とろとろしたブログ

なんとなくとろとろとしたゲームヲタクが最近のニュース等を取り上げ、
やる気の無い雰囲気を醸し出して徒然とつづるブログ。

【問題を】共同通信と自民党加藤氏のお馬鹿なミスリード【混同するな】

2005年09月24日 | 中国関連

温首相の訪日実現せず 依然「靖国」が障害・・・共同通信
【北京24日共同】中国の温家宝首相は、25日に閉幕式を迎える愛知万博(愛・地球博)期間中の訪日を求めていた日本政府の招請に応じる意向を示さず、訪日は実現しなかった。
 日本側は小泉純一郎首相の靖国神社参拝で中断している日中首脳相互訪問の再開を目指して4月、温首相サイドに「愛知万博への招待」を理由とした訪日を働き掛けたが、中国側は国内の強い反日感情から参拝問題で譲歩できず、招請に応じなかった。
 北京の日本外交筋によると、温首相はこれまでに「歴史問題が解決すれば、明日にでも訪日する」との意向を日本側に伝達。発言は「小泉首相が靖国神社参拝を中止しない限り、訪日は困難」とのメッセージとみられている。
------------------------------------------

 閉幕する愛知万博の閉会式に支那の温首相の訪日を求めていたようですが、まあいつものことで実現には至らなかったそうです。来るはずの無い相手を招待するという支那へのおちょくりがなかなか楽しいです。さて、訪日を拒否した温首相は歴史問題の解決を盾にしています。歴史問題と愛知万博の閉会式出席は別問題です。それをいつものごとく混同し、外交カードに仕立て上げようとする手法にはもう飽き飽きですね。さらには共同通信の報道での靖国参拝中止のメッセージではないかと相変わらず馬鹿なことを書いていますが、歴史問題と靖国参拝はイコールではありません。支那が作り上げている歴史問題は教科書、化学兵器問題、従軍慰安婦など様々あります。靖国参拝さえ辞めれば支那外交が正常化するとミスリードを行う共同通信の報道姿勢には疑問が生じます。マスゴミ風に言えばこのような歪曲報道は波紋を呼びそうだってところでしょうか?

 ちなみに支那の温首相の外交拒否は日本だけじゃないです。

温家宝首相、来月のロシア・ヨーロッパ訪問を突然取消、原因は不明・・・大紀元時報
【大紀元日本9月24日】中共外交部の官員によると、中国の温家宝首相が予定していた、来月中旬のロシア、フランス及びヨーロッパ訪問を延期したという。しかし、その原因は説明していない。
 温首相は、来月中旬に、フランス、ロシア、チェコ、スロバキア及びポルトガルなどの国を訪問する予定であったが、23日、突然訪問キャンセルが発表された。AFP通信の報道によると、外交部の官員はその具体的な原因を明らかにしておらず、ただ「温家宝首相は、処理しなければならない更に重要な国内案件がある」と説明しただけだという。
-------------------------------------

 まあ、こんな感じで来月予定していたロシアや欧州訪問を突如中止しているようです。中止理由もいつもの如く不透明です。来月中旬という先の予定を中止するほどの重要な案件ってなんでしょうね?いつぞやの支那のおばさん副首相の時も同じ理由でしたねぇ(棒読み)。日本だけでなく他の国に対してもこのような外交を続けているようでは先が見えてます。

 そしてそんな支那に呼応するように国内親中派も動いています。

改憲「白紙委任されたか疑問」 加藤元幹事長が慎重姿勢・・・朝日新聞
自民党の加藤紘一元幹事長は24日、長崎市内で憲法改正について講演し、衆院選で与党が3分の2を占めたことに関連し、「公明党が改正のプロセスにまで入ってくれるかどうかや、自民党を推してくれた人がそこまで白紙委任をしてくれたかどうかは疑問だ」と述べた。選挙戦で改憲が争点にならなかったことなどを念頭に、改正作業を急ぐことに慎重な姿勢を示したものだ。
 加藤氏は、憲法9条について「自衛隊は軍であるので、憲法に明記して整理した方がいい」と語った。一方、集団的自衛権の扱いについては「国連の常設軍の設置やアジアの安全保障体制の確立など、大きな環境変化がないと、国民世論が高まらずに難しい」と述べ、集団的自衛権行使を容認する段階にはないとの認識を示した。
 また、「靖国問題でもめている限り、現実話にはなりにくい」とも語り、小泉首相が靖国神社参拝を続ける限り、改憲に対する近隣諸国の理解は得られず、現実の政治日程に乗せるのは難しいとの見方を示した。
-------------------------------------

