無錫さくらんぼ文庫ブログ

中国無錫で絵本の貸出を行っています。活動日は不定期となります!

5月27日 貸出日記

2007-05-29 | 貸出日記
5月第四日曜日の貸出日。最近の無錫はすっかり夏。この日も暑い。

暑いながらも、この日は4人の子ども達とママ友達4人の利用。

7月初めから夏休みに入るので、日本に帰る予定の家の子供達は、すでに心は日本モードに切り替わっているようで、
「夏休みには○○で泳ぐんだ!」とか「虫を取るんだ!」など話している。
それで友好文庫から、夏のお話の絵本を数冊読み聞かせる。

「ぐりとぐらのかいすいよく」や、「こんちゅうの本」など、泳いだり虫取りしたりと、今の子ども達の気持ちにぴったりだったようで、大変盛り上がった読み聞かせだった。

季節にあった絵本というのも、その時の子ども達の関心をすっごく引くんだなあ、と改めて思う。
もうすぐ6月の古本市だ。また新しく本を買う時に参考にしたい。


5月8日 貸出日記

2007-05-08 | 貸出日記
労働節明けの貸出日。最高気温は31度の予報!夏が急にやってきたようだ。

労働節中に何家族かで子ども達同士遊んだのだが、そのうちの一人の男の子が転んで鼻をすりむき、顔に大きなかさぶたを作ってしまっていた。そこで、文庫の本ではないのだが、我が家の本棚にあった『かさぶたくん』(福音館書店)という絵本を貸したのだが、そのお母さんが来館し、「すっごくピッタリの絵本だったよ~!」と話してくれた。
『かさぶたくん』の内容は、血がでるとどうやってその血が固まってかさぶたができるのか、というような人間のからだのしくみを、子どもにもわかりやすく説明してくれているのだが、実際にかさぶたができた子どもにとって、自分の体験に重ねながら読むことができるので、普段より更に興味深く読む事ができるのだろう。

そんな風に、その子どもがちょうど関心を持っている事について、タイムリーにそれに関連する事が書かれた本に出会えたら、きっとその本の内容は忘れられないものになるのだろう。

文庫の本もたくさん増やしていきたいが、お母さん達の中でも、こんな風に手持ちの本を交換しながら、子ども達にいろいろな本を出会わせてあげたいなあ、と思う。