打楽器は楽しい!オモロイ!ホンマやで。

打楽器奏者山本毅が、打楽器について、音楽について、その他いろいろ順不同で語ります。

ノムラテーラーで

2010年01月26日 11時02分06秒 | スティック マレットとか・・・
仕事の帰り、久しぶりにノムラテーラーという手芸洋品店に寄ってみた。
四条河原町と四条烏丸の間、北側にある三階建てのお店。
さすがに京都随一の専門店、品揃えが豊富だ。

三階にある針コーナーが面白かった。
縫い針と一口に言ってもこんなに色々あるんだと感心した。

なかでも、幌布用の針。
これはティンパニのフェルト巻きなおしに重宝しそうだ。

幌布を貫く強靭さと鋭さをもっているし、
そのうえ、太い糸を通すための大きな糸穴をもっている。

ティンパニリペア用の太い糸を使って、厚いフェルトを刺し通すのにぴったりだと思った。

Herbertマレットを

2010年01月16日 13時03分21秒 | スティック マレットとか・・・
この冬休み、Hebertティンパニマレットのフェルトを巻きなおした。

Herbert氏はサンフランシスコ交響楽団のティンパニストで、彼のデザインしたマレットはアメリカンのマレットにしては軽く、ドイツの竹マレットになじんだぼくにとっても違和感があまりない。
以前からとても気に入っているものだ。

が、フェルトのまき方がすごく雑で、マレットヘッドのどこが楽器に当たるかによってドッキリするほど音質が変わってくる。
それが、とっても気になっていた。

で、この冬休みエイヤっとばかりにすべてまき直してみた。

その結果わかったことは、このマレットたち、シャフトもヘッドコアも非常に質がいいということだ。

しかしフェルトの状態は・・・・・
案の定、裏を見ると想像以上に雑だった。

それをまき直すと ごきげんな使用感となった!

Herbertマレットはここで買える。

http://www.californiapercussion.com

Herbertマレットに限らず、アメリカのティンパニマレットには素性はいいが、仕上げが雑で、繊細な日本の音楽シーンにはあまりピッタシこないものがけっこうある。

しかし、ちょっと手を加えるととてもいい状態になって、自分の音の在庫にとってもプラスになるものがずいぶんあるんだ。

マレットのリペア、やってみればそんなに難しいことではない。それに、結果が目に見えるというか、自分の耳ですぐに確認できるから、とても面白い作業だ。楽しいよ。

音楽的な表現力を増大させるためには、練習するだけではなく、ちょっと大工仕事や裁縫・手芸仕事に時間と労力、関心を向けてみるのも有益だと思う。

皆さんもぜひトライしてみて!