 憲法改正について国民は白紙委任とか言っている日本国憲法すら読んでいない加藤氏が靖国問題が解決しない限り改憲は進まないかのように語っています。近隣諸国っていうのは特定アジアのことですよね?支那、韓国、北朝鮮のことであって、本当の近隣諸国では無いですよね?日本はいつから改憲のお許しを馬鹿三国から得なくちゃいけなくなったんですか?支那との問題は上記の共同通信報道についても述べたとおり、靖国参拝を中止しても解決に至るわけがありません。靖国参拝を逆に外交カードに変化させ、支那を停滞させている手腕を評価しましょう。

 共同通信といい、加藤氏といい、まず自分達がどこの国の人間であるのか明確にしましょう。 

【約束は】駄々をこね続ける北朝鮮とあやすことが出来ない日本【また反故?】

2005年09月21日 | 北朝鮮関連

米政府「共同声明に反する」 核放棄先行で5カ国一致・・・産経新聞
米国務省のマコーマック報道官は19日、軽水炉が提供されるまで核放棄に応じないとの立場を北朝鮮が示したことについて「明らかに北朝鮮が採択に合意した6カ国協議の共同声明に違反する」と批判した。ロイター通信が伝えた。
 報道官は「今後の数週間の展開を見たい」と述べた。米政府は11月上旬に開催される次回協議に向けて、6カ国協議の北朝鮮以外の5カ国は「核放棄先行との解釈で一致している」(国務省当局者)として、合意事項を履行するよう圧力を強める構えだ。
 共同声明に盛り込まれた軽水炉問題を議論する「適当な時期」の解釈について、ライス国務長官は同日「北朝鮮の核放棄、核拡散防止条約(NPT)復帰、国際原子力機関(IAEA)との保障措置(査察)協定の後であることは明白だ」と言明。北朝鮮の完全核放棄が検証されない限り、軽水炉提供問題を議論しないと強調した。
 長官は北朝鮮を除く各国が同様の見解を表明し、米側と一致していると指摘、北朝鮮の主張に理解を示す国はないとの認識を示した。
 国務省当局者によると、長官は先週末、議長国中国の李肇星外相や、日韓ロの外相と精力的に電話会談し「完全核放棄が先、軽水炉は後」の原則を確認するよう要請、各国が応じたという。
 当局者は「軽水炉に言及しなければ、北朝鮮は共同声明採択に応じなかった。だからこそ、時期についての見解を明確に一致させる必要があった」と説明した。(共同)

 町村信孝外相は20日午前の記者会見で、第4回6カ国協議の共同声明に関し、北朝鮮が軽水炉の提供まで核放棄に応じないとの立場を表明したことについて「受け入れられない」と反論した。
 外相は「日米韓3カ国は、6カ国協議の最後の場で『軽水炉(提供)の問題は北朝鮮による核計画放棄や拡散防止条約(NPT)への復帰などの後の適当な時期だ』と発言している」と強調。その上で「本当に難しいのは次回の6カ国協議だ。より具体的な作業手順や中身を決めるための準備をしていかなければならない。北朝鮮は第2ステージの話をもう始めている」と指摘した。
 拉致問題をめぐる日朝政府間協議再開の見通しについては「大変大きな問題との認識は終始一貫して変わっていない。(6カ国協議の日本首席代表)佐々江賢一郎アジア大洋州局長から詳しく報告を聴いた上で対応を考える」と述べた。
 これに関連し細田博之官房長官は同日の記者会見で「国民的課題なので日朝間の話し合いをできるだけ早期に再開したい。めどはまだ立っていないのでこれから働き掛けて先方の意向を確認したい」と、交渉再開に期待感を示した。(共同)
--------------------------------

