xina-shinのぷちレビュー?

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「情愛」韓国映画 DVDにて

2005年03月12日 | cinema-korea
DVDで韓国映画『情愛』を観ました。

主演は『オム・ジョンファ』と『カム・ウソン』。


結婚に価値を見出さない大学講師『ジョニョン』(カム・ウソン)は弟の結婚式の後、友人の勧めで一人の女性と待ち合わせをする。そこに現れたのが『ヨニ』(オム・ジョンア)だった。
二人は喫茶店・映画・ディナーとありきたりのデートをするが、居酒屋で飲んだ後一夜を共にする。睦言に『ヨニ』は実は待ち合わせ場所にいたもう一人の男にも会う約束をしていたことを語る。結婚相手を探す『ヨニ』に対し、『ジョニョン』は自分を候補から外すよう告げ、そんな『ジョニョン』に『ヨニ』は徐々に心を開いていく。
金持ちの医者と結婚を決めた『ヨニ』は『ジョニョン』に実家を出るよう懇願し、『ジョニョン』は郊外に部屋を借りた。その部屋で二人の奇妙な『週末結婚』生活が始まる・・・


作品についての情報をもっておらず、以前観た『寵愛』『LIES -嘘-』のような作品を予想していたので、良い意味で予想が外れました。ちょっと邦題で損をしている気がします。

見終わった後、ちょっと調べてみたら、製作は『チャ・スンジェ』。『八月のクリスマス』をはじめ、『ほえる犬は噛まない』『イレマーレ』『私にも妻がいたらいいのに』『春の日は過ぎゆく』などなど、最近では『殺人の追憶』など数々の名作に携わっているプロデューサーでした。好きな作品ばかりなので私の感性に合うプロデューサーのようです。

主演の二人は本作で初めて知りました。奔放な女性『ヨニ』を演じた「オム・ジョンア」は韓国ではトップの歌手の方だそうです。ドラマ『12月の熱帯夜』が今話題のようです。
対する「カム・ウソン」はテレビ等の出演は多いそうですが、本作がスクリーンデビュー作。

結婚とは何なのか考えさせられる作品でした。
結婚に否定的な『ジョニョン』ですが、週末結婚で感じた幸せと、それだけに彼女のいない時間の虚しさが一層募っていくのが手に取るように感じられます。
恋と結婚は別と割り切り、別の男性と結婚する『ヨニ』ですが、真実(ほんとう)の自分に戻るべく彼の部屋に週末訪れる。そこに過ごす彼女は幸せそうです。
物語上「愛してる」の台詞は語られませんでしたが、二人の間に通う感情は紛れも無く、互いを求めあう「愛情」だと思います。

3/13追記
今日返す前にもう一度見直しました。
二人には何度も『選択』する場面がありました。表面上『ヨニ』が決断しているように見えますが、その決断を促したのは紛れもなく『ジョニョン』でした。もし『ジョニョン』が違う選択をしていたのならばどうなっていたのでしょう?
音楽も作品も盛り上げています。ギターの調べが二人の心をそのまま表現している気がします。
二重生活の幸せそうなシーンで哀しみを感じました。『楽』を描く事によって『哀』を感じてしまう作品の奥深さを改めて実感しました。



評価 星 よっつ


「オム・ジョンア」公認 日本ファンサイトはコチラ

情愛@映画生活


P.S.
『カム・ウソン』が川ちゃんに見えて仕方ありませんでした。(別の方の感想で土田に似ていると書かれていました。そっちのほうが強いかな・・・)


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワタシも見ました (akkobyon)
2005-05-13 09:52:59
先日はコメントありがとうございました。

私もこの映画を観ましたが、とても良かった。

独特の雰囲気が流れていましたよね。

よく訪れる商店が、なんとなくいいスパイスになってる感じたんですが、いかがでしょう?
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