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新潟県知事選挙で脱原発を託したい<新潟県民の願い>

2022年05月17日 | Weblog
新潟県知事選挙への攻防戦が始まりました。
現知事は大きな不祥事も起こしていないので、2期目への当選は手堅いと思われています。


だけど、あえて私はこうして対抗馬である片桐奈保美氏への強い支持を書くのは、
原発の再稼働がどれだけ恐ろしいかを、始終知らされ、始終恐れ、始終思い悩み、
始終悩んでいるからです。
再稼働をどうかやめてほしい、現知事のままでは再稼働をしてしまう。
そんな恐怖が、いつもあるから、少しでも望みをつなげられるなら、と思って
私はこの人の支持をしたいと思いました。

東京電力の度重なる不祥事には、毎度のことで、感情も麻痺しそうですが、
テロリストや他国籍軍の兵士が侵入すれば、簡単にドアを開けられ、
簡単に爆発できるシステムだといいます。
無防備そのものの体制は、柏崎刈羽原発に特化しているらしく、
他の原発でもここまで無防備ではないという第三者委員会の評価
でした。

なぜ、福島原発事故以後、11年もたってなお、東京電力も政府も、ここまで
国を危機にさらそうとし続けるか。
所詮、地方は捨て駒と思っているのでしょう。

この恐怖を誰と共有すればよいのでしょうか、
少なくとも花角現知事とは共有できないでしょう。


新潟日報で片桐氏は
「ウクライナとロシアの戦争で、チェルノブイリ原発が砲撃の危機にさらされた。」という
おそらく全世界がもっとも注目したであろう事実に驚愕し、
柏崎刈羽原発も同様の状態になることを懸念して立候補を決意した
といった。
その決意にただただ感嘆した。

私も、チェルノブイリ原発砲撃が回避できるまでの間、生きた心地がしませんでした。
もしも、チェルノブイリ原発が砲撃されたら、世界中が放射能汚染にさらされ、
世界は「死の世界」へと変わってしまったでしょう。

新潟県の刈羽柏崎原発も、同様の危機にさらされる危険があります。
この原発は、世界一の大きさなのです。
世界の大国が戦争に踏み切っている今、それが起こらないなど誰に言えるでしょう。

今までは、そんなこと(原発への攻撃、原発へのテロリストからの攻撃)が
絵空事に思えていたでしょう。
だけど、今は違います。
はっきりと見える形で、恐怖の現実が世界で起きています。

どうか目をさましてほしい、
柏崎刈羽原発を廃炉にすることで、再稼働をしないことで、
わずかでも未来に希望を持ちたいと思う私は
果たして非現実でしょうか。

このまま未来を、閉ざしていいのでしょうか。
刈羽柏崎原発が動く可能性がある限り、未来は明るくはないです。

今日、花角英世氏の街灯演説を聞きました。
「新潟と佐渡との空港」をつくるそうです。
30年以上前から言っている言葉の繰り返しに、
思わず「なんて現実味のないことを言うんだろう」と、腹がたちました。
本当に腹が立ちました。
街灯で聞いている人は腹が立たないのですか?
本当にそれが、今やるべき政策だと思っているのですか?
本当に佐渡にジェット機が飛ぶと思っているのですか?
新潟ー佐渡空港どころか、佐渡汽船ですら、まともな支援を約束しませんでした。よね?
「(現知事は)佐渡出身なのだから、もう少し佐渡寄りのご支援をしてくれてもいいのに」
という市民のぼやきは、聞いたことがありますか?

佐渡空港に、今後ジェット機を飛ばすためには、
加茂湖をさらに埋立て、滑走路を作らなくてはいけません。
その滑走路予定地に住む方が、何十年も度重なる土地の売却要求に
迷惑を被っていることは、ご存知なんですよね、きっと。
もう、解放してさしあげてくれませんか?
加茂湖を埋め立てることで、どれだけの環境被害があるかは承知済みなのでしょうか。



何億円もの借金が新潟県はあります。今後も増え続けていくでしょう。
コロナで観光業が軒並み打撃を受けています。
今必要なのは、土建業への巨額投資ではなく、
苦しんでいる人と企業と施設、ぎりぎりで頑張っている人たちへの救済と支援ではないのですか?
本当にそうではないのですか?

原発については、花角知事は4年前「脱原発」と言っていました。
今は言っていません。
「検証」に終始しています。
「検証が済むまで、再稼働はしない」と言っています。
検証、もうすんでいませんか?
これだけの不祥事を起こした東京電力に、なぜ未だ「検証」の余地を与えているのでしょうか?


片桐奈保美氏の街頭演説も聞きました。




県知事って大きなポジションですよね。
ものすごい重責ですよね。
そこに「再稼働だけはいけない」と、乗り込むこの方の強さは、ものすごいと思います。
そういう人が、新潟にはいる。
原発の怖さをちゃんと知っている人が、新潟にはいる。

甘い水、巨額のお金に惑わされない人が、新潟にはちゃんといる。

そのことに救われます。

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