山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

比企三山と美の山関東ふれあいの道

2014年01月26日 | さんぽ
奥武蔵北部に位置する山々は「比企の山」と呼ばれるほど古くから信仰の対象の山だという。中でも「笠山」、「堂平山」、「大霧山」を「比企三山」と呼ばれているようだ。外秩父七峰縦走ハイキングコースの一画をなしている山であり、よく整備された山道は訪れるハイカーも多い。今週は中央線沿線の山を考えていたが、朝寝坊してしまい、とっさにひらめいたこの比企三山のコースと関東ふれあいの道を歩いてみたいと思う。幾度となく訪れている大霧山から笠山だが、決まって橋場のバス停を利用していた。そこから登り上げれば粥新田峠に出て、美の山(蓑山)へ続く関東ふれあいの道がある。今日はちょっと長いが、この道も歩いてみることにした。まずは、小川駅から白石車庫行のバスに乗車する。このバスはスイカ、パスモが使えないので注意が必要だ。皆谷まで¥300だが、小銭が無かったので駅前のコンビニで両替をして頂き乗車する。バスを降りて民家の庭先を進めば、季節の花「蝋梅」が満開に咲いていた。車道をしばらく歩きながら進んで行くが、要所要所には外秩父七峰縦走ハイキングコースの立札がたてられ、笠山へと導かれる。 . . . 本文を読む

柳沢峠から黒川鶏冠山

2014年01月19日 | さんぽ
さてさて、今週はどうしたものか。どこの山へ行こうか。天気の変わりやすい状況に場所がいっこうに定まらない。そうこうして悩んでいるうちに気持ちも低下してしまった。翌日は前線が通過する為、未明には関東の平野部でも雪が積もるという内容だった。テレビ、ラジオではセンター試験を受ける方は時間に余裕を持って会場へ、と呼び掛けている。この季節、雪山へ行くには装備もあれこれ大変だが、そこそこの雪景色なら近くの山でも楽しめそうな天気予報だった。ならば久し振りに黒川鶏冠山を第一候補として考えることにした。青梅街道からアプローチするが、路面の状況によっては丹波山か日原か川苔山辺りに変えることも視野に入れる。まずは、朝起きたら外を確認し、それから行き先を決定することにして、この日は落ち着いた。そして次の日、都心でも1cm程度の予報だから、白銀の世界かと玄関を飛び出してみる。しかし、それはいつもと変わらない、暗くて寒い朝だった。従って、計画通り柳沢峠へ向けて車を走らることにした。 . . . 本文を読む

橋小屋の頭、ショウジクボの頭、滝の入頭

2014年01月14日 | さんぽ
今日は祝日だというのに、気が緩んでしまったのか、生活に張りがないのか、それとも緊張感が足りないのか、朝寝坊をしてしまった。その為、予定していた山は諦め、半日コースの近くの山へ出掛けることにした。場所は東飯能駅前から8:13、国際興業のバスで名郷へ向かい、蕨山を目指す。そこから、橋小屋の頭へ出て、西側が伐採された尾根を鳥首峠まで歩き、冠岩を経由して浦山大日堂へ下山する予定だ。浦山大日堂からはおなじみの市営バス「ぬくもり号」で帰路につくことを考えているが、14時丁度と16時丁度の便があるので乗り遅れないようにしなければならない。平日も休日もこの発車時間は変わらないので覚えやすい。三連休はマイカーが使えなかったので電車バスで出かけたが、気軽に移動できるのも悪くない。それに、下山場所も戻る必要のないコース取りが可能なので、度々公共機関を利用するのも楽しい。さしづめ、大人の遠足気分だ。 . . . 本文を読む

