直前になってがぜん盛り上がってきたキッズカフェですが、いよいよ本番の日がやってきました。新聞で報道されたので箕面以外からも予約の電話をたくさんもらったし、さらにNHKの取材も入ることになって、いかにノーテンキな私といえどもきりきり緊張感に包まれます。「ちゃんとやりよるやろか…」。子どものピアノの発表会を見に行く親の気分、とでも言えばいいのか…。
朝の9時に集合。みんな早めに来ていて、誰一人遅刻がありません。よっしゃ! 気合いも充分とみた。
そろいのユニファームに着替えて、早速練習した通りに作業開始。ホール担当は掃除からです。
そうそう、まずは手洗い厳守でした。
この前練習済みなので、調理にチエはまったくノータッチ。火などの安全管理のためにキッチンに立っているだけです。それぞれ分担を決めてさっさと調理に入っていきます。
キッチンの年長はセリ。料理は手慣れているので頼もしい存在。我慢強さもセリのいいところで、黙々とジャガイモの皮むきをしています。
その間にホール係は、看板書き。今日のメニューをお宝屋の看板に書き出します。
お得意のイラコはショーマ。本日のメニューにドラえもんは含まれておりません。
ハンバーグも焼けました。ヨーヘイのぷっくりした手で作ったハンバーグって、おいしそう!!これはキャラの勝利ですね。
これはニンジンのグラッセにタイムの小枝を刺して、かわいいニンジンをつくっているところ。几帳面に並べているのはカナメ。
NHKの取材クルーがキッチンに入ってきても、全然動じることなく作業を続けるスタッフ。ふーむ。なんか働く人というオーラが出てますな。
カナメの作業を厳しくチェックするGMのマユ。この二人は姉弟です。家でもこんな感じ?
手の空いているホールスタッフはデザートの仕上げを。ココナッツ風味のミルクプリンにマンゴーのピュレをかけ、ミントの葉を飾っています。後ろ姿は口八丁手八丁のハヅキ。
料理がだいたい仕上がったところで、スタッフの軽い腹ごしらえ。本番前だというのに緊張感はなし。おむすび4個も軽くたいらげた子がいます。誰とは言わへんけど、みんなの想像通りの子です。
さっき書いた看板を出して、さあいよいよキッズ・カフェのオープン!!
一番乗りは手前のレナたちのグループ。次々お客さんが入ってきて、ホールスタッフはかなりテンパっています。
かわいいカップルに優しく接客するアヤカ。日頃からちっちゃい子が大好きなんです。でもこの姿、普通にカフェの店員さんみたいですね。
まるでNICOのブログのようですが、これが本日のお料理。とても子どもたちが作ったものだとは思えません。
食べてるとこ撮らんといて…という顔?。ふたりは幼稚園の年長さんです。
あっという間に満席。外にも席の空くのを待つ子どもたちが…。
料理を待つ間も楽しそう。おとな立入禁止。子どもだけのカフェやもんね。
「おいしいな~」みんな本当に楽しそうです。
日頃から家族でNICOによく来ているチカですが、今日は子どもだけということで、やや緊張気味。
あれれ?キッズ・カフエェにおっさんが…。ちゃうちゃう、れっきとした中学生やって。和太鼓「鼓吹」のメンバーです。お皿が小さく見えるのは気のせいですが…。
「野菜を食べ残してるお客さんがおるねんけど、これはつらいな~」。普段野菜嫌いのヨーヘイですが、作る側になってみてそういうことにも気がついたようです。
「結構忙しいなあ」。マイペースのカナメはちょっとしんどそう。
小さいお客さんの面倒をみるGM。こんな優しい笑顔は、ちょっとやそっとで見つけられませんよ。これこそ地域のお宝。大切に育てていくべきものだと思います。
予約客をすべてこなし、後かたづけも済んで「おつかれさん」の瞬間。思わずグッタリ。
最後に反省会でそれぞれ自分の反省点を含めたレポートを提出。GMから今回の収支報告があり、前売り券の売り上げから、食材とNICOの使用料を引いた金額を発表してもらいました。赤字覚悟のスタートでしたが、子どもたちの手にはしっかりと給料袋が握られることになりました(金額は秘密です)。来店したくれた子どもたちのアンケートをみんなで回し読みして「みんな『おいしい』って書いてくれてるな」「スタッフは『やさしかった』って。やったー」。お客さんたちの誉め言葉が、本当にうれしかったようです。
どんなことになるのかまったく予想がつかなかった今回の企画でしたが、働いた子どもたちもお客さんとして来てくれた子どもたちも、楽しみながら多くのことを学んだのではないかと思います。私がいちばんうれしいのは、樂駄屋では見たことのない真剣な表情や、ねばり強く仕事をする姿を子どもたちが見せてくれたこと。「子ども」という領域に押し込めておかないで、子どもという個性を生かした形で環境を整えさえすれば、子どもは生き生きと動き出すということを教えられました。私は「子どもだから」と手加減しがちなのですが、NICOのスタッフの「最後までダレんとやりや!」とゴミ出しまで徹底してやらせるという姿勢にも、大事なことを教わりました。「子ども扱い」することは、決して子どものためにならへんし、「子どもらしく」と期待することが、子どもの可能性を奪うことになってたのかも。自分の子育てを顧みて、子どもたちに謝りたい気持ちにもなりました。えっ? それほど手を掛けて育てられてへんて? そーでっか。
これからキッズ・カフェはどうなるのか。続けていくのか、今回限りなのか…。さあ、どうしましょ。あまのっちは1回で燃え尽きましたが、子どもたちは…。答えはカズハ(一番小柄なスタッフ)の満面の笑みの中にありそうです。
朝の9時に集合。みんな早めに来ていて、誰一人遅刻がありません。よっしゃ! 気合いも充分とみた。
そろいのユニファームに着替えて、早速練習した通りに作業開始。ホール担当は掃除からです。
そうそう、まずは手洗い厳守でした。
この前練習済みなので、調理にチエはまったくノータッチ。火などの安全管理のためにキッチンに立っているだけです。それぞれ分担を決めてさっさと調理に入っていきます。
キッチンの年長はセリ。料理は手慣れているので頼もしい存在。我慢強さもセリのいいところで、黙々とジャガイモの皮むきをしています。
その間にホール係は、看板書き。今日のメニューをお宝屋の看板に書き出します。
お得意のイラコはショーマ。本日のメニューにドラえもんは含まれておりません。
ハンバーグも焼けました。ヨーヘイのぷっくりした手で作ったハンバーグって、おいしそう!!これはキャラの勝利ですね。
これはニンジンのグラッセにタイムの小枝を刺して、かわいいニンジンをつくっているところ。几帳面に並べているのはカナメ。
NHKの取材クルーがキッチンに入ってきても、全然動じることなく作業を続けるスタッフ。ふーむ。なんか働く人というオーラが出てますな。
カナメの作業を厳しくチェックするGMのマユ。この二人は姉弟です。家でもこんな感じ?