 こうなることは判りきっていましたが、もうこじれちゃってます。北朝鮮が核及び核計画放棄より先に軽水炉を寄越せと言い出してまたケンカが勃発してます。結局共同文書なんぞ全く意味の無いものであったことを早くも晒してしまっています。核の取り扱いについてこじれればこじれるほど拉致問題は霞んでいくことでしょうね。ちなみに北朝鮮はホントに軽水炉を有効利用する気があるのでしょうか?北朝鮮以外の五カ国は核放棄が先という韓国ですら一致していることでした。北朝鮮との交渉からどれくらいの年月が過ぎたのでしょう?北朝鮮核問題について現在でも解決の糸口が見えないのはもう対話の工程は終わったことを意味しているような気がします。北朝鮮はもう次の六カ国協議のための策略の手を打っています。

 そんな中で日朝協議について町村外相が言及していますが、こんな状況の中話し合いをしたって無駄でしょう。ある意味町村外相に同情です。北朝鮮はアメリカという世界最強の安全保障が欲しい訳ですからこの時期の対日本協議は同盟国を懐柔することでしょう。北朝鮮が怪しい国交正常化を提案すれば外務省は飛びつくかもしれませんが、何度でも言いましょう。拉致問題の解決無くして、国交正常化は有り得ません。つーか、北朝鮮と国交正常化してのメリットなんてあるのか?自国民を拉致されといてその問題が解決に至らないまま偽物の遺骨を送りつけてくるような国と日本国民が正常化を望んでいるとは到底思えないんですけど。

 この共同文書で日本による経済制裁発動は事実上無くなりました。日本はどのような「対話と圧力」でキチガイ北朝鮮と交渉するつもりなのでしょうか?マッチー、頼むよ・・・。

【結局】六カ国協議で北朝鮮核放棄合意でも結局問題先送り【時間稼ぎ】

2005年09月19日 | 北朝鮮関連

北朝鮮が核放棄を約束…6か国協議で共同声明・・・読売新聞
【北京=加藤隆則、池辺英俊】北朝鮮の核問題をめぐる第4回6か国協議は再開7日目の19日正午(日本時間同日午後1時)過ぎから、北京の釣魚台国賓館で全体会合を開き、新華社電によると、「共同声明」を採択した。
 共同声明の採択は2003年8月の第1回6か国協議開催以来、初めて。
 また、中国中央テレビは、中国首席代表の武大偉外務次官が、次回の第5回協議が11月初旬に開かれると述べたと伝えた。
 共同声明は、朝鮮半島の非核化実現に向けた原則的な目標を示したもので、全6項目。
 第1項では、北朝鮮が<1>すべての核兵器と現存する核計画を放棄する<2>早い時期に核拡散防止条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)の査察を受ける――ことを約束したと明記。米国は、朝鮮半島に核兵器が存在しないことや、核兵器や通常兵器で北朝鮮を攻撃・侵略する意思がない事実を確認した。
 さらに、韓国は、1992年の「朝鮮半島非核化宣言」によって核兵器を搬入・配置しないとした約束を再確認し、現在、韓国領土内に核兵器がないことを確認した。北朝鮮が強硬に主張していた「核の平和利用」や軽水炉建設要求に関しては、「北朝鮮は核の平和利用の権利を有することを表明した。その他の各者はこれを尊重し、適切な時期に北朝鮮に軽水炉を提供する問題を討議することで合意した」としている。
 第2項では、米朝は「相互に主権を尊重し、平和に共存し、各自の政策に基づいて徐々に関係正常化を実現する措置を取ることを承諾した」と明記。日朝は「『平壌宣言』に基づき、過去の歴史を清算し、懸案を適切に処理するという基礎に基づいて、徐々に関係正常化を実現する措置を取ることを承諾した」としている。
 また、北朝鮮へのエネルギー支援については、第3項で、「日米など5か国が北朝鮮にエネルギーを援助することを望む」とし、さらに「韓国は200万キロワットの電力援助の提案を再び述べた」としている。
 全体会合は当初、午前8時半から開かれる予定だったが、同会合に先立って米中2国会談が行われた。米国首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補は19日朝、宿舎のホテルで記者団に、「北朝鮮がいくつかの要求を持ち出している」と述べており、土壇場で最後の調整が行われたと見られる。
--------------------------------------------

