無錫さくらんぼ文庫ブログ

中国無錫で絵本の貸出を行っています。活動日は不定期となります!

Thank you!!

2007-02-28 | 新入荷・蔵書関係

春節休み、日本に帰国。

地元の友人に会った。
友人も我が家と同じ年頃の子ども2人を持っているのだが、子ども達二人とも絵本が好きな様子で、友人宅にはたくさんの本!ちょっとした児童文庫のようだ。

無錫さくらんぼ文庫の話をしたところ、その友人から0~2歳児向けの絵本を約30冊譲り受けた。

どうも有難う!!
友人曰く、もらったりした本もある、という事だが、無錫で大切に読ませてもらいます。

その他、中古本などを帰国中に買って、無錫にまた戻ったところ。
さくらんぼ文庫の本、結構増えてきました。




冬休み企画 まんが日本昔話ビデオ上映会

2007-02-14 | 貸出日記
2月13日(火)は、本来は図書館での貸出日だったが、さくらんぼ文庫に先日寄付された「まんが日本昔話」のビデオ上映会を個人宅で行った。

今どきの無錫の家庭では、ビデオデッキを持っている方は少数派。だからビデオを見ることができない、という声を聞くので、現在ビデオをDVDに変える作業をしているが、ビデオ16巻をDVDにすべて録画し直すのはなかなか一苦労。DVD貸出はもうしばらくお待ち下さい、という事で、今回はビデオデッキ所有の我が家で1巻上映、その後来てくれた子ども達の年齢にあった絵本を数冊読み聞かせ、というスケジュール。

当日、総勢13名の子ども達が集合。
リビングのテーブルを取り払い、テレビの前にみんなで座って上映会開始。
’ぼうや~、よいこだねんねしな’の御馴染みの主題歌が流れると、「これ知ってる~!」やら「見たことある~!」やらの声があがる。

『三年寝太郎』と『ひょうたん長者』2つのお話を見終わった頃、やっぱり小さい子は飽きてしまった様子なので、読み聞かせを始める。

2・3歳向け絵本3冊と「おまえうまそうだな」(宮西達也:ポプラ社)を読む。
遊び始める子もいたが、数人は熱心にお話を聞いてくれて、話が進んでいくと、どんどん前に出てきて絵本を指差したり次のページをめくろうとしたり。
そういえば、私も10何人もの子どもの前で読み聞かせをしたのは初めてだったが、やっぱり子どもは絵本を読んでもらうのが好きなんだなあ、と改めて実感した。

部屋で約1時間過ごしたあと、天気が良かったのでマンションの外へ出て遊んだ。
どうなることかと思ったが、子ども達は楽しく過ごしてくれたようで、まずは成功!

上海虹文庫訪問

2007-02-10 | お知らせ
上海で活動されている児童文庫『上海虹文庫』へ、冬休みに入った息子と一緒に訪問。

無錫発朝8時24分の火車で上海に10時到着。それからタクシーで古北へ移動。10時40分頃に虹文庫へ到着。
部屋に入って、たくさんの絵本に圧倒!蔵書約3000冊という事だが、絵本に児童書、それにたくさんの紙芝居!!

スタッフの方に暖かく迎えて頂いて、蔵書の管理方法・本の購入・貸出の仕組み・イベントなどについて伺う。
その間息子は自分で何冊か本を読んでいたが、そのうち虹文庫で常備されているらしい折り紙をもらって、折り紙の本を見ながら静かに過ごす。

私がお話を伺っている間にたくさんの会員さんが小さな子ども達を連れて本を借りに来た。虹文庫内はたくさんの飾りつけがあり、幼稚園のような雰囲気だ。
この日は読み聞かせのイベントはなかったのだが、何人かのお母さんが自分の子どもに絵本や紙芝居を読み聞かせていた。紙芝居が人気らしい。

会員数も100人以上、先日開設3周年を迎えたという虹文庫。住んでいる日本人家庭の数が上海と無錫では全然違うし、文庫の歴史もまた違う。ため息が出たが、スタッフの方からいろいろお話を伺い、「無理せず続けていく事が大事ですね。」という言葉に納得。

帰りがけにいろいろな資料も頂いて、実りある訪問だったと思う。

「帰るよ~。」と息子に声を掛けると、今まで熱心に読んでいた折り紙の本を持ってきて「おかあさん、この本借りたいよ。」という。
折り紙の本は家にも何冊かあるのに、これがいいの?と聞くと、これがいい、という。
息子がそんなに気に入った本は「伝承おりがみⅣ(福音館書店)」。
さすが福音館書店、折り紙好きの息子の心を掴む何かがきっとあったのだろう。
上海にはめったに来ないから借りられないけど、今度日本で買おうか、と話す。
息子にとってもお気に入りの本に出会った実りある上海訪問だったのかもしれない。

帰り道、無錫さくらんぼ文庫はどこまで育つかなあ、と今はまだ全然少ない蔵書の事を考えながら、いつか虹文庫のように何千冊の蔵書になるかも、と楽しみ半分、急がずゆっくりやっていこうと思った。

上海虹文庫のスタッフの皆さま、大変お世話になりました!