DVDで韓国ホラー映画『友引忌 -ともびき-』を観ました。
怖いという噂は聞いていたんですが、邦題がイマイチなのと例によって1週間レンタルになるのを待っておりました。(英題は『ナイトメア -悪夢-』、そのままでいいように思いますが。)
主演は『ボイス』の「ハ・ジウォン」、共演に「キム・ギュリ」、『春の日は過ぎゆく』『オールドボーイ』の「ユ・ジテ」、『ボイス』の「チェ・ジョンユン」、『カル』の「ユ・ジュンサン」、『TUBE -チューブ-』の「チョン・ジュン」など。監督は『ボイス』を手がけた「アン・ビョンギ」。
大学院に通う『ヘジン(キム・ギュリ)』の部屋を訪ねてきたのは2年ぶりになる親友の『ソネ(チェ・ジョンユン)』だった。2年前の悲しい出来事の後彼女の前から姿を消していたのだ。
泊めてくれるよう頼む『ソネ』は『ヘジン』に向かっておびえながらこうつぶやいた。死んだはずの『ギョンア』が、「私を追いかけてくる。」と・・・
2年前『ヘジン』は大学構内にあるバラ園の園長を任されていた。ある日バラ園の管理を担当する為に一人の奨学生が割り当てられた。奨学生の名は『ウンジュ(ハ・ジウォン)』、動物や植物が好きな白い服の似合う可憐な女性だった。彼女を気に入った『ヘジン』は自分の所属するサークル『A
Few Goodmen』の一員として迎え入れた。
サークル『A Few Goodmen』には七人が参加していた。司法試験に現役合格した未来の法曹界のエリート、サークルのリーダー『ジョンウク(ユ・ジュンサン)』、野球部の四番打者で将来が嘱望されている『ヒョンジュン(ユ・ジテ)』、『ヘジン』と幼馴染で『ヒョンジュン』に想いを寄せる『ソネ』、モデル・CMなどに出演している『ミリョン』、いつでもビデオカメラを持ち歩く映画監督志望の『セフン』、そして『ヘジン』と新加入の『ウンジュ』だ。
それまでは仲の良いサークルだったが、『ウンジュ』の加入によりバランスが狂ってしまう。『ヒョンジュン』が『ウンジュ』に一目惚れし、彼女に告白した。その現場を『ソネ』が目撃してしまったのだ。嫉妬心から『ウンジュ』の事を調べる『ソネ』だったが、ひょんなことから隠された『ウンジュ』の秘密を知ってしまう・・・
マジで怖いです。
本作もやはり『リング』の影響を受けているのでしょう。キーワードとなる小道具もやはりビデオテープと指輪(リング)でした。
主人公『ギョンア』は哀しい過去を持った女性です。物語の展開に大きくかかわってくるのが彼女の死の真相です。ミステリーのように、もう一人の主人公『ヘジン』が真相にたどり着くまで息を継がせぬ展開が待っています。
『ギョンア』が『ヘジン』に寄せる想いはつらい過去の中での唯一明るい思い出を与えてくれたからでしょうか。彼女もきっと癒しを受けたかったのかもしれません。
物語前半で演出として活用されているのは音楽です。ホラーの定番らしく恐怖を煽るために何気ないシーンに恐ろしげな曲を流していますが、私的にはちょっとやりすぎかな、と感じました。せめて前半は音楽ではなく映像だけで盛り上げて欲しかったな、と思いました。
中盤以降は映像だけで十分怖くなってくるんですが、『ギョンア』の出現の仕方が古典的なところと斬新なところと感じました。プールの中の立ち姿には背筋が凍るかと思いました。
韓国ホラーは子役の使い方が上手いですね。子役自体も芸達者が多いよう感じます。
ラストシーンはホラー作品として秀逸ではないでしょうか。途中で多少彼女の秘密が読めるんですが、それでもあのラストは怖いです。
評価 星 よっつ
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怖いという噂は聞いていたんですが、邦題がイマイチなのと例によって1週間レンタルになるのを待っておりました。(英題は『ナイトメア -悪夢-』、そのままでいいように思いますが。)
