四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

吉野川で水死者

2010年07月25日 22時41分04秒 | Weblog
 猛暑日が続きます。我が家の台所も34度となり、グロッキー。夕方のニュースで吉野町宮滝で水死者がでたと報道していました。毎年起きる事故。原因はわかりませんが、少子化の時代に若者が命を落とすなんて・・。

 熱中症での死亡も後を絶ちません。今日のニュースの寝たきり老婦人は、エアコンも付けていなかったとか。電気代節約とか言っていられない猛暑。対策や意識の切り替えがついて行っていないことを痛感します。高齢者や弱者家庭のエアコンに大幅な補助金を。亜熱帯型の気候にあう家のリフォームの提案を。

 遠回りでも、根本の地球温暖化ストップする必要がありますよね。局地的豪雨だって、土砂崩れに対する大がかりな対策が求められています。村ぐるみの移転の可能性も探らなければならない時代です。

 うーん、難しい問題ばかり。訳がわからなくなってきたけれど、やっぱり安心できる人間の暮らしが一番大切ですよね。

ご心配おかけしました

2010年07月17日 23時56分02秒 | Weblog
 ご心配おかけしました。ブログを更新していないので、いくつかメールをいただきました。ありがとうございます。
 選挙から1週間、ようやく立ち直りつつあります。ショックが大きい。消費税10%になったら困るであろう皆さん達のお顔が浮かび、申し訳なさと腹立たしさでいっぱいです。


 今回の選挙は、「消費税増税10%」が最大の争点でした。日本共産党は、大企業減税の穴うめで社会保障にも財政再建にも回らないことを訴えてきましたが、得票を減らしてしまいました。これからも、増税反対の旗をかかげ、消費税によらない暮らし応援の経済政策への転換を訴え続けるしかない。
 普天間基地の問題も無条件撤去、「基地ノー」しか無いと思います。日米合意の撤回を沖縄県議会が議決しました。平和な日本を求める大きな声。抑止力を言うなら、一番守られるはずの沖縄県民がなぜ、基地撤去を求めるのか、根本を私たちヤマトンチューは心で理解しなければならないと思います。今後、比例定数八十削減が出されてくることでしょう。既に「立ち上がれ日本」と「枡添さんの党」が統一会派をくむと発表されていました。選挙目当てのパフォーマンスに唖然。日本共産党の太田あつしさんは、毅然と論理を尽くしてしかもお年寄りや若者に寄り添うハートで訴え続けていました。世の中を変えたい。でも、私たちの力がなかなか大きくならない。私が生きている間に国民が主人公といえる国づくりができるのだろうか。
 
 でも、今回、県内の比例選挙では、昨年の衆議院比例の得票率から民主党も自民党も後退し、県民の新しい風を求める声が増えている。世の中、少しずつではあるけれど、変わりつつある。

 この1週間、できていなかった雑事を片付けるのに追われていましたが、やっと日々の暮らしに戻ってきました。選挙中、励まして下さった多くのお声に応えるべく、がんばります。いきなり、梅雨明け。真夏日です。お体くれぐれもお大事に。明朝もお借りしている花畑の草引きの予定。草の伸び方に温暖化、亜熱帯化を実感する日々です。

参議院選挙 投票日は明日

2010年07月10日 06時40分08秒 | Weblog
 選挙の話で、よく、「10%増税は、大企業減税の穴埋めになっても仕方ないんとちがう? 税金の安い海外に出て行ったら、雇用が無くなるから」といわれます。「えっ、ちょっと待って。」信じられないような話ですが、有権者の意識にすり込まれています。長くなるので、わかりやすいデーターをご覧下さい。http://www.jcp.or.jp/tokusyu-10/11-kokusai/ 

 最近、「生かさぬように殺さぬように」という江戸時代の権力者達の政策と同じだと感じることが多い。子ども手当や高校授業料一部無償化で国民を喜ばせておいて、正体を見えにくくさせている。「国の借金をこれ以上増やさないために、消費税増税しかたない」とか「老人医療や介護にお金がかかるのだから財源が必要」等々。権力に有利な情報操作が堂々と行われ、信じ込ませられる怖さ。

