DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

大正モダニズムの秀作

2005年12月20日 21時11分18秒 | 建築
 この建築も小樽市指定歴史的建造物に指定されている。「旧北海道拓殖銀行小樽支店」である。現在は「ホテル123小樽」として使用されているが、途中「ペテルブルグ美術館」という時代もあり、この美術館は高い評価を受けていた。
 エントランス側の曲面と縦長窓が良い雰囲気の建築である。
「旧北海道拓殖銀行小樽支店」
設計者:矢橋賢吉・小林正紹・山本万太郎 竣工1923年 小樽市色内1-3-1


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6 コメント

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ほんとにすてきですね (遊行七恵)
2005-12-20 23:11:25
とてもわたし好みの建物です。というか、以前ここへ来て美術館を見学しました。雪祭りのころで、小樽は真っ白でした。

わたしは明治より大正の建造物が好きなので仰々しさのない、こうしたモダニズムには文句なく甘々な感想を寄せてしまいます。



なんとかがんばって春以降に函館・小樽を巡りたいと思います。五稜郭タワーにも行かないと・・・北洋資料館で船長さんの気分も味わいたいですし。



門司と小樽は愛着を持って建物を保存してくれる、すてきな街ですね。



p.s

penkou師が来られたので、舞い上がったわたし、わけのわからないコメントを出してしまいましたよ(恥ずかしっ)

しかもお墓コメントにもずれたコメントを入れてしまいましたし。

当分は蟄居です。反省。

失礼しました。
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あれ!? (xwing)
2005-12-21 12:51:05
蟄居なんて、とんでもない!遊行さんには書き続ける義務があります。もし止めたら天罰が下るので、師匠のサイトでもこちらにも沢山書いてください!私も沢山コメントしたいのですが、現在追いつかない状態でして、あと数日でがんがん行きますよ。
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チョット理屈っぽいが・・ (penkou)
2005-12-24 11:36:24
遊行さんのお墓考は多分間違っていないと思います。亀甲墓の原点は風水にあるのでしょうが、長い年月を経ることによって母系優位の考え方などが混ざり合い、形が母体を思わせることもあって母系の象徴のように言い伝えられることになったのでしょう。

このことは遊行さんがお友達からお聞きになったように、たとえば研究者がフィールドワークの中で関係者にヒヤリングをしたときに聴いたことは、その時点での聴かれた人の持っている知識であり(理屈はわからないし考えたこともないが、ご先祖様から伝えられていることだということも含めて)、逆に聞く人の知識、たとえばこの形は中国から来た風水原理に基づいているのではないかと伝えるとすると、聴いた人が興味を持って調べたりしていくうちに、それが先祖から言い伝えられたものといつの間にか自分でも認識してしまう、つまりその人の知識となる、という事が起きてくる、それが僕も興味を持った渡邊先生の文化人類学の民族知識論の課題なのです。

で、僕が思うのはもしかしたらコンクリートで造られることになった亀甲墓は、必ずしもすべてが風水原理によって築かれたのではなく、遊行さんがお聞きになったような考え方でつくられたかもしれません。すべての亀甲墓に、屏風があるということでもないので・・・

チョット理屈が走りすぎているかな!
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聴き手の素地素養 (xwing)
2005-12-24 12:51:18
 大抵の場合、フィールドワークのヒアリングを受ける側は、聴かれることに関して普段意識などしないでいるわけですから、聴く側が既に持つ知識や、先入観をブレンドさせないということでしょうか。

 

 これも少々脱線するかもしれませんが、まず「こうではないか?」という仮説を立てて、それについて実証していくというのは「生物学」的考え方で、理系の中でも(特に物理数学系の人は)毛嫌いされる思考方法です。フィールドワークに出る際にある程度の形・考えを持って出なければ、出先で無駄をしてしまう訳ですから、おのずと自分の立てた「説」とまではいかなくても、近いものに当てはめようとするのは人情かもしれません。

 その後の検証の時点で、また原点に立ち返って推考してみると、例えば「コンクリートの亀甲墓の原理は…」という見方が出来るのですね。



 自分のところで、「間違えない。創らない。」を意識していきたいと思います。が、「まずやってみよう」の生物系人間にはなんともキツイものかも。「もしかしたら」が無かったらまるで先には進めない世界もあります。



 話は変わりますが、今朝、テレビ(ワイドショー的な番組)で東京中央郵便局について取り上げられていました。土地の利用実態的話題の中で真っ先に取り上げられていたのですが、番組構成上ではかなり旗色悪く映されていました。テレビは怖い面が多々あります。
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夢見る感性 (penkou)
2005-12-24 14:07:10
「聴く側が既に持つ知識や、先入観をブレンドさせないということか」

いやいやそういうことではなくて、僕が言いたいのは聴かれるほうの人の知識はそういうものだ、ということを認識しておくことが大切だということだけです。



まあ同時にヒヤリングするときは、自分の知識の範囲内でしか聞くことが出来ないということも起こります。時々あるのですが、どうして教えてくれなかったの?と言うと、だって聞かなかったじゃないか、と言われますよね。相手の知識の問題もそうですが、自分の知識の問題、自分の知識自体は何によるのかなど、果たして?と考え出すと収拾がつかなくなる。



僕はどうも感性人間なので、ことを判断する感性(遊行さんのような、時として夢見るような)が大切だと思っているのですが、同時にやはり実証、つまりフィールドワークは欠かせないと言うことになりそうですね。

チョット言い方を変えると、夢見る感性あってこそのフィールドワークだと思っているのですが。ちょっといいすぎかなあ。



耐震偽装もそうですが、中央郵便局問題も、どうもお金至上主義の弊害、中央郵便局問題は民意なのでと言う言い方がされていますが、金の前に文化がどこかへ置き去りにされてしまう、どうも原点は同じではないかと危惧します。

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まさに (xwing)
2005-12-24 17:52:12
「夢」「ロマン」「ドキドキ感」がフィールドワークの原動力と思います。これがなければ辛いばかりですね。

 さて、「夢」を増幅させる魔法の水を買ってまいりました。しかも両方!BOWMOREとLAPHROAIG10年です。今夜は両方試してみます。BGMはJAZZではないのですが、クラッシクギタリストDavid Russellの「Spanish Legends」(ギターの先生以外のギターのCDを初めて購入)でゆっくり味わいたいと思います。

 昼間、レイモンド氏の「札幌聖ミカエル教会」に寄ったのですが、早すぎて(ミサは深夜のようで)誰にもお話を聞けませんでした。せめて写真だけでもと思い、内外部を撮らせていただきました。

 今夜は、酒(不謹慎?まあ私は禅宗ですので)と音楽と読書です。
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