 さて、前進が全く見えなかった六ヶ国協議ですが、とりあえず文書化して問題先送りと相成ったようです。ディテール部分は今後の協議で明確化していくようですが、ホントにうまく行くのでしょうか?激しく疑問です。では決まった部分を少し見ていきましょう。
 
 ★第1項北朝鮮が<1>すべての核兵器と現存する核計画を放棄する<2>早い時期に核拡散防止条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)の査察を受ける

 結局北朝鮮の核兵器廃棄を先にやるか後にするかがまだ明確になっていません。また、それが決まっていないのにIAEAの査察を北朝鮮が受け入れるとは到底信用出来ません。また、北朝鮮が本当に核または核計画を放棄したのか確認する術もないでしょう。これは単なるマイルストーンであり、問題が先送りされたという印象しかありません。彼らを延命させ、望む通りの時間稼ぎとなってしまうのではないでしょうか?

 ★第2項では、米朝は「相互に主権を尊重し、平和に共存し、各自の政策に基づいて徐々に関係正常化を実現する措置を取ることを承諾した」と明記。日朝は「『平壌宣言』に基づき、過去の歴史を清算し、懸案を適切に処理するという基礎に基づいて、徐々に関係正常化を実現する措置を取ることを承諾した」

 拉致問題の解決無くして国交正常化は有り得ません。拉致問題が解決しないのであれば国交正常化もエネルギー援助もしてはなりません。つーかこいつら日朝平壌宣言なんて守っていないじゃないですか?!拉致問題は進展無しと言って良いでしょう。

 今後の協議は本宣言を履行しろ!と北朝鮮とアメリカが罵り合いをするだけでしょう。単に中国のメンツを守っただけのものです。革命でも起きない限り北朝鮮は変わらないでしょうし、安保理委託も当分無いでしょう。結局は北朝鮮の外交にまだまだアメリカが手こずっているというところでしょう。日本は拉致問題が解決するまで絶対にビタ1文もカネを出してはダメです!!

【民主党】民主代表選に若手議員が立候補、その名は前原氏【ゴタゴタ】

2005年09月16日 | 民主党関連

前原、菅氏が出馬表明…小沢氏も立候補の動き・・・読売新聞
民主党の前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)は15日夕、都内のホテルで記者会見し、17日の党代表選に出馬する意向を正式に表明した。菅直人前代表(58)も都内で記者団に対し、出馬する考えを示した。
 小沢一郎副代表(63)も立候補に向けた動きを強めており、代表選をめぐる党内の動きは大詰めを迎えている。
 前原氏は記者会見で、「解党的な出直しが必要だ。国民の負託に応えなければいけない。民主党を再生し、闘う集団に変えていく」と強調した。
 さらに、郵政民営化関連法案をめぐる同党の対応について、「労働組合の意向に従う議員がいたから、(先の国会で)対案を出せなかった。衆院選の最大の敗因だ。選挙の途中には、郵便貯金の預入限度額削減などに言及し、『民主党がぶれた』との印象を持たれた」と指摘した。また、党運営に関し、〈1〉既得権との決別〈2〉闘う議員集団への変身――などを盛り込んだ「基本姿勢」を発表した。
 一方、小沢氏は15日夜、都内で鳩山由紀夫・元代表と会談した。鳩山氏は、小沢氏が出馬する場合は支援する考えを伝えた。
 小沢氏周辺は、旧社会党系グループの幹部に「小沢氏は出馬する」と伝え、協力を求めており、出馬の方向が強まっている。
 菅氏は15日夜、都内で自らが率いるグループの会合を開き、代表選への対応を協議した。グループ内では、「小泉首相と論戦で真っ向から対抗できるのは菅氏しかいない」として菅氏の出馬を求める声が出た。菅氏は16日に記者会見し、正式に出馬を表明する考えだ。
 民主党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、岡田代表が17日に辞任し、同日中に代表選を実施することを正式に了承した。総会は、衆院選惨敗の総括を優先するよう求める意見が相次いで紛糾し、予定時間を大幅に超過した。
-------------------------------------

