フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

「What a beautiful girl!!!」

2011年09月20日 | リール・アミアン

この3人とは、奈良の猿沢の池の近くで偶然出会った。

 

最初はフランス人とは思わなかった。近づくとフランス語をしゃべっている。

男の子1人と、女の子2人である。

 

3人とも大きなキャリーを、JR奈良駅から三条通りをずっと引っ張ってきたようだ。

JR奈良駅からそこまで道は真っ直ぐだけど、緩やかな登りだから相当疲れたろう。

 

聞けば宿屋はもうすぐそこだ。じゃ案内しようと言うことで宿屋まで送って行った。

夕食に我が家に来るかと聞いたら喜んだ。

 

荷物を置いて、一息ついてそれから我が家に連れてきた。

警戒心は全くない。聞けば、大学で日本語を専攻して、先生の紹介で二カ月近く日本に来てあちこちでアルバイトをし、そのあと、そのお小遣いで旅行をしているらしい。

だから、日本人に対するある程度の鑑識眼が出来ていたのかも知れない。

 

中でも背が高い方の女の子は、色が白く(白人だから当たり前だが)目がぱっちりしている。というのは睫毛がかなり長い。それが日本人のような付け

睫毛でなく、「本物」なのだ。

 

                                               

我が家に連れてくる時、すれ違った年配の日本人男性が、その子を見て思わ

ず「What a beautiful girl!!!」と言ったのを覚えている。

 

最初フランス人に見えなかったのは、この子のためかもしれない。聞けばお

父さんはルーマニア人でフランス人とのハーフとのことだった。

 

私から見ると彼女のスカートは短いように思うのだが、彼女らが言うには,

肩や背中や胸を有る程度露出するのは許されるし、正式のパーティなどで

も、そういったドレスほど公式らしい。

しかしスカートの短いのは「娼婦」がすることで、下品でいけないらしい。

 

私は秘かに彼女に「ケバちゃん」というニックネームを贈呈した。持って生

まれたものとは言え日本人の私から見れば、それくらい目立つ彼女だった

 

それにしてもあの睫毛は特別だった。

 

                  

彼女はその後日本に再びきて、弟さんと二人で我が家にやってきた。

もう一人の女の子は、その後また日本語の勉強でやってきて、京都で働いて

いた。

         

そこにも訊ねて行ったこともあるし、別の友達3人で我が家に泊まりに来たり

した。

その後もお母さんと、妹さんとで我が家に来た。この子は「ケバちゃん」ほ

どは目立たないが、綺麗で気立てのいい子だ。

           

男の子とはその後別の男の子の友達と夕食にやってきた。それらはまた別の

機会に紹介したい。

 

 



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