山ちゃんのホッ~とする写真館

花や自然を相手に心がホッ~とする写真撮影を楽しんでいます。季節の花や風景を眺め、お茶でも飲みながらひと休みしませんか。

捕食の瞬間

2013-10-16 | 野鳥写真
サギの中でも比較的大きなアオサギは河川でよく見かけます。
特に印象的なのが、空中を飛んでいる時の悠然とした姿には貫録と云うか余裕みたいなものを感じさせます。
しかし、野生の現実は厳しいようで、一日中獲物を探し移動する姿は哀れを誘います。

以前に、近くの河川で偶然出会ったアオサギが大きな鮒を捕食した瞬間です。



魚を見つけ狙いを定めています。顔を斜めにしているのは、光線の影響で獲物が見やすい角度を保つているのでしょう。



顔を水に突っ込んだ瞬間。



水中で獲物をくわえたようです。



大きな鮒です。水が滴り落ちています。



ご馳走にあり付けたようです。お疲れさん。

幼いヒヨドリとの遭遇

2012-05-15 | 野鳥写真
花の撮影をしているとよく野鳥に出会うことがある。
今回ご紹介するヒヨドリも、ウグイスカズラの花弁を啄んでいる姿を過去に何度か見かけたことがある。

昨日、箱根で吊花の木の枝に頭を突っ込んで「吊花」を撮影していたら、突然目の前の枝にヒヨドリが止まった。その距離は何と手を伸ばせば届く距離、1メートルもない。
信じがたい事態に花から野鳥撮影に変更、親鳥がこんな近距離に近づくことは考えられないので、巣立ちから間もない幼いヒヨドリと思われるのだけれど?



「吊花」の木に咲く花。数ミリの小さい花、ヒヨドリの来襲ですっかり手元がぶれてしまった。



突然目の前の枝に止まり私を観察する。「コヤツ何者だ!」初めての人間様との出会いかも?
ヒョドリの方もさぞ驚いたことだろう。



フーム、「この生き物どうも敵ではなさそうだ。」 頭を傾けながら観察が続く。



すっかり安心し落ち着いたヒヨドリ、横顔がやはり幼い。
このヒヨドリ、どんな学習をしてくれたのだろうか? 成長を願っている。

狩り、コサキ゛と川鵜の共同戦線 !

2007-04-05 | 野鳥写真
川鵜とサギが共同で狩りをすることは知られています。
お互いの役割は、川鵜は顔を水中の石の下まで突っ込み魚を追い出し、サギは羽を大きく広げて魚が逃げるのを阻止する様子が見受けられます。

ここ境川ではこのような野生のドラマをよく目にすることがありますが、昨日のコサギと川鵜の関係はいつもとは少し違っているようでした。
コサギが川鵜に一方的に頼っていたようでした。

ひょっとすれば、このコサギはまだ未熟な若者であったのかもしれません。
何度も何度も川鵜の後を追いかけていました。
見ていて可哀想なほど頼りにしている様子でしたが・・・・・・・


この二人、こんな会話を交わしていたのかもしれませんね。写真拡大します。

鵜ーちゃん。今日は朝から獲物にありつけずお腹ぺこぺこなんだよ。
チョット頼むよ。魚を追い出してよ。




よっしゃ、よっしゃ。チョット待っとき。コーちゃん。
今、追い出してあげるから。




コーちゃん。ここには魚いないわ。場所変えるね。




鵜ーちゃん。何処へ行くのよ。もっと熱心に探してよ。チョット、チョット。




鵜ーちゃん。チョット待ってよ。お腹空いてんだから・・・・



鵜ースケ、待てー! チョット待てーーーーーー。



コーちゃん。お腹すいてるの分かるけど、俺ももうへとへとなんだよ。
チョット自分で探してよ。



鵜ーちゃん。一生のお願い!もう私死にそう! もう一度さがして!
しゃーないなあ、もう一度だけだよ。



境川、猟場の序列

2006-11-29 | 野鳥写真
登場人物は、ダイサギ(チュウサギかもしれません)、コサギ、カラスです。
先日のブログにも載せました境川でのサギ、カラスによるハヤの捕獲について、その場所取りで激しい戦いと序列が見られます。

堰堤の両端にダイサギとコサギが位置取りし、ハヤのジャンプを待ち構えていると、不思議とコサギの方にハヤがジャンプすることの方が多く、空中で捕食しコサギの方が餌にありつく、それを対岸で見ていたダイサギがコサギの場所に飛来し追い払う。

仕方なくコサギは対岸に避難し、そこでまたハヤのジャンプを待つ、そんなことの繰り返しが幾度かあり、どちらかのサギが去っていった後をカラスが場所取りする。
写真は、ダイサギがコサギを追い払つて場所取りし、対岸ではコサギの立ち去るのを根気よく待っているカラスの写真です。

