山本武と市民の四季

市民の生活と市政について、四季折々の風を感じ・考えたことの報告。ぜひお気軽にコメントをお寄せください。

横山市長の所信表明

2008年12月18日 00時18分00秒 | 議会報告
きょうから白井市議会第4回定例議会が始まりました。議案の概要説明の後、市長の「所信表明」がありました。
1,米国発の市場主義のほころびが、グローバル経済の波に乗って日本の実体経済に厳しい状況をもたらしています。日本の就業者の70%が中小企業に勤めているといわれる中で、白井市内の事業所もそのほとんどが中小零細企業である実態を見るとき、市民生活をしっかりと見守っていく必要があると考えています。
また、地球温暖化については当然自治体としても対処すべき問題と捉えています。
白井市の将来像については「自分たちのことは自分たちで決める」という意識が持てるまち、即ち「市民自治のまち」を創る事ではないかと考えています。具体的には市民の皆さま、議会の皆さま、と議論を重ねて「常設型の住民投票条例の制定」、そして市民自治を制度化するための自治基本条例を目標にしていきたいと考えています。
中村前市長は12年の任期中に大変努力され、情報公開条例、市民参加条例、環境基本条例の制定、ISO14001の導入など、首長として果敢に先進的な取り組みをされたことに敬意を表します。
合併の問題について一言申し上げます。
一昨日、山崎印西市長から09年の年明けに予定されている法定合併協議会への参加のお誘いを受けました。私は4年前の住民投票のこと、そして、今回の選挙結果からして1市2村が推進しようとしている平成22年3月までの合併に向けた法定協議会への参加は、市民の理解を得られないと申し上げました。今後、当市におきましては団塊の世代が一挙の高齢化し派生する要因の調査を行う一方、若い世代の転入が盛んになっています。子育て支援の対策も必要です。私はこの選挙において「マニフェスト」をつくりました。重点政策として6つ提起しています。この目標に向かって着実に市民との約束を果たしたいと思っています。先日行いました「職員訓辞」では「市役所を市民との対話の場所、市民サービスの発信センター、市民の信頼構築の拠点としたいこと」、「市民対応の窓口としての意識を持つとともに、市民と行政との関係性をあらためて考えてほしいこと」、「新米の市長であり、支えて欲しいことと、何でも意見を出してほしいこと」、「業者との癒着など市民から指摘される点もたびたびあるので、今後は法令遵守をなお一層心掛けるとともに、倫理を重視してほしいこと」、「白井市役所の職員として誇りをもって仕事に専念してほしいこと」などを話しました。新たな白井市創造のために大きな役割を果たしてほしいと考えています。
私は、本日申し上げましたマニフェストの実現に向かって「暮らし先進地」というどこにも負けない目標を掲げて、市民ひとり1人の暮らしを支えて行こうと、全身全霊を傾けて行く所存です。議会の皆さまの一段のご指導とお力添えを心からお願い申し上げまして、所信表明といたします。

長丁場の市長選挙は勝利した

2008年12月06日 23時14分16秒 | 日々の出来事
 11月30日(日)わくわくする思いと不安とが入り交じった気持ちで第一小学校の開票所(体育館)へ向かったのは午後8時20分であった。伊藤選挙管理委員長が開票作業の開会を告げ、11カ所の投票所と期日前投票の投票箱一個の合計12個が解錠されて、作業が始まった。開票立会人には各投票所の投票率がA4の紙で配布された。なんと在来地区の投票所での投票率が異常に低いことに目が止まった。全体の投票率は53%であった。有権者の過半数が投票した。開票立会人の任務は作業する職員の流れを見ることもあるが、無効票の判定が主任務になる。「山本くがこ」等の氏名記述は無いだろうと思っていたのだが?はたしてあったのである。これは当然のことだが「無効」となった。無効票にはさまざまな筆記がある。○○さんは有効だが、○○さんへ、と書くと無効になる。判読しがたい記述も多く白票を含めて300票余が無効票となった。横山くがこ新市長は13、920票を獲得して、伊藤 仁候補10、204票を大きく上回った。私たちは「市民派」の勝利!と歓声を上げた。しかし、選挙出馬に遅れをとった伊藤候補は善戦したと思う。選挙中「発行元が不明のヤミビラ」が出されたりしたが、ともかく勝利して終わった事を喜びたい。