 「ギリシアのようになる。」といわれれば、すべてフリーパス。違う。どこかが狂っている。ギリシアの破綻の要因は、行き過ぎた消費税増税と大企業減税。そしてほとんどの国債を海外資本がにぎっていること。ヘッドファンジに国の財政が左右されている。日本の国債はほとんどが日本国内。扇動されて右往左往する悲しさ。

 「国が大変だから私たちも我慢しなければ」違うなあ。景気回復のためには、内需拡大。そのために賃金の保障を。意欲満々の若者が働く希望を持てない国なんて滅びる。

 「年収400万?300万?以下の世帯には、消費税を還元する」と、首相が言っていた。日本の膨大な世帯が該当する。高齢者世帯が多いだろう。みんなレシートや領収書を集めて税務署に確定申告するのだろうか。現実には不可能。でも、口当たりのいいことを国のトップがおっしゃる。異常な現実にぞっとする。
 
 比例定数80削減も恐ろしい。自民党と民主党で9割以上の議席を独占。消費税も沖縄問題も両党とも同じ方向。対立しているように見せながら、実は、一つの大きな意志の元に動いている。怖い時代だな。さまざまな意見があってこその民主主義であり豊かな社会発展につながる。生物だって「種の多様性」の大切さが叫ばれている。意見の違いを主張しあってよりよい社会を築くこと、少数意見を切り捨てないことこそ未来の発展につながる。

 昨日の耐震学習で、プロが模型を使った横揺れ実験を子どもたちにさせてくれた。常に科学的な事実やデーターに即して考えることの習慣を身につけてほしいと願います。オカルトや新興宗教に走らないためにも。

 1票の重さを痛感する昨今。しっかり真実を伝えるために、今日も頑張らなくっちゃ。

吉野小学校で地震体験

2010年07月09日 08時26分53秒 | Weblog
 耐震工事に関わって、吉野小学校で地震体験の学習会があると聞いたので、出かけました。5・6年生対象で阪神淡路大震災のビデオを見たり、耐震工事の意義や方法について建築家のお話を聞いたり。びっくりしたことは、専門的な耐震意識を育てる入門編だったこと。小学生だからと決めつけるのでなく、プロの技術や専門性を伝えようとする取り組みに敬意を払います。(まだまだ、伝える内容の精選と方法についての工夫はしてほしいけれど・・)

 窓側に筋交いを入れるやり方での補強。廊下の壁面や柱が支えるので、生活か室などの西端の教室は大丈夫とのことなど、勉強させてもらいました。

 その後、起震車体験。3・4年生も体験したとか。写真は震度7状態。今は、子どもたちに切迫感がないけれど、実際に遭遇したら立っていられないことはインプリンティングされたことだろう。以前に読んだことがある話、阪神淡路大震災のPTSD調査でわかったことで、地震や被害を事前にシミュレーションしたことのある人は、いきなり遭遇した人より立ち直りも早く、心因性のストレス障害が軽いとのこと。震度7では、テレビが横に飛ぶことなど、ぜひ、危険予知能力を高めるのに役立つ体験であることを願いました。

  

ゲリラ豪雨と深層崩壊

2010年07月06日 21時22分13秒 | Weblog
 このところ、ゲリラ豪雨のニュースが続いている。先日の道路崩壊で車が何台か落ちかけている写真ニュースは、、一瞬、日本じゃないような気がしました。
 梅雨であちこちの土砂崩れが起きるたびに、以前NHKで見た「深層崩壊か」と、ドキッ。昨年だったか、台湾の小林村で数㎞にわたる土砂崩れで集落消滅。原因は、重力で褶曲し、ひびの入った岩盤から深部へ雨水が浸透。普通なら、それで水が引くのに、最近のゲリラ豪雨では、大量の水が浮力となって地面を持ち上げ、深層部から崩壊するのだ。こわい。

 台湾の地質学や気象関係の学問のレベルは、日本とほとんど変わらない。気候や地理条件もにている。にもかかわらず、予知できなかったという。日本の学者が調査に入り、日本でも既に起きていたことを話していた。