ここ境川でも、カラスは群れをなして我が物顔で自由に行動していますが、この猟場に関する限りは、序列の最後尾でコサギの次の番を待つ姿はいじらしくも感じます。
強いものが勝つ。大きいものが勝つ。強者が弱者をいじめる。
動物の世界だけにしてもらいたいものです。
写真拡大します。





カラスの学習能力

2006-11-03 | 野鳥写真
東京都と大和市の境を流れる境川。堰堤の落ち込みの両岸の絶好のポイントを、チュウサギとコサギが占拠し、ハヤ(小魚)のジャンプに狙いを定め待ち構えている。

散歩の途中でいつも見かける風景ですが、最近チュウサギの留守を狙ってカラスが位置取りし、ハヤを捕食している光景を目にします。
ジャンプしてくる小魚を、空中で捕食する習性はカラスには無いと思いますが、水辺野鳥のサギから学習したのでしょう。

サギのように空中キャッチにはまだ不慣れなようですが、それでも努力の甲斐あって結構ご馳走に預かっているようです。
カラスのことですからその内空中キャッチもマスターするかもしれません。

ぬめりのある斜面で、時々滑りバランスを崩しながらも、必死にハヤを待ち続けるカラスがなんともユーモラスです。



アッ!食った瞬間!

2006-11-02 | 野鳥写真
ダイサギが絶妙の足元バランスで獲物を狙っています。足元は苔が生え今にも滑りそうです。爪を立て必死です。
ダイサギが待ち構えているとは知らず、次々とハヤがジャンプしてきます。
先頭のハヤをダイサギが銜えました。捕食の瞬間です。
ハヤは捕食されてしまいました。
近くの境川で見られる日常の野生のドラマです。






大サギ、魚を空中キャッチ

2006-10-13 | 野鳥写真
昨日のデジカメ散歩の途中、ハヤが滝(堰堤)を盛んにジャンプしている光景に出会いました。
少し離れた所からダイサギがその様子を恨めしそうにうかがいつつも、人影を警戒して近寄ってきませんでしたが、魚のジャンプが多くなると我慢しきれずに遂にこの場所に飛来。

ダイサギ君、人への警戒感をまったく忘れてしまって、次々とジャンプを続ける魚に狙いを定め、見事に魚をキャッチ!
あいにく位置取りが悪くダイサギが後姿となりましたが、このダイサギ君今日は大豊漁、お腹満腹、喜びの一日となつたことでしょう。
写真拡大します。
追、この鳥先日ゴイサギと表示しましたが、ダイサギ(チュウサギではないと思います)と思われますので訂正いたします。



ゴイサギの誤算

2006-08-11 | 野鳥写真
境川は先日の大雨で水量が増し、魚達の動きも元気で俊敏だ。
この落ち込みでは、ゴイサギがよく狩をしている。ここでの狩は少し違っていて、ゴイサギは岸辺から身を乗り出し、滝に向かってジャンプしてくるハヤを空中で捕らえるやり方である。

多分いつもここを自分の猟場と決め込んでいる同じゴイサギだと思うけれど、今日は少し苦戦しているようだった。
アッ!シマツタ!残念!ハヤを食べ損なってしまった。
魚がゴイサギのくちばしから少し外れています。
ゴイサギの悔しさが伝わってくるようです。

写真拡大してください。


う~ん、食べたいけれど食べられない。

2006-08-06 | 野鳥写真
昨日の境川散歩で出会った風景です。このゴイサギ君、随分お腹を空かせているようで、獲物を待ち構えていたところにやって来たのは、何と自分の身体よりより大きな60センチはあろうかと思われる大鯉。

一応身構えて獲物を狙う体制は整えていますが、よく見たら腰が引けているようにも見えます。逆に大鯉に食べられそうなその場の雰囲気でもあります。
もしかして、食べられることを?警戒して身構えていたのかもしれません。

それにしても、この、腹を空かせたゴイサギ君、恨めしそうな目が何とも印象的です。頑張って!
写真拡大します。



緑蔭の恋

2006-07-01 | 野鳥写真
昨日はうだるような暑さ、こんな暑さがもう三日も続いている。風に当たりたくて、昼下がりの緑豊かな近所の公園のベンチで「緑蔭」と「みどりの風」と「新聞」を楽しむ。生き返るようで気持ちいい。やはり自然の風に勝るものはない。

ハトの群れが集まってきた。ハトたちも暑いのだろう。私の足元まで近づいてきては、餌が欲しいと督促しているような様子。
少し離れたところで、オスがメスを追っかけ始めた、よく見かけるシーンではあるが、鳥族の求愛は本当に熱心だ。
諦めず、いつまでも、暑いのにご苦労なことだ。

オスの熱心な努力で、めでたしめでたしの結果になつたようだが、人間様の世界と違って、鳥の世界の恋愛は力がものを云い、競争率が高くて大変なのだろうと同情する。
暑さで何もしたくない、昼下がりの緑蔭公園ベンチでのひとコマでした。