秩父華厳の滝から破風山、そして山靴の道

2014年01月12日 | さんぽ
破風山(はっぷさん)は秩父の里山であり、奥秩父の破風山(はふやま)に比べれば標高が626mと2,317mの違いがある山だ。しかし、展望ではこちらも決して引けを取らず素晴らしいものがある。但し、この見通しの良い冬の季節にこそ、その価値があるように思えるが…。いずれにしても展望の良い山は気持ちのいいものだ。今回はSさん、Mさん、そしてHさんの計4人でこの破風山(はっぷさん)を陽だまりハイクで楽しむことにした。そして、下山後は新年会、Hさんの日本百名山完登祝い、その他諸々含めて、西武秩父駅周辺で反省会をする予定でいる。パスモ、スイカが使えない秩父鉄道は皆野駅で下車した。駅前を歩いて2~3分のバス停から日野沢行き8:40発の町営バスに乗車する。料金は¥250で、30分ほど乗車し秩父華厳前のバス停で降りた。バス停横には駐車場とトイレもあり、車で立寄るには都合がいいようだ。まずは、日光の華厳の滝に似ているという秩父華厳の滝を見学した。どこがどのように似ているのか分からないが、滝の上にはユニークな不動明王があった。見学は数分で終わり、車道をそのまま歩いて大前集落へ入って行く。林道は山影の中をくねくね曲がりながら登っていた。尾根に出ると日当たりの良い、3~4軒の集落の中に出る。ここからが山道となり、大前山への近道を見送って、右の尾根方向へ進む。 . . . 本文を読む

深閑の南天山へ

2014年01月05日 | さんぽ
奥秩父は紅葉で知られる中津峡から三国峠へ通じる中津川林道の北に位置する南天山。展望の良い山頂や変化に富んだ沢沿いには大小の滝があり、人気の少ない静かな雰囲気が魅力的な山だ。ここへは電車やバスでは便が悪く、日帰りでは無理だろう。しかし、マイカーを使えば身近な存在になる。鎌倉橋の登山口から見晴らしの良い山頂まではそう時間も掛からず、両神山や赤岩尾根、それに大ナゲシ、帳付山と、あのゴツゴツとした山容が見渡せるのでお気に入りの山のひとつだ。南天の木は『難を転ずる』と言われ、縁起物として伝えられている。そこで、新年の登り始めは縁起をかついで南天山へという方もいるようだ。 . . . 本文を読む

西御殿岩から奥秩父の冬景色

2014年01月02日 | さんぽ
先月の降雪では奥多摩や奥秩父の山々にもだいぶ雪が積もっているたようだった。手短な場所から冬景色が眺めたく、あれこれ思案する。トレースが確実にあるのは雲取山、変わった所では黒川鶏冠山、鈴庫山辺り、願わくば飛龍山の禿岩か大常木山、もしくは東仙波、西御殿岩辺り。そんな事を考えていた。しかし、あれもこれも踏み跡があってのお話し、一人ラッセルでは到底目的地までたどり着けない。奥多摩の酉谷山でも膝上の積雪らしく、天目山や熊倉山のシラカケ岩辺りでも行ってみなければ分からない。そんな事を考えていると頭の中はクルクル回っていた。そして、案としては最終的に二つに絞り込む。一つは十数年ぶりの黒川鶏冠山と鈴庫山周辺。二つ目は行き慣れた西御殿岩か東仙波、チャンスがあれば禿岩か大常木山へ行ってみようと目論んだ。そうと決まればワカンに軽アイゼン、ダブルストックを準備する。世間は正月休みだから山小屋のある山なら多くの登山者が入り、雪道は踏まれているだろう。そう推測した。青梅街道から柳沢峠を目指し、山の積雪状況を確認しながら車を走らせる。途中の斜面を眺めれば、想像していたよりも以外と雪は少なく、展望の良い西御殿岩へ方向転換した。三之瀬まではやはり路面は凍結して、鏡のようにテカテカ光っていた。スピードを抑え、ゆっくり走行する。時間的に余裕はない。車を止めるや否や急いで身支度を済ませ、登山口である林道へ入った。 . . . 本文を読む