 今回の衆議院選挙におきまして見るも無残な大敗を喫した民主党。数々の伝説を残してくれたジャスコ岡田氏が代表を辞任するのはヲチ対象が無くなり残念ではありますが、党内の建て直しをはかるため、代表選びについてゴタゴタが始まっているようです。そんな中代表候補として菅氏や小沢氏などの名前が上がる中、民主党若手議員として前原ネクスト防衛庁長官が立候補したそうです。ぼくなんぞは前原と聞いても、中日ドラゴンズに所属していた選手か?などと真っ先に思ってしまうのは大人の階段を上った証拠でしょうか??もはや聞き飽きた菅氏や小沢氏に対抗したこの前原氏はどのような人物なのでしょうか?

◆中央公論04.10 特集「日本の領土・日本の防衛」
一つは国連加盟国であり、近い将来の安全保障理事会の常任理事国入りを目指す国として、応分の平和構築・平和創造・平和維持活動に参加する姿勢が必要だということです。
もう一つは、同盟関係の多様化にともなって、国際貢献が同盟関係をマネジメントしていくための手段の一つになるということです。単に基地を提供し、思いやり予算を出すといった狭い意味のものではなく、大きな意味でのバランスを同盟関係の中でとっていかなければならない。そのために国際貢献は必要になってきます。
わが党でも、平和維持活動について、国連待機部隊構想など自衛隊と別組織にしてはどうかという議論も出ていますが、私はまったく枝葉末節の話だと思います。主権国家として日本がこの活動をすることが必要だと判断するわけですから、別組織であろうが自衛隊であろうが、国際社会に対してはまったく同じ意味を与えると思います。
問題はどこまでの活動を行うかという事ですが、いきなりトップギアに入れないほうがいい。何でもやれることを前提にしながらも、まずはロー、そしてセカンドに入れていけばいいと思う。なかでも、できるだけ早くやらなければならないのは、マイナー自衛権の問題の克服です。
いまサマワで自衛隊が活動していますが、その治安面の面倒を見てくれているのはオランダ軍です。しかし、オランダ軍が攻撃された場合、今の法律では自衛隊が加勢することはできない。これではまさに国際貢献の名が廃るというか、まともな国際貢献はできない。復興支援であっても、マイナー自衛権を付与して、自らの活動は自ら責任を持てる態勢にすることが大事です。
---------------------------------

 こいつホントに民主党なの?とちとビックリです。民主党代表岡田氏は見苦しく自衛隊イラク派兵を反対していましたが、この前原氏はどうやら違う視点を持っているようです。中には自衛隊とは別の平和維持部隊を編成してなどというお花畑が地平線にまで咲き乱れそうな能天気な意見を持つ人もいますが、前原氏はあっさり否定、国際貢献について明確な持論を持っているようです。(参考:ヘリテージ財団のシンポジウムで発言

 また、北朝鮮についても岡田氏とは全く違った見解を持っています。

○いまだに「五人を返せ」?
例えば、昨年一月十九日、岡田幹事長はNHKの討論番組で「五人の方が『いたい』というなら日本にとどめておくことは当然だが、政府が決める必要はなかった。そのことで北朝鮮が態度を硬化させた。世論に迎合しすぎだ」と語り、前原誠司議員や松原仁議員など身内の民主党議員はじめ、世間から「五人を返せということか」との猛反発を買った。これを受けて岡田幹事長は陳謝したものの、そんなのは表面上のことに過ぎないということを佐藤勝巳氏がある座談会で明らかにしている(『諸君!』平成15年12月号)。
-------------------------------------

 これが民主党ネクスト防衛庁長官の性能か?!こうして調べていくと民主党代表だったはずの岡田氏とは真逆の意見ばかりの前原氏。この北朝鮮拉致被害者についての岡田氏の有名な失言ですが、党代表でもかまわず批判しています。結構素晴らしいです。ついに民主党に比較的まともな代表が誕生するのでしょうか?

