改正船舶油濁損害賠償保障法をご存知でしょうか?
■油濁損害賠償保障法の一部を改正する法律案について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/10/100223_.html
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(1)タンカー油濁損害に対する補償額の拡大
タンカー所有者による賠償額及び国際基金による補償限度額を超えるタンカー油濁損害について、追加基金に対する被害者の補償請求権等を規定する。
(2)一般船舶(タンカー以外の船舶)の油濁損害・座礁船撤去等に対する被害者保護の充実
保障契約の締結義務付け
国際航海に従事する日本国籍を有する一般船舶(総トン数100トン以上)及び本邦内の港に入出港等する日本国籍を有しない一般船舶(総トン数100トン以上)に対し、保障契約(燃料油による油濁損害及び座礁船舶撤去等の措置費用の支払をてん補する保険等)の締結を義務付ける。
保障契約を締結していない船舶に対する入港規制等
保障契約を締結していない船舶について入港禁止等を規定するとともに、保障契約締結義務等違反が確認された場合の是正措置命令等や罰則を規定する。
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これは要するに保険未加入の船の入港を禁止し、みんなの海を汚すことがないようにしましょうという法律です。これは3月1日から施行されます。これが事実上、北朝鮮に経済制裁と同じ効果を与えることになります。それは北朝鮮の船の97.2%が保険未加入のため、入港できないからです。よって日本政府はこの経済制裁が目的では無い法案で北朝鮮に経済制裁と同等のダメージを与えることができるのです。
そんな中、この法案が施行されて複雑なのが鳥取県境港市。
■北朝鮮制裁・国内経済の補償、救う会が大会宣言
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050227i313.htm
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船主責任保険に未加入の船舶の入港を制限する改正船舶油濁損害賠償保障法が3月1日に施行されるが、佐藤勝巳・同協議会長は「国内法改正では、北朝鮮との輸入実績がある地域に影響が出ても補償されない。国の責任で経済制裁を発動し、地元への影響を補償するのが筋だ」と説明した。
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大変お気の毒ですが、この法案は経済制裁とは関係の無い、保険未加入の船を入港禁止にする法案であり、「1992年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の2003年の議定書」に対応するための法律施行になります。ですので、できれば文句は保険未加入の北朝鮮に言ってください。保険に入っていれば入港できますから。まあ、北朝鮮の経済事情など考慮しますと難しいと思いますが。それにこの法案は例え、北朝鮮の問題が無くても施行されたと思います。
ただ、やはりこれはデリケートな問題であると思いますし、こんなことにもなっていますのでもしかして大して影響無い?っていう意見もあります。上記にある97.2%の数字も何隻の話なのか調べましたがめぼしいものは見つけられませんでした。様々な思惑の中、改正船舶油濁損害賠償保障法がもうすぐ施行されますが、その時、北朝鮮問題はどのような進展をするのか見逃せません。
■油濁損害賠償保障法の一部を改正する法律案について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/10/100223_.html
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(1)タンカー油濁損害に対する補償額の拡大
タンカー所有者による賠償額及び国際基金による補償限度額を超えるタンカー油濁損害について、追加基金に対する被害者の補償請求権等を規定する。
(2)一般船舶(タンカー以外の船舶)の油濁損害・座礁船撤去等に対する被害者保護の充実
保障契約の締結義務付け
国際航海に従事する日本国籍を有する一般船舶(総トン数100トン以上)及び本邦内の港に入出港等する日本国籍を有しない一般船舶(総トン数100トン以上)に対し、保障契約(燃料油による油濁損害及び座礁船舶撤去等の措置費用の支払をてん補する保険等)の締結を義務付ける。
保障契約を締結していない船舶に対する入港規制等
保障契約を締結していない船舶について入港禁止等を規定するとともに、保障契約締結義務等違反が確認された場合の是正措置命令等や罰則を規定する。
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これは要するに保険未加入の船の入港を禁止し、みんなの海を汚すことがないようにしましょうという法律です。これは3月1日から施行されます。これが事実上、北朝鮮に経済制裁と同じ効果を与えることになります。それは北朝鮮の船の97.2%が保険未加入のため、入港できないからです。よって日本政府はこの経済制裁が目的では無い法案で北朝鮮に経済制裁と同等のダメージを与えることができるのです。
そんな中、この法案が施行されて複雑なのが鳥取県境港市。
■北朝鮮制裁・国内経済の補償、救う会が大会宣言
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050227i313.htm
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船主責任保険に未加入の船舶の入港を制限する改正船舶油濁損害賠償保障法が3月1日に施行されるが、佐藤勝巳・同協議会長は「国内法改正では、北朝鮮との輸入実績がある地域に影響が出ても補償されない。国の責任で経済制裁を発動し、地元への影響を補償するのが筋だ」と説明した。
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大変お気の毒ですが、この法案は経済制裁とは関係の無い、保険未加入の船を入港禁止にする法案であり、「1992年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の2003年の議定書」に対応するための法律施行になります。ですので、できれば文句は保険未加入の北朝鮮に言ってください。保険に入っていれば入港できますから。まあ、北朝鮮の経済事情など考慮しますと難しいと思いますが。それにこの法案は例え、北朝鮮の問題が無くても施行されたと思います。
ただ、やはりこれはデリケートな問題であると思いますし、こんなことにもなっていますのでもしかして大して影響無い?っていう意見もあります。上記にある97.2%の数字も何隻の話なのか調べましたがめぼしいものは見つけられませんでした。様々な思惑の中、改正船舶油濁損害賠償保障法がもうすぐ施行されますが、その時、北朝鮮問題はどのような進展をするのか見逃せません。