日記のようなもの

まぁ、ちょっと、落ち着け。

立場逆転

2011年08月09日 | 日記
私の人生には、都度、
ファッションリーダーならぬ、
読書リーダーが存在していて、
出会ってよかったと思わせる本を、
何冊も読むことができています(かなり偏ってるけど)。


この読書リーダー。
私自身も、長年年の離れた妹に気取ってきていたのですが、
最近、立場が脅かされつつあるのを、ひしひしと感じてます。


文学を専門的に学んでいる彼女は、
最近、一昔前の文学を好んで読んでいるらしく、
今まで、私は読んできていない分野の本を推薦してくるようになりました。

そんな、近代文学とか難しそうなのは苦手だよーという私に、
「なら、たけくらべは?
 短編だし、すごく綺麗な日本語と文章だよ!」
とか(確かに、考えていたより、ラストにぐっときた。さすがに名作。)、
「シェークスピアをバカにしていた・・・・。」とか(こちらは英語なので未読(笑))・・・。

話を聞くと、物語の内容自体にも触れることもあるけれど、
「この時代に、この文章をかけることが、すごい!」
と、時代背景にも絡めて、感動しているらしく、
今、単に読むだけでは得られない感動を、感じているのが分かります。

私は、一冊の本に対して、
その解説を講義で聞いたり、
解説本で背景を知る、というような関わり方をすることがないので、
そういう感動の仕方を、とても偉大に思いました。


読書リーダー。
この分野に関しては、立場を脅かされているというか、
完全に立場逆転のようです。


幸い、妹とは仲が良く、
彼女も、本を薦めてくれている状態なので、
すすめられた本を読むことで、
彼女が、大学の先生から学んだように、
私も、彼女に学べたら、良いなと思います。



・・・でも、最近久しぶりに、読みたい本が多発しているからなぁ。
妹が、薦める本は、読むのに体力がいるんだーー。

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