主演は『ボイス』の「ハ・ジウォン」、共演に「キム・ギュリ」、『春の日は過ぎゆく』『オールドボーイ』の「ユ・ジテ」、『ボイス』の「チェ・ジョンユン」、『カル』の「ユ・ジュンサン」、『TUBE -チューブ-』の「チョン・ジュン」など。監督は『ボイス』を手がけた「アン・ビョンギ」。
大学院に通う『ヘジン(キム・ギュリ)』の部屋を訪ねてきたのは2年ぶりになる親友の『ソネ(チェ・ジョンユン)』だった。2年前の悲しい出来事の後彼女の前から姿を消していたのだ。
泊めてくれるよう頼む『ソネ』は『ヘジン』に向かっておびえながらこうつぶやいた。死んだはずの『ギョンア』が、「私を追いかけてくる。」と・・・
2年前『ヘジン』は大学構内にあるバラ園の園長を任されていた。ある日バラ園の管理を担当する為に一人の奨学生が割り当てられた。奨学生の名は『ウンジュ(ハ・ジウォン)』、動物や植物が好きな白い服の似合う可憐な女性だった。彼女を気に入った『ヘジン』は自分の所属するサークル『A
Few Goodmen』の一員として迎え入れた。
サークル『A Few Goodmen』には七人が参加していた。司法試験に現役合格した未来の法曹界のエリート、サークルのリーダー『ジョンウク(ユ・ジュンサン)』、野球部の四番打者で将来が嘱望されている『ヒョンジュン(ユ・ジテ)』、『ヘジン』と幼馴染で『ヒョンジュン』に想いを寄せる『ソネ』、モデル・CMなどに出演している『ミリョン』、いつでもビデオカメラを持ち歩く映画監督志望の『セフン』、そして『ヘジン』と新加入の『ウンジュ』だ。
それまでは仲の良いサークルだったが、『ウンジュ』の加入によりバランスが狂ってしまう。『ヒョンジュン』が『ウンジュ』に一目惚れし、彼女に告白した。その現場を『ソネ』が目撃してしまったのだ。嫉妬心から『ウンジュ』の事を調べる『ソネ』だったが、ひょんなことから隠された『ウンジュ』の秘密を知ってしまう・・・
マジで怖いです。
本作もやはり『リング』の影響を受けているのでしょう。キーワードとなる小道具もやはりビデオテープと指輪(リング)でした。
主人公『ギョンア』は哀しい過去を持った女性です。物語の展開に大きくかかわってくるのが彼女の死の真相です。ミステリーのように、もう一人の主人公『ヘジン』が真相にたどり着くまで息を継がせぬ展開が待っています。
『ギョンア』が『ヘジン』に寄せる想いはつらい過去の中での唯一明るい思い出を与えてくれたからでしょうか。彼女もきっと癒しを受けたかったのかもしれません。
物語前半で演出として活用されているのは音楽です。ホラーの定番らしく恐怖を煽るために何気ないシーンに恐ろしげな曲を流していますが、私的にはちょっとやりすぎかな、と感じました。せめて前半は音楽ではなく映像だけで盛り上げて欲しかったな、と思いました。
中盤以降は映像だけで十分怖くなってくるんですが、『ギョンア』の出現の仕方が古典的なところと斬新なところと感じました。プールの中の立ち姿には背筋が凍るかと思いました。
韓国ホラーは子役の使い方が上手いですね。子役自体も芸達者が多いよう感じます。
ラストシーンはホラー作品として秀逸ではないでしょうか。途中で多少彼女の秘密が読めるんですが、それでもあのラストは怖いです。
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韓国ホラーは日本と感性の似たところがあるので、
十分怖さが伝わってきますよね。
この作品は今までの家族に執着したホラーが多い中
怨念を扱った日本的な作品だったように思います。