山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演劇キャンプ・風の里

2014-06-29 23:31:07 | ワークショップ
昨年につづき、第2回目の演劇キャンプ(熊本県西原村風の里キャンプ場:6月28日-29日:参加者14名)は無事終了しました。
この無事!というのが味噌で、天気予報では「雨」だったのが「曇り&晴れ」だった。
野外活動の場合、自然現象に支配される。
雨の場合、ワークショップは「濡れる劇作り」を提案するつもりだった。私は密かに海水パンツを準備していた。夢桟敷のタロー君には赤いフンドシを準備してくるように言っていた。KARENちゃん(15)にはビキニを!(注:「うちゃーイヤ」と言われて却下されたが。)

「レンジャー」短編台本を使って劇を作る。約4時間強の稽古で発表会となる強行スケジュールである。二つの班に分かれた。
私たちの班は熊大、soil、みちくさ、夢桟敷のメンバーで構成された。
自己紹介も兼ねて、台本上の役を分配してその役を自ら紹介するところから始める。プロフィールをそのまま台詞にする。つまり、台詞を記憶する劇作りから、自分で台詞を作ることに視点を置く。
下は15才のKARENちゃんから70代のトクさん。年齢の幅が広い。
soilのマリ~ちゃんはよく発言してくれるしポンポンと前へ進めることができた。熊大のダイゲン君は未知の可能性を秘めている。こりゃ、根っからの役者向きだと気合が入った。
なんと、ナレーション役のアリタカさん、堂々と舞台上でやることになった。
トクさんは日頃は浪花節を歌っているらしい。当然、劇で歌うことになる。年齢が高いということは味が出る。
和やかな時間で稽古ができた。通常は本番に向かってピリピリしてくるのだが、これが演劇キャンプである。

発表会が終わってバーベキューを楽しむ。
昨年は大量に買い過ぎて肉が余ったが、主催者の玉垣君の仕入れは丁度良い量だった。
昨年の経験が生かされ作業もスピードアップされた。
美味しいものを食べながらの演劇論は弾んだ。若い世代の演劇が今後、どのような流れを生み出すか楽しみになった。
もしかしたら、このメンバーの中に天才や怪物に育っていく者がいるかも知れない。人生、ちょっとしたキッカケで弾みがつくものだ。
とりわけ、韓国から留学してきたジュン君、関東大震災のドサクサで暗殺された大杉栄の思想に興味があるらしく私とはピッタリ息が合った。
バーベキュー後、タロー君とイワナガさんと私の三人がお化けの役で肝試しをした。キャー!の声で肝臓(キモ)が強くなった。

あくる日はキャンプ場近くの「千力の湯」で温泉を楽しむ。
キャンプの往復、仮面工房のカクさんの車でお世話になった。助手席から眺める風景で追われているパーティーの準備を忘れることができた。
一番年少のKARENちゃんを皆さんから可愛がって頂き、顔が緩みっぱなしの一泊二日だった。
又、来年も!
さて二週間後に差し迫ったパーティーを進めなければならない。エネルギー補給は万全である。ギアーをトップに変えよう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