打楽器は楽しい!オモロイ!ホンマやで。

打楽器奏者山本毅が、打楽器について、音楽について、その他いろいろ順不同で語ります。

マリンバマレット 毛糸巻きノウハウ

2011年10月20日 21時55分17秒 | スティック マレットとか・・・
マリンバのマレット、買ってきたらそのまま使ってるだろうか?

ぼくの場合、最初はそのまま使うけれど、大体そのうち毛糸の質が気になりだし、巻きなおすことになる。
その場合、昔は自分で巻き直していたが、最近ではぼくの知る限り最高のマレット巻き名人の一人である伊藤朱美子女史にお願いしている。
大体のイメージを伝えてお願いすれば、数日後にはまさにイメージしていたとおりの音色のマレットが巻き上がってくる。まことに心強くありがたい存在だ。

その伊藤朱美子女史がマレット巻きのノウハウをネットで公開してくれることになった。始まったばかりでまだ本論には入ってはいないが、要注目情報だ。

http://ensemble-philia.cocolog-nifty.com/blog/cat46287165/index.html

マリンバのサウンド、毛糸の巻き方で驚くほど変化する。サウンドというより、描き分けうるニュアンスが。つまり、表現の可能性が増大するというわけだ。

ただ、音質、ニュアンスの妙を追求すればするほど、耐久性が犠牲になる傾向がある。

だから、市販のマレットの毛糸に不満を感じるのは当然のことだ。
ある程度の耐久性を持たせなければ、つまり音質をある程度犠牲にしなければ商品としては成り立たないのだから。

貧乏音楽学生諸君(笑)、目指せマレット巻き職人!
得られるのは節約だけじゃないよ。音造りの奥義に分け入ることができますぞ。