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世界の覚書

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トンデモ系のY染色体論

2005年12月04日 | 天皇制
皇室典範改正勉強会 「Y染色体」の重要性指摘 男子皇族、代々受け継ぐ (産経新聞) - goo ニュース

この連中は何を考えているのか(稲田氏と大原氏を除く)。
日本会議国会議員懇談会(平沼赳夫会長)は29日、国会内で皇室典範改正問題に関する第二回勉強会を開いた。この中で、(中略)「Y染色体」理論をどう考えるべきかが取り上げられた。

「男系の意味をどう理解するか。Y染色体で説明すれば国民の理解は進むのではないか」(自民党の石田真敏衆院議員)
「女性の立場からすると、Y染色体論はむしろ分かりにくい」(同党の稲田朋美衆院議員)

講師の大原康男・国学院大教授「それよりも男系で二千年間継続してきた重み、事実を考えなければならない」

「皇室が成し遂げているのは千数百年にもわたり、ほとんど同じ『Y』を受け継いだということ。われわれが直面しているのは、千数百年もの間純粋に受け継がれてきた『Y』を、いま絶えさせていいのかという問題だ」(動物行動学研究家の竹内久美子氏)

同志社大ITEC(技術・企業・国際競争力研究センター)の蔵琢也研究員(進化生物学)「血のつながりとは、科学的に言えば遺伝子の共有率だ。男子皇族だけに代々受け継がれてきたY染色体は姓や家紋に似ているといえる。しかし、体の細胞に刻印されているという意味で、はるかに強い実体をもつ」さらに「皇室には、(初代)神武天皇以来、Y染色体という刻印が連綿と受け継がれてきた。国民や世界の人々はそれでこそ皇室の中に二千年の歴史の重みを感じる。女系相続は、過去と現在の遺伝的なつながりを断ち切るという意味で間違いだ」と話している。
竹内氏といえば、とんでも系の人物だ。そこで思い出すのは、産経がインテリジェントデザインを肯定するかのごとき記事を載せたことがある件(拙ブログ「産経がインテリジェントデザインを肯定?」9月29日)。これでますます疑惑が深まるが、保守派にとって大事な論客と思われる八木氏は、Y染色体論の本家だが、もはや容認しがたい。彼ら(彼女含め)の主張は、国民からはトンデモ系としか見なされないし、女系容認派に有利にしか作用しないだろう。

万世一姓こそ、問題の本質だ。他姓、つまり他の氏族の男性が入るのであれば、それは紛れもなく王朝交代を意味し、ひとつの王朝の終焉を意味する。そこを国民に訴えるべきだ。

参考:5号館のつぶやき:竹内久美子の「ズバリ、答えましょう」(脱力)6月26日

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