たいだい。のいつまで続くの?

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リアルタイム

2005年10月11日 | 妄想コラム
 NKKの番組「あの日を抱きしめて」。長嶋茂雄が引退した昭和49年10月14日、あなたは何をしていましたか?というテーマで日本中からメールが寄せられていた。新聞奨学生の大学生は当時、引退試合を見ようと後楽園球場に1番乗りをした。そして憧れの長嶋と偶然にもじかに会うことができた。
 警察官だった男性は引退の日に運悪く連続企業爆破事件に遭遇、大怪我を負う。
 巨人軍の広報だった男性は、長嶋の引退セレモニーをいかに成功させるかに気を使う。審判として球審を務めた男性も、試合を選べない仕事ながら偶然にもこの日に当たる幸運を喜ぶ。
 日本中の長嶋ファンが涙したその日を振り返り、若かった自分を社会を振り返る。

 長嶋のようなスーパースターと同じ時間を生きた人たちをうらやましく思う一方で、そういうぼくもいまこうして生きてきた中で、様々なスーパースターをリアルタイムで見てきた。
 尾崎豊、松田聖子、ピンクレディー。芸能人なら彼らだろう。
 王選手、アントニオ猪木、アイルトン・セナ。スポーツ選手なら彼らだろう。

 もうこの世にいないヒーローもいる。伝説として語り継がれるヒーローもいる。
 いまも現役で活躍しているスターもいる。
 彼らは過去の人として思い出の中に生き続けているが、実は今、リアルタイムで活躍しているスーパースターを目にすることができる幸運もまた、ぼくは体験しているのだ。

 イチローや松井など大リーグで活躍している選手。愛するヤイコや森山直太朗などのアーティスト。そしていま芸能界でブラウン管に出ているタレントたち。彼らもリアルタイムで同じ時を生きている。
 いつの日か振り返り、今日のできごとを懐かしく思う日が来るだろう。リアルタイムでは実感できないが、いまこうして彼らの活躍を目の当たりにするのは、考えればその時でしか体験できないのだ。そう思うと毎日が日常として流れていく中でも、1日1日を大切にしなければ・・・とふと感じたりする。

 ぼくにとってのリアルタイムのヒーローたち。彼らも時間とともに消えてなくなる存在だ。過去のヒーローになっていく存在の彼らだけれど、ぼくは心の中の思い出のヒーローも大事だけれど、常にリアルタイムのヒーローを応援し続けたい。そしてまだ出会っていない未来のリアルタイムヒーローの登場にも期待しながら・・・

 あなたにとってのヒーローは誰ですか?

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