泉の森、バンの幼い兄弟

2006-05-30 | 野鳥写真
野鳥の子供たちの成長は実に早い。バンの子供たちも、もうこんなに大きくなりました。人間の年齢で言えば小学校5~6年生位だろうか?少し警戒感を持ち始めるも、その腕白ぶりと臆病さは、見ていて可愛い小学生という感じです。

昨日も、カメラマン10人ほどでカワセミを待っていたら、カワセミが止まるべき指定席を、バンの幼い兄弟がその席を占拠し、私たちを楽しませてくれました。
お陰でカワセミのいい写真は、撮れませんでしたが楽しい気分です。

三枚目の写真は、アヤメの葉陰からアオサギの野生の目にピントを合わせて撮影したものですが、その鋭い野生の目といいたいのですが、このアオサギもまだ幼鳥です。私たちカメラマンの2メートルほどのところを警戒感なく歩いていました。

こんな野鳥の子供たちの様子を見ていると、人間様の子供たちも同じで、警戒感薄く、腕白で、好奇心旺盛なれど少し臆病で、子供たちを事件、事故から守ってあげるためには、まだまだ親の監視、教育が必要な年頃のようです。








カワセミとドジョウの戦い

2006-05-24 | 野鳥写真
昨日のカラスの子供に出会った所から少し下流の橋は、この境川のカワセミ観測の定点ポイントです。
多いときは十人ぐらいのアマチュアカメラマンが三脚を立てている。
狙いは、カワセミが餌をくわえて水面に顔を出した瞬間の一瞬のシャッターチャンス。

数千枚写して一枚写せるかどうかですから大変ですと言いながら、連日通っているとのこと、熱心なカワセミファンは何処の河川でも多いようです。
この場所には、カワセミの交尾の写真、カワセミ親子の写真が掲示されており楽しませてくれます。

飛べないカラスに出会った当日、このカワセミ観測定点ポイントでは、珍しくカワセミがドジョウを捕食し、暴れるドジョウに悪戦苦闘、何度も何度もドジョウを岩にうちつけ、それでも飲み込めなくて、ドジョウをくわえたままどこかに飛び去っていきました。

写真はドジョウを岩にうちつけた瞬間です。



飛べないカラス

2006-05-23 | 野鳥写真
東京町田市と相模原市、大和市の境を流れる「境川」はいつもの散歩のコース。
一昨日、ある場所でカラスがさかんにアオサギを攻撃していましたが、昨日の散歩でその理由がわかりました。
足元に不意にカラスが現れ、少し近づくと小走りで逃げ、その繰り返し、よく観察するとカラスの子供、まだ飛べない様子。

写真を写そうとすると、突然親のカラスが私を襲ってきたため、写真がぶれてしまいました。
カラスの子供は、巣から落ちてしまったのでしょう。
それで一昨日のカラスの行動が理解できましたが、さて、可愛そうに、カラスの子供の運命は如何に?

境川では散歩の途中で、野生のドラマをよく目にします。
写真はカラスの子供、キアシシギと思われる、川鵜のペア



泉の森の野鳥

2006-05-11 | 野鳥写真
神奈川県大和市の泉の森の池で、常時見られる野鳥はカワセミを筆頭にアオサギ、ゴイサギ、バン、其の他のカモ類ですが、先日写真のアオサギが、とても自分の口に入りそうにないデッカイ真っ赤な鯉を苦しみながら丸呑みしていました。

残念ながら当日カメラを持っていませんでしたので、撮影できませんでしたが、珍しいシャッターチャンスを逃してしまいました。
カワセミを写しながら、目の前で思わぬ野生のドラマを目にすることがあります。

各地の野鳥生息地のなかには、再開発のためその住処を追われて、姿を見なくなった場所がありますが、この泉の森は、野鳥たちにとっても貴重な緑の楽園として、
環境を守って欲しいものです。

アオサギ、あやめ、バンの片足立ち


泉の森のカワセミ

2006-05-10 | 野鳥写真
神奈川県大和市の泉の森は、市街地の中に広大な自然が保存されており、市民の憩いの場であると共に、野鳥たちに残された大切な自然でもあります。
小雨降る天候でしたが、野鳥撮影に出かけましたら、雨の中沢山の野鳥ファンがカメラを並べておりました。

カワセミ狙いの撮影でしたが、皆さん熱心な野鳥ファンの様で、毎日来られている方もいらっしゃるようで感心しました。
野鳥撮影は回数が大切、足繁く通わないとチャンスにめぐり合えない。

私もしばらく通ってみてベストショットを狙ってみたい。
米軍の爆撃機が真上を飛行するので、そのときは強烈な音がしますが、野鳥たちはもう慣れっこになっているのでしょう平気な顔をしています。

カワセミの毛づくろい、泉の滝、あやめとゴイサギ