みなさん”シター”ってご存知ですか?
今回のコンサートの案内をしていると、よく
「シタールのこと?」というお返事が返ってきました。
言葉は似ているのですが”シター”と”シタール”はかなり違います。
”シタール”はインドの楽器で、三味線やリュートに似た楽器で、”シター”はダルシマーやハープに似た楽器です。
こちらが”シター”
共鳴する木の板に弦が100本以上張ってあります。
これを指で弾いて演奏する楽器で、神を賛美する祈りの伴奏楽器として修道院などで伝えられてきました。
右側と左側では見た感じも違いますね。
右側は旋律、メロディーを奏で、左側は和音を弾きます。
右半分には細長い穴が開いていますが、これがピアノの黒鍵の位置だと思ってください。
この黒鍵みたいな穴を目印に弾きます。
左半分にはいろいろなコードがあり、右手と左手で曲を奏でていきます。
演奏後に少し音を出してみましたが、音を出すことは簡単なので初心者でも始めやすい楽器だと思いました。
白井さんのお話しだと、「演奏の専門家では無い修道士が弾けるように考えられた楽器なのでそんなに難しくはない」そうです。
それはハープなどの楽器と比較してだと思うので、かなり練習は必要でしょうね(^^;
シターの演奏は白井さんのCDを聴いてなんとなくイメージがあったので、今回は室内を真っ暗にしてシターだけ照らしての演奏会としました。
ほの暗い中で聴くシターの音はヤギヤの空間だとよく響いて、以前youtubeで聴いた音色とはまったく違う、とても神々しい音が空間全体に響いていました。
暗くすることでみなさんがシターの音に集中しているのがひしひしと伝わってきます。
これまでの演奏会には無いくらいみなさん集中してシーンと静まり返っていました。
それがますますシターの響きを強調してどんどん引き込まれます。
ライブは演奏する人、聴く人、その空間演出などが組み合わされて変化するものなんですね。
いい体験でした。
演奏中の動画を公開しましたので、こちらで雰囲気が少しだけ伝わると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=RLTgZSnQyFk
今後も面白いライブをどんどん開催していきたいと思います(^^)