 深層崩壊の可能性は、日本全国にあり、航空写真から判別できると言うことだが、日本のお粗末な防災行政から言えば、全国の実態が明らかになるのは何年先になることか。気象台関係や測候所などをどんどん切り捨ててきた。大金持ちに減税はするし、メガバンクには赤字補填するけれど、地道なデーターや研究の積み上げにはお金を出さない。大学院修了生達の就職場所がない。優秀な頭脳が活かされないのに腹が立つ。

 日本共産党は、国の土台を支える人たちを切り捨てるなと、切り捨て案が出される度に国会で反対してきた。国民を守るためにこそ、地味で見えないところで働いている人たちを守るべきなのだ。それなのに権力者は「何でも反対の共産党」という言い方で自分たちに都合のいい情報だけを流している。

 深層崩壊の可能性の高い自治体の関係者に、調査結果を説明する場面があった。唖然としながら巨大土砂崩れにどう対応すればよいのかと悩む自治体関係者。私は、6月議会で質問したけれど、吉野町の可能性は、どうなのか、探ってみようと思ってくれる意欲ある職員さん達がこの吉野町にいてくれることを願っている。それぞれの部署の担当者がプロとして専門的な知識や情報を知り、私たち町民に安心を与えてほしい。そのために、時間と研修の場を与えてやってほしい。町民のために尽くすことに生き甲斐と誇りを持てるような吉野町役場であってほしい。

 現時点でわかる防災行動は、
①深層崩壊の恐れのある地域を的確に把握すること
②集中豪雨が200mm?以上になったら、早期に安全な場所に避難すること
しか、ない。
 集落ぐるみでの大移動が求められるとなれば、自主防災組織が充分に力を発揮しなければ不可能。災害で人が死ぬのはいや。前向きで意識的な防災対策など、国民の日常生活を守るためにこそ、税金を使ってほしい。消費税10%増税しても、金持ち減税の穴埋めでは、国民の暮らしはよくならない。日本共産党の出番なのだ。

消費税増税はどこの穴埋め?

2010年07月05日 07時11分16秒 | Weblog
 大淀ライフ前で、岡向議員や矢野議員と地声宣伝してきました。のどが痛い。今回の選挙の最大争点は、消費税増税。何のための増税か? どこの穴埋め?
 法人税15%減とセットになっているのがミソ。公明党は「財政再建の穴埋めだから反対」と書いてあったけれど、大企業減税に回すのが先だから、財政再建にいく余裕がないことは明らか。消費税が初めて出された時、「福祉目的税」の話もありましたよね。5%に上がる時も社会保障に回るなら・・みたいな合意があったけれど一貫して福祉や医療関係は削られてきた。逆に「丸老」と呼ばれた老人医療費の無料化が無くなり、介護保険料や国保料は上がるばかり。国民は、騙され続けてきましたよね。

 1昨日、山村県会議員が「管首相が年間収入400万以下世帯に還元といっていたけれどどうやって?該当世帯が全部、レシートや領収書をとって置いて、税務署に申告するなんて不可能。初めから、増税を止めればよい」と話されて納得。

 そういえば、先日のニュースで菅さんの3カ所での街頭演説が報道されていました。還元対象世帯が400万とか350万とか300万とかころころ違っていてどれが本当か、国民は振り回されるばかり。政治に対する信頼が無くなってしまう。昨年の選挙で沖縄の人たちが、全国の多くの人たちが政権交代にかけた。でも、裏切られてばかり。なのに今回もきっと民主党が勝つだろう。その先の消費税増税や憲法9条改悪で戦争する国へと続くと思うとぞっとする。

 私が生きている間に国民が主人公の国づくり、安心して暮らせる豊かな国は無理なのかなあ。まじめに一生懸命働く国民が普通に人間らしく暮らせる当たり前の社会、隣近所が助け合っておだやかに暮らせる世の中を作りたい。昨夜、別子村の清おじいちゃんのクマガイ草「約束の花」というすばらしい番組を見た。限界集落に若者が帰ってこられる経済システムを。貧しさと無縁の社会を求めてささやかな力しかないけれど、今日も頑張ろうっと。

政党助成金は必要?