手の空いているホールスタッフはデザートの仕上げを。ココナッツ風味のミルクプリンにマンゴーのピュレをかけ、ミントの葉を飾っています。後ろ姿は口八丁手八丁のハヅキ。
料理がだいたい仕上がったところで、スタッフの軽い腹ごしらえ。本番前だというのに緊張感はなし。おむすび4個も軽くたいらげた子がいます。誰とは言わへんけど、みんなの想像通りの子です。
さっき書いた看板を出して、さあいよいよキッズ・カフェのオープン!!
一番乗りは手前のレナたちのグループ。次々お客さんが入ってきて、ホールスタッフはかなりテンパっています。
かわいいカップルに優しく接客するアヤカ。日頃からちっちゃい子が大好きなんです。でもこの姿、普通にカフェの店員さんみたいですね。
まるでNICOのブログのようですが、これが本日のお料理。とても子どもたちが作ったものだとは思えません。
食べてるとこ撮らんといて…という顔?。ふたりは幼稚園の年長さんです。
あっという間に満席。外にも席の空くのを待つ子どもたちが…。
料理を待つ間も楽しそう。おとな立入禁止。子どもだけのカフェやもんね。
「おいしいな~」みんな本当に楽しそうです。
日頃から家族でNICOによく来ているチカですが、今日は子どもだけということで、やや緊張気味。
あれれ?キッズ・カフエェにおっさんが…。ちゃうちゃう、れっきとした中学生やって。和太鼓「鼓吹」のメンバーです。お皿が小さく見えるのは気のせいですが…。
「野菜を食べ残してるお客さんがおるねんけど、これはつらいな~」。普段野菜嫌いのヨーヘイですが、作る側になってみてそういうことにも気がついたようです。
「結構忙しいなあ」。マイペースのカナメはちょっとしんどそう。
小さいお客さんの面倒をみるGM。こんな優しい笑顔は、ちょっとやそっとで見つけられませんよ。これこそ地域のお宝。大切に育てていくべきものだと思います。
予約客をすべてこなし、後かたづけも済んで「おつかれさん」の瞬間。思わずグッタリ。
最後に反省会でそれぞれ自分の反省点を含めたレポートを提出。GMから今回の収支報告があり、前売り券の売り上げから、食材とNICOの使用料を引いた金額を発表してもらいました。赤字覚悟のスタートでしたが、子どもたちの手にはしっかりと給料袋が握られることになりました(金額は秘密です)。来店したくれた子どもたちのアンケートをみんなで回し読みして「みんな『おいしい』って書いてくれてるな」「スタッフは『やさしかった』って。やったー」。お客さんたちの誉め言葉が、本当にうれしかったようです。
どんなことになるのかまったく予想がつかなかった今回の企画でしたが、働いた子どもたちもお客さんとして来てくれた子どもたちも、楽しみながら多くのことを学んだのではないかと思います。私がいちばんうれしいのは、樂駄屋では見たことのない真剣な表情や、ねばり強く仕事をする姿を子どもたちが見せてくれたこと。「子ども」という領域に押し込めておかないで、子どもという個性を生かした形で環境を整えさえすれば、子どもは生き生きと動き出すということを教えられました。私は「子どもだから」と手加減しがちなのですが、NICOのスタッフの「最後までダレんとやりや!」とゴミ出しまで徹底してやらせるという姿勢にも、大事なことを教わりました。「子ども扱い」することは、決して子どものためにならへんし、「子どもらしく」と期待することが、子どもの可能性を奪うことになってたのかも。自分の子育てを顧みて、子どもたちに謝りたい気持ちにもなりました。えっ? それほど手を掛けて育てられてへんて? そーでっか。
これからキッズ・カフェはどうなるのか。続けていくのか、今回限りなのか…。さあ、どうしましょ。あまのっちは1回で燃え尽きましたが、子どもたちは…。答えはカズハ(一番小柄なスタッフ)の満面の笑みの中にありそうです。