◆「小泉首相の靖国神社参拝について考える」(朝日新聞 2001年8月12日 掲載)
● 若い議員は関心が薄いようですが?
「みんなで靖国に行こうという国会議員の感覚はおかしい。
一方、極端な論理で反対する人もイデオロギーの理由づけに使っているようで違和感がある。
我々はバランス感覚のある世代。韓国や中国の人たちと新たな未来観を、歴史認識をある程度共有したうえでつくっていく自信はある。」
-------------------------------

 やっぱ支那に対しては弱腰だな。まあ、この前原氏は代表になったら靖国参拝はしないと明言している訳ですが。リンク先を読んでみますと前原氏は靖国参拝について反対派であり、出来るだけ筋を通すような発言をしようと試みていますが、結局自分の意見に違和感があるのか上記前原氏の言動には中途半端感が否めません。

 個人的には前原氏は古い体質の象徴とされる菅氏や小沢氏よりも代表に持ち上げたほうが民主党復興にはベターだと思います。ただ、まだ代表としての手腕は未知数ですので、そこは小沢氏などのバックアップは必要なのかもしれません。総選挙では蚊帳の外だった民主党は選挙が終わってからの代表選でちょびっとばかり注目されるのがやっとでは先が思いやられます。政権準備党を名乗り、ネクスト内閣などと称してネクストほにゃらら相など形だけ整えてきた岡田代表のような進め方では、野党第一党として影響力を保持するのは厳しいでしょう。前原氏が代表になれるのかはわかりませんが、次期民主党代表になられる人は岡田氏のようなミスをしてゴタゴタを起こさないようにお願いいたします。

 なぜなら彼はネクスト代表だけは用意してませんでしたから!

 残念!!

【小泉劇場】第44回衆議院選挙は小泉自民党が史上空前の大勝利【強すぎ】

2005年09月12日 | 国内問題

自民大勝、絶対安定多数を突破 与党300議席超 ・・・産経新聞
≪民主は大幅減≫
 第44回衆院選は11日投票、即日開票された。自民党は小選挙区で大勝し、国会運営で主導権を握る絶対安定多数(269議席)を突破した。公明党と合わせ与党は300議席を超えた。小泉純一郎首相は続投する。民主党は解散時の175議席から大幅に減らし、岡田克也代表は辞意を表明した。小泉首相が是非を問うた郵政民営化は支持を得た形で、首相は「国民は郵政民営化を正論と判断してくれた」と勝利宣言した。
 衆院選での自民党単独の過半数獲得は、1990年2月選挙以来で、96年に小選挙区制が導入されてからは初めて。
 公明党は解散時の34議席を維持できるか微妙。共産党は9議席、社民党は6議席から横ばいの見通しだ。郵政民営化関連法案に反対した前自民党議員らが結成した国民新党は、綿貫民輔代表(富山3区)が当選。新党大地も鈴木宗男代表が比例北海道ブロックで議席を獲得した。新党日本も議席獲得の可能性がある。郵政法案に反対し無所属で出馬した候補27人のうち、平沼赳夫氏(岡山3区)らが当選したが、約半数は厳しい情勢だ。
 今回の衆院選は、自公連立政権の継続か、民主党への政権交代かの政権選択が最大の争点となった。
 小選挙区で自民党は、地盤の厚い東北、北関東、北信越などの選挙区で着実に議席を確保したのに加え、東京、千葉、神奈川などの都市部でも民主党を圧倒した。
 比例代表では、全国11ブロック合計で自民党は70議席をうかがう勢い。これに対し民主党は前回の72議席から10前後減らす見込み。公明、共産、社民各党は前回獲得議席を維持できるか微妙だ。(共同)
-----------------------------------

 小泉自民党強すぎです。という訳でなんと自民党が単独での絶対過半数を獲得するだけでなく、自民党だけで300議席に迫る勢いです。まさかここまで圧倒的になるとは思わなかったですね。これだけの支持を受けたからには自民党には生半可な覚悟で改革を実行してはいけませんね。自民党の戦いはこれからになると思います。

