ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

ゴミ屋敷ではないので

2016-01-31 12:00:00 | 雑感

20160131

今日の空 ;2日続きの雨が上がりました。最寄アメダスの48時間雨量は54mm。朝9時にはまだ厚い雲が空を覆って(本日の見出し画像)いましたが、10時頃には雲間から強い日差しが射しはじめてきました。A畑畝1のビニールシートは雨が降り始めた先日からビニールを外したまま。日が射しはじめたので急ぎ、シートを元に戻し(下の画像・左の畝)ました。

それに合わせ、廃棄野菜ゴミを畝上に並べてみました。自宅の野菜ゴミは年末から1か所に集め、枯れたら、茶色になったら炭素循環で菌床など同様に畝に乗せるつもりでした。先日の師匠宅での雑談で「剪定枝なども葉がまだ緑でも空気中に晒している(土の中に入れていない)状態であれば畝に乗せてもいい」という話がありました。善徳山Sさんは刈り取った草を畝に並べて放置し、畝上で枯れさせるといいます。その話を参考に野菜クズを畝に並べ始めました。畝2です。ここにはライムギを撒き、更に菌床を撒いていいるところです。

畝上の場所を特定し、支柱が土中に入る深さを定期的に測定してみたいと思います。

実はこの畑の周りは住宅地。すぐ隣の幼稚園・保育園の併設施設に送迎に来るお母さんたちや隣近所のみなさん、朝散歩に来る人たちから見ると、今はやりの”ゴミ屋敷”と誤解されそうな畑(笑)です。この意味を理解していただけるようこのブログをご紹介する立札を出したほうがいいのでしょうか。


雨が降るぞ!

2016-01-30 06:00:00 | 日々の営み

20150129

今日の空 ;富士山は見えない。青空も見えない。どんよりの雲から朝から雨が降っている。予報ではこの日夕方に激しく降り、翌日も雨が残るという。畑の土も乾燥して乾いている、ということで太陽熱処理のシートを外すことにした。

雨雲の途切れそうな時間帯、午前10時前後を狙ってシートを外した。この手法の目的・狙いは微生物の活性化。透明マルチで畝を覆って畝の温度を上げることではないという話を思い出した。なるべく畝の下深く15~20cmまで温度を上げることが大切。そのためには水分がその深さまで達していると畝表面だけではなく畝全体で温度が上がり微生物活性化の効果が出やすい、という理屈だった。陽の射すことのないであろうこの日・翌日、自然の散水(降雨)をして深くまで水分が届くようにシートを剥ごうということに。

案の定、周りの畑は水を含んでいたのですが、シートの下の畝表面は乾いていました。またお天気が続くようになったらシート掛けをして畝を温めましょう。


たんじゅんの日

2016-01-29 10:30:00 | 本日の作業

20160128

今日の空 ;いつもの晴天、快晴の空です。先日の関西行のような日もありますが、当地では1月は晴れて西風が吹き、富士山が遠くに見える天気が一般的です。

この日はたんじゅんの師匠の元へ出掛ける日です。9時に「出勤」すると、オーあるある、善徳山軽トラ。兄弟子のMさんです。「早いですねー」と言いながらお宅へ。中ではもうすでに議論に熱が入っている様子。お土産のビール漬け沢庵をかじりながら聞いていると、日本語人(日本人ではなく日本語の音を聞いて育った人たちという意味で)の耳に入る音の認識の仕方、例えば”虫の音”を虫が音を奏でているように聞き取るのが日本語人だという。虫の音(「ね」ではなく「おと」として)を雑音として聞こえるらしいそれ以外の人たち。その違いが右脳・左脳の機能の違いに由来していると検証した耳鼻科の医師、角田忠信さんの実績についてでした。師匠から彼の本を紹介されましたので、借用を願い出たのですが、「明日から講演活動に出るのに必要なので」と別の本「脳の発見」(角田忠信)をお借りしてきました。翌日から雨の予報が出ているので、晴耕雨読のいい本が借りられました。

日本語へのこだわりは、どうもアインシュタインから続く師匠のライフワークの1つのようです。師匠は理学部物理の先生という経歴をお持ちです。

さて話が盛り上がってきた頃にもう一人、2年ほど前からやはりたんじゅん農法に切り替えられたSさんがお出でになり話に加わりました。初対面のSさんは師匠お宅から30kmほど離れた場所でネギや菊の栽培をしているようで、元職はエンジンやオイルの関係の仕事をされていたようです。

この日、Sさんから教えてもらったのは苗づくりの話、タマネギの事例を挙げて細かく教えてもらいました。エンジン屋のSさんの他に、大型トラックを運転されていたMさん、大学で物理の先生だった師匠と、酒類営業やワインを勉強した私が、更に農業経験も様々な4人が、タマネギの苗づくりの話で盛り上がるのはとても面白く関心もしたものです。そのことを師匠に言うと「感激しすぎないように。仮説として聞いておくべきだ」と苦言(?)あり。ごもっとも。色信号も行ってしまいがちな私の気性をご存知の方のナイスチェックでした。

たんじゅんの日、午前中はこの4者会談で終わってしまい、昼食後は南畑へ。午後はエンドウマメの支柱づくりを師匠奥さんと済ませて帰ったのでした。師匠は、翌日から京都。更には岩手と講演活動でまわり、地元へ戻るのは来週中ごろとのこと。75歳とは思えないパワフルな仕事ぶりです。

日本語人の話。帰って家内に話すと、以前師匠の話をした際に、丁度こんな新聞記事があり取ってあったと持ってきたのは朝日新聞コラム「折々のことば」(2015年12月3日)の切り抜き。

