先週から懸案のリニューアルに取りかかっています。
前にこのブログで書いたとおり、家賃を払っての駄菓子屋経営というのはかなり無理があり、毎月の赤字をどう解消するかが課題でした。駄菓子屋は趣味と割り切って多少の出費は我慢すればいいようなものですが、毎日3、4時間は店番で時間を拘束されるので、本業に費やす時間を削って、さらに出費がかさむというのは、そうでなくても寒い私のサイフが凍り付いてしまいかねない危機なのであります。ははは、いまさら何言うとんねん…ですが。
ジャーン! そこで、本業のグラフィックデザインのスタジオと駄菓子屋の合体ということを考えてみたのです。置き場所を工夫して中身はそのまま、駄菓子の陳列スペースだけを縮小して、なんとか今のコンテナにスタジオを持ってこられないか。それなら仕事しながら店番もできるし、前からやりたかった樂駄屋でのアート系教室も環境が整いそうです。畳屋さんや硝子屋さん、クリーニング屋さんなど、さまざまな職種の人たちが往来から見える場所で仕事をしていた時代のように、日常の風景として子どもたちにデザインという仕事を見てもらうこともできそうです。
地域に開かれたデザインスタジオというのもずっとやりたかったこと。地域で活動している人たちや商売している人たちの相談に乗ったり、ミニコミ誌を発行したり…。敷居の低い駄菓子屋スタジオなら誰もが気軽に遊びに来れるやろから、これめっちゃいいかも。今をときめく南船場や堀江界隈より、子どもが叫んで駆けずり回る芝樂界隈。うっほっほ。あれ? 赤字解消のための合体策ではなかったのか…???
そんなわけで(どんなわけか、よーわかりませんが)、先週からこつこつ改装作業をしています。お金のないところはアイデアとパワーでカバーして(パワーの方はかなり怪しい…なんせ歳が歳ですよって)、日に日に樂駄屋がかっこよくなってきてます。ほんまですって。
先週はデッキで露天販売したりしたりしてましたが、明日の30日から駄菓子は店内で販売します。スタジオ部分の引っ越しが済むまで、しばらくどたばたしそうですが、ぜひ一度リニューアルした樂駄屋に遊びに来てくださいね。