失われた日記を再び簡単に・・・。前に書いた内容かけらも覚えてないけど、本の話。
やたらに書いたのに・・・(根に持つ)。
蝿の王はイギリスの寓話で、すごく有名だし評価も高いんだけど、若かりし頃私は心優しい人間だったので、粗筋で敬遠していたものです。最近思い出して借りに行ってきました。
少年たちの漂流した無人島での暮らしで、はじめは上手く暮らしていたのが、だんだんと狂気に取り付かれるというか、文明人らしさを忘れていくというお話です。
そもそも私は、「15少年漂流記」「ロビンソン漂流記」といった、文明人が無人島で自給自足をするといった設定が大好きで、憧れすら持ちます。
でも、憧れをもったりできたのは、彼らが文明人であり続けたからだろうとこの話を読んで感じました。上の2作が非現実的っていうわけじゃないんだけど、はじめは、文明人であった少年たちが、だんだん獣性を剥き出しにしていく推移とかが結構しっくりとくる感じでした。大人ですらよっぽどの「自分」を持っていなければああなるんだろうな。
ただもう少し書いてほしかったなというのは、主人公と表裏だった少年の心理描写かな。狩の興奮・余韻みたいなものから結局は人を殺し、文明人であることを忘れてしまった少年の心理描写がほしかった。
誇り高いイギリス少年でありたい自分と、何もかも放棄して獣を狩り楽になりたい自分との葛藤は主人公だけあってよくかかれてたんだけどね。
やたらに書いたのに・・・(根に持つ)。
蝿の王はイギリスの寓話で、すごく有名だし評価も高いんだけど、若かりし頃私は心優しい人間だったので、粗筋で敬遠していたものです。最近思い出して借りに行ってきました。
少年たちの漂流した無人島での暮らしで、はじめは上手く暮らしていたのが、だんだんと狂気に取り付かれるというか、文明人らしさを忘れていくというお話です。
そもそも私は、「15少年漂流記」「ロビンソン漂流記」といった、文明人が無人島で自給自足をするといった設定が大好きで、憧れすら持ちます。
でも、憧れをもったりできたのは、彼らが文明人であり続けたからだろうとこの話を読んで感じました。上の2作が非現実的っていうわけじゃないんだけど、はじめは、文明人であった少年たちが、だんだん獣性を剥き出しにしていく推移とかが結構しっくりとくる感じでした。大人ですらよっぽどの「自分」を持っていなければああなるんだろうな。
ただもう少し書いてほしかったなというのは、主人公と表裏だった少年の心理描写かな。狩の興奮・余韻みたいなものから結局は人を殺し、文明人であることを忘れてしまった少年の心理描写がほしかった。
誇り高いイギリス少年でありたい自分と、何もかも放棄して獣を狩り楽になりたい自分との葛藤は主人公だけあってよくかかれてたんだけどね。