 さて注目の選挙区ですが、郵政反対選挙区はこのようになりました。

造反組、明暗分ける 33人中15人が当選 ・・・産経新聞
郵政民営化関連法案に反対票を投じて今回衆院選に小選挙区から立候補した前自民党衆院議員33人のうち、国民新党の綿貫民輔代表(富山3区)、亀井静香元建設相(広島6区)、無所属の平沼赳夫前経産相(岡山3区)ら15人が当選した。
 このほか当選したのは野呂田芳成(秋田2区)、堀内光雄(山梨2区)、保利耕輔(佐賀3区)各氏ら。
 しかし反対派の半数以上が自民党の対抗馬らを相手に苦戦。東京12区の無所属、八代英太元郵政相は太田昭宏・公明党幹事長代行に、岐阜4区の藤井孝男氏、福岡10区の自見庄三郎氏、静岡7区の城内実氏らは自民党の対抗馬に敗れ、落選した。
 新党日本から出馬した2人では、小林興起氏(東京10区)は小池百合子環境相に、滝実氏(奈良2区)が自民党の高市早苗氏に敗北。国民新党から出馬した4人でも、亀井久興氏が島根2区で敗れ、いずれも重複立候補した比例代表での復活に望みをつないだ。
 33人のほか、反対派1人が新党日本から比例代表東海ブロックに立候補、開票結果を待った。(共同)
------------------------------------------

 マドンナ候補と呼ばれる自民党公認候補が次々に当選を果たしましたが、反対派もやはり強いです。平沼氏は予想通りですが、綿貫氏は予想以上の苦戦を強いられた上での当選、亀井氏、野田氏も刺客に追い詰められながらも当選という結果となりました。そして郵政選挙区以外でも北海道比例では鈴木宗男氏、新潟5区で田中真紀子氏が当選を果たしました。勘弁してくれ。

 上記郵政選挙区だけ見ても普通に考えて自民党は議席を減らしているはずなんですよね。それがこの大勝利。その勝利の裏に想像を絶する民主党の敗北がある訳です。民主党は前回の177議席から大きく減らして100議席に乗るのがやっとでした。ここまでの大敗北ならば岡田代表辞任は避けられないでしょう。次は小沢氏が党首でしょうか?

岡田・民主代表が辞意表明 敗北「おわび申し上げる」 ・・・産経新聞
民主党の岡田克也代表は11日夜、衆院選で衆院解散時勢力を割り込む見通しになったのを受け「リーダーはゴールを示して達成できなければ責任を負うのは当然だ。政権交代を実現できずおわび申し上げる」と辞意を表明した。自民分裂選挙というチャンスだったにもかかわらず、大きく後退し責任は免れないと判断した。
 民主党はただちに後継代表の選出手続きに入り、9月下旬に召集予定の特別国会までに新執行部を発足させる方針。衆院選敗北で早急な抜本的立て直しを迫られているため、「即戦力」の菅直人前代表や小沢一郎副代表、鳩山由紀夫元代表らを軸に後継調整が進むとみられるが、若手の起用を求める声が強まることも予想される。難航すれば両院議員総会での投票で選出する可能性もある。
 岡田氏は昨年5月、菅前代表が国民年金未加入問題で辞任したことを受け、幹事長から代表に昇格し、同年7月の参院選で民主党の躍進を果たした。
 今回の衆院選で政権交代を掲げ、単独過半数の241の獲得を目指し、民主党政権を実現できなければ代表を辞任する考えを示していた。(共同)
------------------------------------

 たった今民主党岡田氏が辞任会見をやっていた訳ですが、その言葉の中に政権交代の信念は変わっていないと述べていました。公約などはコロコロ変わっていますけどね。民主党は政権交代が手段では無く目的と化してしまっていること、小泉劇場に完全に飲み込まれてしまい、政策を明確に主張出来なかったことなどが敗因として上げられると思います。でもね、それ以上に有権者っていうのは批判だけの訴えなんてもううんざりなんですよ。テレビで亀井氏や綿貫氏、田中康夫氏などの小泉批判なんて聞いていられません。国民はマインドコントロールされているなんて発言が出てくる時点でもはや空いた口が塞がりませんでしたよ。

 有権者は政策について聞きたかったはずです。小泉自民党に対して突くべき突破口があったはずです。それを実行して有権者にアピール出来なかったことについてどう考えているのか、自分に出来なくて小泉首相に説明責任を果たしていないなんて言うのは筋違いのような気がします。とりあえず確かな野党になってから出直してくることを祈っています。