2010年07月04日 06時29分07秒 | Weblog
「町政報告&吉野の未来を語るつどい」をさせていただきました。土曜の夜でしかも雨。出にくい中をお越しいただいた皆さん、ありがとうございます。日本共産党奈良県会議員団長の山村さちほさんが来てくれました。

 いろいろな意見も出していただきました。
①「議員定数削減以前に報酬を下げて、矢祭町の例もあるように、日当制などにすべきでは?」
②「財源を持たない政党助成のために、政党助成金は必要では?」
③「アメリカと対等でないのははがゆいが、アメリカがいなくても日本は守れるという政策がいるのでは?」
④「AEDを各地区で活用できるような取り組みがいる」
⑤「特定検診(メタボ)が内科の通常検診よりレベルが低い。」
⑥「吉野町は、情報発信が弱い」
⑦「スマイルバス、学生は使いづらいのでは?」「手を挙げて乗り降りできるといいのに」

 さまざまなご指摘をいただきました。
 情報発信は確かに弱い。先日も就園前の子どもたちへの取り組みで、教育委員会に「個々の町民のニーズに応える親切なやり方があるのではないか。必要な人たちに郵送しても100名前後なら、金額はそんなに高くならない。情報発信のあり方に配慮を提案したところです。

 スマイルバスも、午前7時前後の通学生に利用してもらおうとダイヤが組まれているけれどほとんど利用がない。私は、金曜日駅頭宣伝で上市駅に立っているけれど、多くのご家庭で送り迎え。「朝は、10分でも惜しいので送ってもらう」「兄弟2名の定期代を考えると送る方が安い」「仕事に行くついでだから」等々。むつかしいですね。
 「手を挙げて・・」については、以前に要望したのですがうまくいかなかったので再度、要望します。

 特定検診は、55%の受診率にするには並大抵ではない。第一、普段の通院で検診以上の検査をしてもらっている。「国が国民の健康を守るのにペナルティーを課すような今の制度はおかしい」という山村さんの指摘に納得。会が終わった後もいろいろご意見をいただきました。

 家に帰ると、くたびれてバタンキュー。今朝、山村さんのブログを見ていると昨夜のうちに吉野での話がアップされていてびっくり。奈良まで帰られて後の作業に脱帽。すごいね。http://sachiho.jcp-nara.jp/

 さまざまなご意見をいただいて、もっとまめに町政報告会をしなくっちゃと痛感。

 今日の夕刻は、大淀ライフ前で大淀町の岡向議員達と皆さんに訴える予定。社会保障にも財政再建にも使われない、法人税減税の穴うめのための消費税10%は、絶対にだめと訴えたい。がんばろうっと。

消費税10%は だめ

2010年07月01日 23時09分53秒 | Weblog
 おもしろい。この人も怒り心頭。歌手で俳優の、泉谷しげるさんのブログも、消費税増税に怒りの声です。
http://ameblo.jp/shigeru-izumiya/day-20100622.html

 昨夜の太田あつしさんも怒っていた。消費税増税したぶんは、法人税減税15%分の穴埋めに回るので、社会保障費にも財政再建にも回らない。その通り。見え見えなのに、自民党は、「うちは、根拠がある10%。民主は横取り」とか何とか50歩100歩の反論に唖然。

 応援演説の宮本たけし衆議院議員の話。体もごつい。声もでかい。こてこての大阪人。どちらかというと私は苦手なのだが、聞き入ってしまった。「大阪の小学校の保健の先生の話。保健室に女の子が熱が出たと言ってきた。病院は行かない。保険証がないからお金がかかる。お母ちゃんに連絡せんといて。アルバイトやから、首になったら困る。ここで寝させてくれるだけでいいからという。」「中学生が、俺は修学旅行みたいなしょうもないもの行きたない、という。本当は行きたいけれど積み立てができていないからお金がない。親につらい思いをさせたくないから強がっている」「子どもの中に広がる貧困。格差社会無くそう。子どもたちを守りたい」という話にに胸がジーン。

 児童手当ばらまくより、子どもたちに貧困を持ち込ませない教育の場を保障して。肩身の狭い思いをしなくてもいいように、給食も修学旅行も副教材も医療費も無料にしてほしい。未来のかかる子どもたちを救うためにこそ政治はあるべき。1票に人間の優しさを込めてほしいとつくづく思う。

 写真は、手を振る太田候補と司会の私です。