「ホネとは秀根(ほね)、大事な根が骨であった。」(中西進)  人には目があり、鼻、歯、耳がある。植物も芽(*目に対応)があり、花(*鼻)、葉(*歯)、実(*耳)がある。何という照応。かつて体を幹(から)と言い、手足は枝と言った。そして根。ホは焔(ほのお)や稲穂のホで「すぐれたもの」を意味するという説がある。骨が人間の大事な根だとすれば、私の生き方の根幹は、そしてその存在の根っこは、はたしてどんな形をしているのか?国文学者の「日本の忘れもの・3」から。 文中*印は私のつけた注。内容は新聞記事をそのまま転記。

師匠の話を聞きかじった私の判断だが、師匠も同じようなことを言っているのではないだろうかと感じた。そのことに私より先に気づいた家内(師匠にはまだ会っていない)に拍手、パチパチパチ。


野菜の気持ちが解る?その前に

2016-01-25 11:30:00 | 雑感

20160125

先日、20日から22日まで南大阪に行ってきました。

この時期の関西行は、毎年の恒例行事です。24節季では「大寒」になろうとする時期ですので、寒波とか雪の時期なのです。ただ今年は暖冬だからとあまり警戒はしていませんでした。

出発前日から天気予報では「東海地方平野部でも雪」という情報が流れていました。大阪には昼前までには到着したい、到着できればいいと思っていたので、出発を1時間早め朝7時としました。通常なら4時間、早ければ3時間半で到着する距離です。

私の地元、静岡掛川では年間通して降雪はありません。スキーなどに出掛ける人以外は車のタイヤは冬タイヤなど持つこともないし、タイヤチェーンは積んでいても装着の仕方を知らない人が大多数です。一歩他県へ出れば、平和ボケならぬ「冬道ボケ」状態です。北国の皆さんには笑われる状態です。

20日出発する時、「名古屋で積雪5cm、名神高速は小牧から関ヶ原にかけて渋滞」という情報が既にありました。静岡から県境を越え愛知に入ると風景は北国バージョンになりました。路肩には雪がありましたが、濡れていても路面には雪はありませんでした。雪が降る中、豊田JCTから伊勢湾岸道へ向かいました。家内と二人でしたので刈谷PAで休憩は取りましたが、湾岸道は雪は止んでいましたし、夏タイヤであることを忘れるほど順調でした。

四日市JCTから東名阪に入ると名神の渋滞を避けて関西方面へ抜けようとする車でしょうか、交通量が急に増え、スピードもダウン。間もなく渋滞状態となり、四日市IC付近ではノロノロ状態に。午前10時頃だったと思います。それからはほとんど動きません。ラジオからこの先分岐する新名神が雪で通行止になっているとのこと。この先は新名神の開通待ちの車で動けなくなっているのではないかと気付いたものの車はほとんど動きません。3時間以上かかって鈴鹿ICにたどり着き、高速をあきらめ、亀山の先の25号線に向かいました。下道も渋滞を避けた車でノロノロ状態、さらに路面は轍(わだち)ができるまで雪が残っています。周囲はすっかり雪国景色です。夏タイヤですので慎重に、所々に出ている雪のない路面を進むようにして亀山の先の25号線に。最終的に大阪南部の目的地に着いたのは16時。掛川からは通常の2倍、8時間のドライブでした。昼食やトイレ休憩もせずにたどり着いた状態です。鈴鹿から亀山先の25号線までは下の画像(HPより拝借)のような道でした。

大阪でこの話を聞いた知人は、「野菜のきもちが解るようになりたい」という私に、「野菜の前に奥さんの気持ちが解るように」「8時間の車の中。夫婦でなく他人なら≪監禁≫になる」とまで指摘され、(なるほど、ごもっとも)と一言も返せませんでした。

事故もなく無事帰宅できたことにはまず感謝です。他にもいろいろ教えられた寒中の経験でした。自然や天候を甘く見たらいけません。


大寒 第70候 款冬華

2016-01-21 06:00:00 | 季節・暦

20160119

20~22日まで関西に出かけることから、事前に作成したブログをアップしています。

 二十四節季   ;大寒   1月 21日 ~ 2月 3日

 第70候     ;款冬華 (ふきのはな さく) 1月20日 ~ 24日

大寒 ;この冬初めてと言っていいでしょう。強い寒波が迫ってきているようです。このブログが公開される翌日6時過ぎには、自宅を発ち東名・伊勢湾岸道・東名阪・西名阪というコースを大阪南部に向かいます。明日出かけるというのに雪の予報が出ているようで、暦通りです。毎年、最も低い気温を観測すのはこの時期なのだそうです。当地の前年の最低気温-3.3℃は大寒の2月2日でした。これからは春の気配を探す時期となりますね。「小寒」「大寒」の時期を「寒の内」といい、寒中見舞を送る、寒気を利用した食物凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期と言われます。

款冬華(ふきのはな さく) ;ふきは、冬になると黄色い花を咲かせるのだそうで、春がすぐそこまで来ている事を告げる花です。この「冬に咲く黄色の花」から、「冬黄(ふゆき)」が転じて「ふき」になったという説があります。ふきの茎は、繊維質やミネラルが豊富で、昔は冬の野菜不足を補う大事な山菜でもありました。醤油と砂糖で佃煮にした「伽羅蕗(きゃらぶき)」は有名です。

1月21日の暦

旧暦 12月12日。今年は2月4日が立春、しかしこの日は旧暦12月26日。旧暦の1月1日になる前に立春が来てしまうのを「年内立春」というのだそうでよくあることだといいます。

日の出 6:51、 日没 17:05(御前崎)

見出し画像はHPよりお借りしました