銀河のような山桜

桜にもたくさんの種類があるのをご存知ですか

桜の花といえば、ソメイヨシノの素晴らしい花が、よくしられていますが、

ソメイヨシノが咲き終わったあと、本番を迎えるのがやまざくらです。

ソメイヨシノの花が、公園とか、並木とか、人間が植えた木がほとんです。

それに対して、やまざくらは、ほとんどが、実生で、自然に、山の中腹に

咲き誇ります。

それらの花は、様々は色あいがあって、純白から、濃いピンクまであります。

山の木々の中にあるので、わたしたちは、遠くから見ることしかできません。

ひとつは、大木になって、周りの木を圧倒して、ピンク色に、さきほこっています。

かたや、若いさくらは、ようやく枝を空に向かって差し出して、そこに、白い花を咲かせようとしています。

おそらく、何年後には、大きな桜の木となって、咲き誇るのかもしれません。

でも、途中で、グリーンスネークという、葛の葉に巻かれてしまったり、風で倒されたりするかもしれません。


まっ、人生みたいなもんですが、それはそれとして、

ようやくではじまた若葉の淡い緑のなかに、丸く、渦巻いて、桜の花が、散らばっています。

それらは、まるで、銀河のなかに散りばめられた小宇宙のようです。

一度見てみませんか？