目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

家族間での平和な会話<中3の息子と小6の娘バージョン>

2023年07月17日 | 育児日記<4コマ>
遥か昔の祭りでのスイカ割りの写真。今回の話と関係ありません。

夜に、歯を磨いていたら、娘が「ビモンがある動物って何だっけ?」と聞いてきた。
「ビモン?ギモンじゃなくて?」
「ビモン」
何度聞きかえしても「ビモン」というので、
「ビモンって何?」と聞き返したら、娘は「知らない」と言う。知らないから聞いているのだ。
「何それ~」と茶化しそうになったのを察知し、体の向きをくるりと変えて
走って、父に聞きに行った。
「父ちゃん、ビモンがある動物って何?」
「そんなのないよ」。
知らんとばかりに、素っ気なく突っぱねられた。
「国語辞書で調べる」と言う娘に、「そんな言葉は国語辞典に載っていないよ」
とさらに言われる。

両親に否定されたにも関わらず、娘は踏ん張って、息子に聞いた。
すると、聞かれた息子はさも当然のように
「ああ、牛の鼻のこと?」とさらりと言った。
聞くと、人間にも指紋があるように、牛にも鼻に「鼻紋」なるものがあり、個体認定のために
登録されるらしい。
かなり専門的な言葉だ。もちろん国語辞書にも載っていない。
そんな言葉をなぜ知っているのか、と聞いたら
酪農漫画に載っていたらしく、タイトルを聞けば二人の愛読書ではないか。

娘は読む本の内容を表層的にしか読まないところは私によく似ている。
対して、息子はかなり覚え込みながら本を読み、単語のひとつひとつを時間がたってもかなり覚えている。
娘は、どんなに否定されても、踏ん張って聞き続けて答えを探し求めてえらいと思った。
対して、息子は家族が抱え込みそうになった問題を、知識でもって解決してえらいと思った。
娘のフラストレーションはこうしておさまった。
さらにいえば、娘の親への信頼度がかなり下がった。
そして兄への信頼度がかなり上がった。

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