強している6年生はもちろん、4年生も興味津々で聞いていました。
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『天動説の絵本』(小4、小6に読んだ本)

2019年08月16日 | 歴史を知る本
前回、前々回の小学生国語道場クラスでは、2週に渡ってこちらの絵本を読みました。
 この絵本には、具体的な数字や人名は登場しません。
ただ、地球が丸いことや、地球が太陽の周りを回っていることが知られる前の話であることが分かります。
具体的な事柄が登場しないからこそ、中世の人々がなぜ天動説を信じていたのか、その考え方が分かります。

絵本の最後に載っている、解説とあとがきを読むと、「迷信に埋まっていた古い時代から新しい科学の時代をむかえるまで…それは文字通り天と地がひっくりかえるほどの激しい変わりようであったことを、ぜひ子どもたちに伝えたいのです。」とあります。
地動説を提唱したコペルニクスや、地動説を熱烈に支持したブルーノという修道僧、また宗教裁判にかけられたガリレオのことを考えると、天動説から地動説に移るまでにどれだけの困難があったのかと、思いをはせずにはいられません。

1979年に書かれた絵本ですが、内容、絵柄共に全く古びていないことに驚きます。
特に、緻密な描きこみの絵は、外国の画家の画集を見ているかのような気分になります。

内容は少し難しいですが、クラスでは真剣に聞いているお子さんもいて、絵本の力を感じさせられました。
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「いたいっ!」がうんだ大発明(小4・小6に読んだ本)

2019年04月26日 | 歴史を知る本
先週の小学生国語道場クラスでは、こちらの本を読みました。
 これは、題名の通り、ばんそうこうを発明したお話。
今から100年くらい前の1917年、アール・ディクスンさんは、大好きなジョセフィーンさんと結婚しました。
ジョセフィーンさんは、なにをやっても不器用なぶきっちょさん。
けれども、このことが大発明につながるのです。

このお話を読むと、人生の幸不幸は分からないものだと思います。
ジョセフィーンさんがぶきっちょさんでなければ、ばんそうこうは生まれなかったかもしれません。
ばんそうこうが誕生した過程ももちろん面白いですが、人生という冒険の楽しみ方についても学ぶところの多い絵本です。
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